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AZ-900の問題集おすすめ|選び方と使い方

AZ-900(Microsoft Azure Fundamentals)は、Azureの基礎を体系的に問うマイクロソフト公式の入門資格です。出題範囲は広くないものの、用語の正確な理解と、Azureサービスの「どれが何のためのものか」を結びつける問題が多く、テキストを読むだけでは合格ラインに届きにくい試験です。そこで効くのが問題集による反復演習。本記事では、AZ-900の問題集の選び方と、Ping-t・Udemy・市販書籍の使い分けを、最新の出題傾向を踏まえて整理します。

まず押さえるべき最新の出題傾向(2026年)

問題集を選ぶ前に、AZ-900の現状を確認しておきます。

  • 出題比率(Microsoft公式 Study Guide):
    • クラウドの概念 … 25〜30%
    • Azureアーキテクチャとサービス … 35〜40%
    • Azureの管理とガバナンス … 30〜35%
  • 2025年1月にスキルアウトラインが大きく改訂され、Azure AI関連サービス(Azure AI Foundry、Azure OpenAI Service、Responsible AIの原則など)の比重が増加しました。
  • 英語版は2026年7月20日に更新予定で、今後さらに細かな調整が入る可能性があります。

ここで重要なのは、2024年以前に作られた問題集にはAI領域の問題がほぼ入っていないという点です。古い書籍やフリー問題サイトだけで対策すると、本番で初見の問題群に当たって動揺します。問題集を選ぶときは、まず「2025年改訂以降に更新されているか」を必ず見てください。

問題集を選ぶ4つの基準

AZ-900向けの問題集は数多くありますが、選定基準はこの4つに絞れます。

  1. 改訂対応:2025年1月以降の出題範囲(特にAI領域)に対応しているか。
  2. 解説の質:選択肢ごとに「なぜ正解/不正解か」が書かれているか。正解番号と一言コメントだけの問題集は避ける。
  3. 本番形式への近さ:単一選択だけでなく、複数選択、ドラッグ&ドロップ、ケーススタディ風の長文問題まで含むか。
  4. 量より反復しやすさ:1問あたりの粒度が揃っていて、間違えた問題だけを抽出して回せるか。

特に③は軽視されがちです。AZ-900本番は1問あたり1分強で判断するペース配分が必要で、テキスト精読型の対策だけでは時間切れになりやすい。「本試験と同じ形式で、同じ時間配分で解く経験」を何回積めるかが合否を分けます。

主要な問題集の特徴と使い分け

Ping-t(Web問題集)

Web完結型の定番。AZ-900は2026年現在、無料で利用できる範囲が広いのが強みです。

  • 強み:選択肢ごとの解説が丁寧。間違えた問題のみを抽出して回す「分野別」「未正解のみ」の絞り込みが優秀。スマホで隙間時間に回せる。
  • 弱み:問題形式が単一選択中心で、本番のドラッグ&ドロップやケース問題の感覚は身につきにくい。
  • 使い方:**学習の前半〜中盤の「知識を定着させるフェーズ」**で使う。全分野を最低2周、銀(一度正解)ではなく金(連続正解)状態まで持っていく。

Udemy(動画+模擬試験)

Scott Duffy氏や日本人講師による模擬試験講座が定番で、セール時に1,500〜2,500円程度で買えます。

  • 強み:本番形式に近い模擬試験6〜10セットが手に入る。時間制限付きで通しで解けるため、ペース配分の練習になる。AI領域に対応済みの講座が増えている。
  • 弱み:講座によって質にばらつきがある。古いまま放置されているものは要注意。購入前に「最終更新日」と「2025年改訂対応」のレビューを必ず確認する。
  • 使い方:学習の終盤、Ping-tで知識を固めた後に模擬試験を時間を計って解く。1回目は実力測定、2回目以降は間違えた問題の選択肢を全部説明できるまで潰す。

市販書籍(徹底攻略・合格対策 など)

『徹底攻略 Microsoft Azure Fundamentals 教科書+問題集 AZ-900』などが代表格。

  • 強み:体系立った解説と用語の定義がしっかりしている。初学者がAzureの全体像を掴む土台として優秀。巻末問題と特典のWeb模擬試験が付くものが多い。
  • 弱み:紙の特性上、改訂サイクルが遅い。奥付の刷年と「AI関連の記述があるか」を立ち読みで確認してから買う。
  • 使い方:いきなり問題集に入る前のインプット用。Ping-tと併走させ、間違えた分野の章を読み直す参照書として使う。

おすすめの組み合わせと進め方(目安2〜4週間)

学習時間が取れる人向けの王道ルートはこれです。

  1. 1週目:市販書籍 or Microsoft Learn の公式ラーニングパスで全体像をインプット。
  2. 2週目:Ping-tで全分野を2周。間違えた問題は解説を音読する。
  3. 3週目:Udemyの模擬試験を1回目通しで解く(時間計測)。間違えた分野をPing-tと書籍で復習。
  4. 本番直前:Udemy模擬試験を全問正解できる状態まで仕上げる。AI領域・コスト管理(TCO/料金計算ツール)・ガバナンス(Azure Policy、RBAC、Microsoft Entra ID)は出題比率が高いので最後にもう一度通す。

「Ping-tだけで受かった」という体験談もありますが、それは形式慣れを別の場所(業務経験など)で済ませている人のケースです。未経験から受けるなら、形式慣れ=模擬試験の枠を必ず確保してください。

問題集を解くときの3つのコツ

  • 正解した問題も、他の選択肢がなぜ違うかを言語化する。AZ-900は紛らわしい選択肢で削らせる作りなので、消去法の精度が点数を押し上げます。
  • 用語は日本語と英語の両方で覚える。試験中の表示言語切替で、訳が不自然な設問は原文を確認すると意味が通ることがあります。
  • 間違えた問題は付箋を立てて3日後にもう一度解く。1周目で完璧を目指さず、3周回す前提でテンポよく進める方が定着します。

まとめ

AZ-900の問題集選びは、「2025年改訂対応」「解説の厚さ」「本番形式の模擬試験を含むか」の3点で決まります。Ping-tで知識を固め、Udemyの模擬試験で形式とペース配分に慣れ、書籍を辞書代わりに使う──この組み合わせが、最短で合格ラインに乗せるルートです。

なお、当サイト「資格道場」でもAZ-900の演習問題を分野別・本番形式の両方で提供しています。Ping-tやUdemyと併用する1ツールとして、苦手分野の総仕上げにご活用ください。