なぜPing-tにAZ-900がないのか
Ping-tはネットワーク・Linux系(CCNA、Linux技術者認定など)やAWS認定に強い問題演習サイトです。残念ながら2026年7月現在、AZ-900(Microsoft Azure Fundamentals)はPing-tの対応資格に含まれていません。
Ping-tの強みは「ひたすら問題を解く」スタイルで、特にネットワーク・インフラ系の基礎固めには抜群です。しかしMicrosoftクラウド系の資格はPing-tのカバー範囲外なので、AZ-900の勉強でPing-tを探しても見つからないのは仕様です。
ではどうするか。代替手段は複数あります。ひとつずつ具体的に見ていきましょう。
公式の無料演習:Microsoft Learnの練習用評価
最初に使うべきはMicrosoft Learnの**練習用評価(Practice Assessment)**です。Microsoftが無料で公開しており、アカウント登録不要で使えます。
- URL:
learn.microsoft.comのAZ-900認定ページから「練習用評価を開始する」 - 問題数:60問前後(定期的に更新)
- 解答後に解説と公式ドキュメントへのリンクが表示される
- 本番試験の出題形式(単一選択・複数選択・組み合わせ)を体験できる
本番では37〜45問が出題されますが、練習用評価は本番と同じ形式で構成されています。「AZ-900 公式 模擬試験」と検索するとサードパーティが上位に出やすいので、必ずlearn.microsoft.comのURLを確認してから使ってください。
練習用評価の使い方
- 一通り解く(答えを覚えようとせず、まず自分の理解度を測る)
- 不正解の問題の解説を読む
- 解説内の「詳細」リンクでMicrosoft Learnの学習モジュールを確認する
- 学習後にもう一度解いて定着を確認する
無料学習コンテンツ:Microsoft Learnのラーニングパス
AZ-900専用のラーニングパスが3本用意されています。
- Microsoft Azureクラウドの概念の説明(クラウドの基礎・サービスモデル)
- Azureアーキテクチャとサービスの説明(コンピューティング・ネットワーク・ストレージ・AI系)
- Azureの管理とガバナンスの説明(コスト管理・ポリシー・モニタリング)
この3本が試験出題範囲に対応しています。各モジュールの末尾には小テストがあり、理解度を確認しながら進められます。動画・テキスト混在型で、日本語翻訳でも読めます。
有料の演習問題集:Udemyの使い方
無料教材だけでは演習量が足りないと感じたらUdemyの問題集が選択肢になります。
- 6〜7回分・420問前後の問題集が複数あり、価格は1,500〜2,500円程度(セール時はさらに安い)
- 2026年の試験内容にアップデートされているコースを選ぶ(タイトルに「2026年版」と記載があるか更新日を確認)
- 30日間返金制度があるため、内容が合わなければ返金できる
選ぶ際のポイント:
- 受講者数と最終更新日を確認する(2025年以前の更新のものは試験範囲が古い可能性がある)
- 解説の充実度を重視する(正解を示すだけでなく、なぜその選択肢が正解かを説明しているもの)
参考書と付属問題集
独学で体系的に学びたい場合は書籍も有効です。市販のAZ-900対策書籍はテキスト+問題集の一体型が多く、各章末に演習問題・巻末に模擬試験1〜2回分が付属するタイプが一般的です。
書籍を買う前に確認すること: AZ-900は英語版の試験が先に更新されます。日本語版への反映は通常8週程度遅れるため、書籍の版と試験の更新日を照合してから購入してください。古い版には廃止された出題範囲が含まれることがあります。
効率的な学習の進め方
以下の順序が最も無駄が少ないです。
ステップ1:試験範囲を把握する(1日)
Microsoft LearnのAZ-900学習ガイドを読み、試験の3領域と配点比率を頭に入れます。
- クラウドの概念:25〜30%
- Azureアーキテクチャとサービス:35〜40%
- Azureの管理とガバナンス:30〜35%
ステップ2:ラーニングパスで知識をインプット(5〜10日)
Microsoft Learnの3本のラーニングパスを、各モジュールの小テストをクリアしながら進めます。全体で15〜20時間程度が目安です。
ステップ3:練習用評価で弱点を特定(2〜3日)
全問解いて正答率が低い分野に戻ります。「管理とガバナンス」はコスト計算ツールやポリシーの名称が多く、苦手意識を持つ人が多い領域です。
ステップ4:Udemyや参考書で演習量を積む(5〜7日)
模擬試験を繰り返し解き、本番試験の流れと時間配分に慣れます。45分で37〜45問なので1問あたり1分程度が目安です。
当サイト「資格道場」でもAZ-900の出題傾向を踏まえた演習問題を提供しています。Microsoft Learnの練習用評価と組み合わせて使うと、分野別の弱点補強がしやすくなります。
よくある質問
Q. AZ-900の受験料はいくらですか?
通常の受験料は**13,200円(税込)**です。ただしMicrosoftが定期開催している「Azure Virtual Training Day: Azureの基礎」という無料オンラインセミナーに参加すると、受験費用が無料になる特典を受け取れることがあります。開催スケジュールと条件はMicrosoft Learnの公式サイトで要確認です。
Q. 試験に落ちたらいつから再受験できますか?
不合格から24時間後に再受験が可能です。2回目に不合格だった場合は14日間の待機が必要で、その後は14日ごとに再受験できます(年間5回まで)。詳細な再受験ポリシーはMicrosoft公式の「試験の再受験ポリシー」ページで必ず確認してください。
Q. 合格後の資格の有効期限はありますか?
AZ-900のような「Fundamentals」レベルの資格は有効期限がありません。一度取得すれば更新不要です。上位の「Associate」「Expert」レベルの資格(例:AZ-104など)は毎年更新が必要ですが、AZ-900は対象外です。
Q. AZ-900と情報処理技術者試験(ITパスポートなど)はどちらを先に取るべきですか?
目的によります。国内の就職・転職でIT基礎力を示したいならITパスポートが有利なケースもあります。クラウドやAzureの実務に進みたいならAZ-900から始めるほうが直結します。両者は別の価値を持つため、どちらかを取ったからもう一方が不要になるわけではありません。AZ-900は日本語受験が選択できます。
Q. 試験は自宅で受験できますか?
はい。Pearson VUEのオンライン監視(OnVUE)を使えば自宅での受験が可能です。当日は静かな個室・本人確認書類(パスポートまたは運転免許証)・安定したインターネット接続が必要です。試験前に動作確認ツールで環境チェックを済ませておくことを強く推奨します。テストセンターでの受験も引き続き選択できます。