そもそもAZ-900に「過去問」が存在しません
- AZ-900(Microsoft Azure Fundamentals)に、過去問道場のような無料の過去問サイトはありません
- 理由は単純です。Microsoftが試験問題を公開していません。公開されていないものから、誰も過去問サイトを作れません
- これは慣習ではなく、Microsoft Credentials Program Agreement(Microsoft資格プログラム契約)に明記された取り決めです
- ネット上で「AZ-900の過去問」を名乗るものは、正確性が保証されないだけでなく、規約に反して流出した内容である可能性があります
「探し方が悪いのかな」と時間を使う必要はありません。無いものを探しているだけなので、早めに切り上げて公式の演習に移るのが正解です。
AZ-900の問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)
なぜIPAの試験には過去問道場があって、AZ-900には無いのか
この違いは「試験問題を主催者が公開しているかどうか」の一点で決まります。
まず情報処理技術者試験(IPA)の側です。IPAは過去の試験問題を隠していません。自ら公開しています。2026年8月13日時点の公開ページには、筆記試験について2009年度〜2025年度の「問題冊子・配点割合・解答例・採点講評」が掲載されています。利用条件もこう明記されています。
当機構で公表している過去の試験問題の使用に関し、法令に特別の定めがある場合を除き許諾や使用料は必要ありません。
主催者が問題を公開し、しかも自由に使ってよいと言っているため、第三者が無料の過去問演習サイトを作れます。過去問道場のようなサービスが成立するのは、この土台があるからです。
Microsoftの側に、その土台はありません。 受験者が同意する「Microsoft Credentials Program Agreement」には、試験内容(Evaluation Related Information)の扱いに次の3つの制限が明記されています。
- 試験内容は機密情報である:原文は次のとおりです 「Confidential Information includes Program Content (including Evaluation tasks, questions, answers, computations, diagrams, drawings, worksheets, lab environments and other content and Evaluation Related Information)...」 (機密情報には、試験の課題・設問・解答などのProgram Contentが含まれる)
- 複製・配布・公開・転記が禁止:原文は次のとおりです 「You will not... distribute, copy, display, publish, summarize, photograph, record, download, transmit or post Licensed Content or any other Evaluation Related Information.」 (試験内容の配布・複製・公開・要約・撮影・記録・転送・投稿を禁じる)
- 第三者への提供も禁止:同条項は次の行為も明確に禁じています 「sublicense, assign, distribute, publish, transfer or otherwise make Licensed Content available to third parties」
つまりAZ-900を受験する人は、試験内容を撮影・記録・投稿することも、第三者に提供することも、規約で禁じられています。「AZ-900版の過去問道場」が現れないのは、正規のルートで問題が手に入らないからです。
ここは実利の話でもあります。「AZ-900 過去問」を名乗るサイトの内容は、出典も正誤も担保がありません。AZ-900は出題範囲が定期的に小改訂されます(2026年も1月・7月に改訂)。古い内容のまま覚えると、本番で誤答につながります。
代わりに使えるMicrosoft公式の演習(2026年8月13日確認)
過去問が無くても、Microsoftは公式の練習材料を用意しています。まず無料のものから使い切るのが正解です。
無料で使えるもの
| 名称 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| Practice Assessment(練習用評価) | Microsoft公式の練習問題。「出題スタイル・言い回し・難易度の傾向をつかめる」と公式が説明 | 無料 |
| Exam Sandbox(試験の体験版) | 本番と同じUIで、出題形式に慣れるためのデモ環境 | 無料 |
| AZ-900公式ラーニングパス(3本) | クラウドの概念/Azureアーキテクチャとサービス/Azureの管理とガバナンスを扱う学習コンテンツ | 無料 |
| 公式スタディガイド(Exam study guide) | 出題領域・配点比率の一覧 | 無料 |
いずれもMicrosoft Learnの認定ページから利用できます。
スタディガイドは最初に必ず読んでください。 出題領域と配点比率が明記されているので、学習範囲を無駄に広げずに済みます。
公式演習の弱点は「量」と「解説の深さ」です
Practice Assessmentは「出題スタイルをつかむための見本」という位置づけです。公式ページも「likelihood of passing(合格の可能性を高める)」ための準備の一部と説明しています。本番の問題数は公式に明記がありません。受験記では40〜60問程度とされています。練習用評価だけを繰り返し解いて弱点を潰しきるには、量として心もとないのが率直なところです。
公式の練習用評価を解き終えても、量はまだ足りません。そこで姉妹サイトの「IT資格 無料解き放題」を使う手もあります。公式教材と有料の問題集のあいだを埋める使い方に向いています。
AZ-900の試験の枠組み(2026年8月13日確認)
演習の設計をする前に、土俵を見ておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals |
| 合格点 | 700点(1000点満点中) |
| 試験時間 | 45分(Microsoft公式ページの明記) |
| 受験料 | 受験する国・地域により決定されるため、公式ページに具体額の記載なし |
| 受験言語 | 日本語を含む13言語(英語・日本語・簡体中国語・韓国語・スペイン語・ドイツ語・フランス語・インドネシア語・アラビア語・繁体中国語・イタリア語・ポルトガル語ほか) |
| 再受験 | 不合格でも24時間後に再受験可(以降は間隔が伸びる) |
| 出題領域 | クラウドの概念/Azureのアーキテクチャとサービス/Azureの管理とガバナンスの3ドメイン |
出題範囲の配点比率は、最大が「Azureのアーキテクチャとサービス(35〜40%)」です。まずここを厚くするのが得点効率のいい配分になります。
「過去問が無い試験」の演習のコツ
過去問がある試験と同じ勉強法は、AZ-900では通じません。切り替える点は3つです。
- 問題文を覚えるのではなく、サービスの役割を1行で言えるようにする。 Microsoftの認定試験は改訂サイクルが早く、「見たことがある問題」を武器にする戦略は長持ちしません。「このサービスは何のために存在するか」を説明できる状態が、そのまま得点になります
- 似たサービスの取り違えを潰す。 仮想マシンとApp Service、Blob StorageとFile Share のように「似ているが用途が違う」組み合わせが頻出です。正解の選択肢だけでなく、他の選択肢が「なぜ違うのか」まで押さえます
- 配点比率どおりに演習量を配分する。 「Azureのアーキテクチャとサービス」が最大の35〜40%です。全ドメインを均等に演習すると、時間の配分で損をします
よくある質問
Q. AZ-900に過去問道場はありますか?
ありません。Microsoftは試験問題を公開していません。Microsoft Credentials Program Agreementは、試験内容(設問・解答を含むProgram Content)を機密情報と定めています。複製・配布・公開・第三者への提供も禁止しています。そのため第三者が過去問サイトを作れません。
Q. なぜ情報処理技術者試験には過去問道場があるのですか?
IPAが自ら過去の試験問題と解答例を公開しているためです。その使用についても「許諾や使用料は必要ありません」と明示しています。主催者が公開しているかどうかが、Microsoftとの決定的な違いです。
Q. ネットで見つけた「AZ-900過去問」を使ってもいいですか?
おすすめしません。Microsoft Credentials Program Agreementは、試験内容の複製・配布・公開・転送・投稿を明確に禁じています。内容の正確性にも、出題範囲の新しさにも担保がありません。改訂前の古い範囲を覚えてしまうこともあります。
Q. Microsoft公式のPractice Assessmentは無料ですか?
無料です。アカウントがあればMicrosoft Learnの認定ページから受けられます。ただし公式も「出題スタイルをつかむためのもの」という位置づけで説明しています。量をこなす演習としては足りません。
Q. AZ-900は日本語で受けられますか?
受けられます。Microsoft公式ページの受験言語に日本語が含まれています(2026年8月13日確認)。
Q. AZ-900の試験時間は何分ですか?
45分です。Microsoft公式の認定ページに明記されています。問題数は公式に明記がありません。受験記では概ね40〜60問とされています。
この記事で確かめた6つの事実
- AZ-900に過去問道場のような過去問サイトはありません。 Microsoftが試験問題を公開していないためです
- Microsoft Credentials Program Agreementは試験内容(設問・解答を含むProgram Content)を機密情報と定めています。複製・配布・公開・第三者提供は認められません
- IPAの試験に過去問サイトがあるのは、IPA自身が問題を公開し、使用に許諾も使用料も不要としているためです。この違いが決定的です
- 公式の無料演習はPractice Assessment・Exam Sandbox・3本のラーニングパス・スタディガイドの4つです。まずここを使い切ります
- ただし公式教材だけでは量が足りません。「出題スタイルをつかむもの」という位置づけなので、量をこなす演習としては別教材が必要です
- AZ-900は合格点700点・試験時間45分です。配点は「Azureのアーキテクチャとサービス(35〜40%)」が最大になります
資格道場の使い方
はっきり書きます。資格道場のAZ-900問題集は「過去問」ではありません。 AZ-900の本番の問題は公開されておらず、資格道場はそれを入手も掲載もしていません。公式の出題範囲から、100%オリジナルで作成した問題集です。
過去問が存在しない試験では、これが唯一まっとうな演習の形になります。そのうえで、量と解説で本番に届かせる設計にしました。
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会員登録もログインもなしで50問を解けます:本物の問題で手触りを確かめてから決めてください
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1問ずつ正誤と解説を確認できます。誤答した選択肢については「なぜそれが違うのか」まで読めます
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択一に加え「2つ選べ」等の複数選択も収録。出題範囲の配点比率に沿って収録しているので、演習の配分がそのまま本番の配分になります
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購入は買い切りで、月額の課金はありません。出題範囲が改定された場合も追加料金なしでそのまま使えます
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参考(一次情報)
- Microsoft Credentials Program Agreement (Program Content・Evaluation Related Informationが機密情報である旨、複製・配布・公開・第三者提供の禁止)
- Microsoft Certified: Azure Fundamentals(認定ページ) (試験時間45分・Practice Assessment・Exam Sandbox・受験言語・受験料は地域により決定・再受験ポリシー)
- 情報処理技術者試験 過去問題ページ(IPA) (2009年度〜2025年度の問題冊子・配点割合・解答例・採点講評の公開と、使用に許諾・使用料が不要である旨)
※ この記事は2026年8月13日にMicrosoftおよびIPAの公式ページを直接確認して作成しています。試験仕様・受験料・提供される学習リソースは変更されることがあります。 お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。