結論:ITIL 4 は「2027年12月まで」と公式に案内されています
先に、いちばん知りたいところだけ書きます。
- ITIL 4 の認定試験と研修は、2027年12月をもって終了予定とPeopleCert公式サイトが案内しています(2026年8月確認)
- いまはまだ受けられます。ITIL 4 と現行世代のITIL ファンデーション(バージョン5)は並行して実施中です
- すでに取得したITIL 4 の資格は失効しません。バージョン5の上位モジュールを受ける際の前提資格としても引き続き有効です
- これから学び始めるなら、現行世代はITIL ファンデーション(バージョン5)です(「ITIL 5」「ITIL V5」とも呼ばれます)
- ITIL 4 有資格者向けには、差分だけを問うITIL ファンデーション Bridge(バージョン5)が用意されています。こちらも2027年12月31日までです
終了は「予定」として案内されているものです。日付は変更されることがあります。お申し込みの前に必ず公式サイトでご確認ください。
ITIL ファンデーション(バージョン5)の問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)
いまの状況を1枚で
| ITIL 4 Foundation | ITIL ファンデーション(バージョン5) | ITIL ファンデーション Bridge(バージョン5) | |
|---|---|---|---|
| 受験できるか | 受験できます | 受験できます | 受験できます |
| いつまで | 2027年12月をもって終了予定 | 現行世代(終了の案内なし) | 2027年12月31日まで |
| 前提資格 | なし | なし | ITIL 4 のいずれかの資格(一部の資格を除く) |
| 問題数 | 40問 | 40問 | 20問 |
| 合格ライン | 65% | 65%(40問中26問) | 65%(20問中13点) |
| 日本語 | 対応 | 対応(2026年5月リリース) | 公式シラバス日本語版あり |
ITIL 4 とバージョン5は、どちらも試験時間60分・合格65%という枠組みは同じです。違いは中身のほうで、ITIL 4とバージョン5の違いに一覧でまとめました。
いま持っているITIL 4 の資格はどうなりますか
失効しません。
PeopleCert公式FAQによると、ITIL 4 の資格はバージョン5の上位モジュールを受ける際の前提資格として引き続き有効です。試験の提供が終わることと、すでに認定された事実が消えることは別の話です。
認定の有効期間そのものは3年で、更新の方法は次のいずれかです。
- CPDポイントの取得(年20ポイント×3年連続で60ポイント)
- 同じITILのスイート内で、別の資格を取得する
- 同じ試験を再受験する
なお、ITIL 4 保有者がバージョン5のいずれかに合格すると、ITIL 4 側も一緒に更新されます。移行と更新を1回で済ませられる、という意味で覚えておく価値のあるルールです。
いまから受けるなら、どちらを選ぶべきか
3つの質問に順番に答えれば決まります。
質問1:勤務先や案件が、版を指定していますか?
指定があるなら、それに従ってください。ここが最優先です。研修受講の実績や、社内制度の要件が「ITIL 4」と書かれているケースは、まだしばらく残ります。
質問2:これから学び始めるところですか?
白紙から始めるなら、バージョン5をおすすめします。
理由は2つです。①ITIL 4 は2027年12月をもって終了予定なので、いま学んでも学び直しの機会が数年内に来ること。②バージョン5のほうが暗記の総量が少ないことです。ITIL 4 では試験の60%が個別プラクティス(インシデント管理の目的、変更実現の目的……)の内容でしたが、バージョン5ではこの部分が出題範囲から外れています。
質問3:すでにITIL 4 を持っていますか?
急いで受け直す必要はありません。取得済みの資格は有効なままです。
そのうえで、バージョン5の内容を確認したいなら選択肢は2つあります。
- ITIL ファンデーション Bridge(バージョン5) ── 20問の短い試験。「バージョン5で新たに導入された、変更された、または拡張された概念にのみ焦点を当てており、ITIL 4 ファンデーションから変更のないトピックについては再評価を行いません」と公式に範囲が宣言されています。2027年12月31日まで
- ITIL ファンデーション(バージョン5)を通しで受ける ── 前提資格が不要で、期限もありません
Bridgeは前提資格が要ります(ITIL 4 のいずれかの資格。ただしAcquiring and Managing Cloud ServicesとSustainability in Digital and ITは除きます)。期限がある選択肢であるという点は、判断に入れておいてください。
「終了予定」をどう受け止めるか
3つだけ押さえておけば十分です。
- 駆け込みで急ぐ必要はありません。2026年8月時点で、終了予定まで1年以上あります
- ただし「あとで決める」の先送りは、選択肢を減らします。特にBridgeは期限つきの選択肢です
- 日付は変わることがあります。予定として案内されているものなので、申し込みの直前に必ず公式サイトを見てください
資格道場ではITIL 4 とバージョン5の問題集を両方そのまま用意しています。終了予定が案内されたからといって、ITIL 4 側を引き上げることはしません。受ける版を自分で選べる状態を保つのが、読者にとって正しい形だと考えているためです。
よくある質問
Q. ITIL 4 はいつまで受けられますか?
PeopleCert公式サイトは「ITIL 4 の認定試験と研修は、2027年12月をもって終了いたします」と案内しています(2026年8月確認)。現時点では受験できます。日付は変更される可能性があるため、お申し込みの前に公式サイトでご確認ください。
Q. ITIL 4 の資格は、終了後に無効になりますか?
なりません。試験の提供が終わることと、取得済みの認定が失効することは別です。ITIL 4 の資格は、バージョン5の上位モジュールを受ける際の前提資格としても引き続き有効です。
Q. ITIL 4 を勉強中です。このまま続けるべきですか?
学習がすでに進んでいて、2027年12月より前に受験できる見込みがあるなら、そのまま進めて問題ありません。逆に、まだ始めたばかり・受験時期が読めないという状態なら、バージョン5へ切り替えたほうが結果的に近道です。範囲の重なりは大きいので、ここまでの学習が無駄になることはありません。
Q. Bridgeと通常のバージョン5、どちらを受けるべきですか?
ITIL 4 を持っていて、差分だけ確認できればよいならBridge(20問)が短く済みます。ただしBridgeは2027年12月31日までという期限があり、前提資格も必要です。期限を気にせず進めたい、あるいは全体をもう一度整理し直したいなら、通常のITIL ファンデーション(バージョン5)のほうが素直です。
Q. ITIL 4 とバージョン5、両方を持つ意味はありますか?
制度上は可能ですが、入口の認定を2つ重ねる実益は限られます。すでにITIL 4 を持っているなら、次の一歩は上位モジュールか、Bridgeによる現行世代への追随のどちらかになります。
Q. 資格道場のITIL 4 問題集は、いつまで使えますか?
そのまま販売と提供を続けています。買い切りなので、購入後に月額の課金は発生しません。内容を改定した場合も、追加料金なしで最新版をご利用いただけます。
まとめ
- ITIL 4 の認定試験と研修は2027年12月をもって終了予定(PeopleCert公式・2026年8月確認)
- いまは受けられる。ITIL 4 とバージョン5は並行して実施中
- 取得済みのITIL 4 の資格は失効しない。上位モジュールの前提資格としても有効
- これから学び始めるならバージョン5 ── 学び直しが来ないうえ、暗記の総量も少ない
- ITIL 4 有資格者にはBridge(20問)という差分試験。ただし2027年12月31日まで
- 日付は変更されることがある。申し込み直前に公式サイトを確認する
資格道場の使い方
どちらの版を選んでも、やることは変わりません。用語を正確に押さえ、問題形式に慣れることです。
資格道場では、ITIL 4 とITIL ファンデーション(バージョン5)の問題集を両方、オリジナルで用意しています。どちらも会員登録もログインもなしで50問を解けるので、範囲の手触りを比べてから決められます。
- ITIL ファンデーション(バージョン5)の問題を、登録なしで50問解いてみる / 問題集はこちら
- ITIL 4 Foundationの問題を、登録なしで50問解いてみる / 問題集はこちら
- 試験概要の比較は バージョン5のガイド / ITIL 4 のガイド
あわせて読みたい
- ITIL V5とは?ITIL ファンデーション(バージョン5)の全体像
- ITIL 4とバージョン5の違い ── 変更点を一覧で
- ITIL ファンデーション(バージョン5)の出題形式と勉強法
- ITIL 4 Foundationの勉強法と試験概要
- ITIL 4 Foundationは独学で受かる|勉強時間の割り振りと進め方
参考(一次情報・すべて2026年8月確認)
- PeopleCert 日本公式サイト(イベント・お知らせ)── 「ITIL 4 の認定試験と研修は、2027年12月をもって終了いたします」
- PeopleCert 受験者向けFAQ 日本語版 ── ITIL 4 の終了、ITIL 4 資格の前提資格としての有効性、認定の有効期間3年と更新方法、日本語版の2026年5月リリース
- PeopleCert ITIL ファンデーション Bridge(バージョン5)公式シラバス日本語版 v5.0 ── 20問・合格65%・前提資格・2027年12月31日までという提供期限・出題範囲の宣言
- PeopleCert 公式シラバス日本語版 v5.0(2026年2月)── バージョン5の試験仕様と出題比重
※ ITIL® は AXELOS Limited(PeopleCertグループ)の登録商標です。資格道場は特定の団体から承認・提携を受けていない、独立した学習サービスです。終了予定日を含め、試験の実施形式・提供期限は変更されることがあります。お申し込みの前に必ずPeopleCert公式サイトで最新情報をご確認ください。