結論:AZ-104は「読む」より「作って壊す」時間を確保する
AZ-104(Microsoft Azure Administrator)の勉強時間は、一般に60〜120時間程度、期間にして1〜2か月ほどと言われることが多い試験です。AZ-900である程度Azureの基礎に触れていれば短縮できますが、未経験から挑む場合は範囲の広さを踏まえてもう少し見込んでおくと安心です。公式の基準ではないため、目安として扱ってください。
この時間の使い方には、AZ-900とは決定的に違う点があります。AZ-104は「アドミニストレーター」向けの試験らしく、Azureポータルだけでなく、PowerShell・Azure CLI・ARMテンプレートやBicepといった複数の操作手段を横断して問われます。
そのため、実際に無料枠やサンドボックス環境でリソースを作成・変更してみる経験が、座学だけの対策より効いてきます。読む時間と同じくらい、触る時間を確保してください。読んだだけで通る試験ではありません。
AZ-104の問題演習はこちら →(第1回の模試は無料の会員登録ですぐ解けます)
試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | AZ-104: Microsoft Azure Administrator |
| 認定名 | Microsoft Certified: Azure Administrator Associate |
| 運営 | Microsoft |
| 問題数 | 固定数は非公表(Microsoft認定試験は通常40〜60問程度と公式に案内) |
| 試験時間 | 100分(Microsoft公式ページで明記。着席全体の時間は本試験固有には公表されていません) |
| 合格ライン | 700点(1,000点満点のスケールスコア) |
| 試験言語 | 日本語で受験できます(英語ほか多言語に対応) |
| 受験方法 | ピアソンVUE経由(テストセンターまたは自宅オンライン) |
| 認定の有効期間 | 12か月(無料のオンラインアセスメント合格で更新可能) |
受験料は受験する国・地域により決定されるため、Microsoft公式ページに具体的な金額の記載はありません。Associate/Expertレベル試験全般の目安として、Microsoft公式FAQは「通常US$165程度(実際の価格は受験する国・地域の通貨に応じて決定)」としています(2026年7月確認)。受験料は変更されることがあります。日本円での実際の金額は、ピアソンVUEのお申し込み画面でご確認ください。
出題形式は選択式を中心としたCBTです。Associate/Expertレベルの試験全般では選択式に加えドラッグ&ドロップ・ケーススタディ・ラボ(実機操作)なども使われることがありますが、本試験固有にどの形式が出るかはMicrosoftの方針として事前公表されません。試験当日の案内画面でご確認ください。
5分野の配点
| 分野 | 配点 |
|---|---|
| Azure ID とガバナンスの管理 | 20〜25% |
| Azure コンピューティングリソースのデプロイと管理 | 20〜25% |
| ストレージの実装と管理 | 15〜20% |
| 仮想ネットワークの実装と管理 | 15〜20% |
| Azure リソースの監視と保守 | 10〜15% |
配点比率はMicrosoft公式の学習ガイド(2026年4月17日適用版 skills measured)によります。
「Azure ID とガバナンスの管理」と「Azure コンピューティングリソースのデプロイと管理」が並んで最重要で、合わせて4割前後を占めます。ただしストレージ・仮想ネットワークも15〜20%あり、5分野すべてで一定の得点を確保する意識で進めるのが安全です。
「監視と保守」は配点こそ最小(10〜15%)ですが、バックアップやAzure Site Recoveryなど実務上重要な項目を含みます。最後に流し読みして終わり、にはしないでください。
60〜120時間の配分プラン
第1段:ID とガバナンス(全体の25%前後)
配点の一角であり、かつ他分野の理解の前提になる分野です。ロールの割り当て、スコープ、ポリシー、タグ、リソースロック── ここが曖昧だと、他分野の設問で「誰がこの操作をできるのか」が判断できません。最初に置いてください。
実機で確認すべきは、スコープを変えたときに権限がどう変わるかです。管理グループ・サブスクリプション・リソースグループ・リソースという階層のどこに割り当てたかで挙動が変わる、という感覚は、画面で試すのが一番早く身につきます。
第2段:コンピューティング(全体の25%前後)
もう一方の最大配点です。仮想マシン、スケールセット、コンテナ、App Service。ここで問われるのは「作れるか」だけでなく、サイズ変更・ディスク・可用性の考え方です。
この分野はARMテンプレートとBicepの読み書きが絡んできます。ゼロから書ける必要はありませんが、与えられたテンプレートを読んで「これは何を作るのか」「どこを変えれば要件を満たすか」が分かる水準までは持っていってください。
第3段:ストレージ(15〜20%)と仮想ネットワーク(15〜20%)
合わせて3〜4割になる、無視できない2分野です。
ストレージは冗長性オプション(どのレベルで何が複製されるか)とアクセス制御(SASトークン・アクセスキー・ファイアウォール)が中心。仮想ネットワークはサブネット設計、ピアリング、NSG、プライベートエンドポイント、ロードバランサー。
どちらも「名前は聞いたことがあるが、違いを説明できない」状態になりやすい領域です。似たものを並べて比較表を自分で作るのが効きます。
第4段:監視と保守(10〜15%)
Azure Monitorのメトリックとログ、アラートルール、バックアップ、Azure Site Recovery。配点は最小ですが、「障害が起きたときに何が復旧できるか」という観点で覚えると定着します。
仕上げ方 ── 曖昧な理解が炙り出される場所
仕上げには模試形式の問題演習が向いています。実務経験があっても、Azure Policy・タグ・リソースロックといったガバナンス周りの細部や、ストレージの冗長性オプションなど、意外と曖昧なまま覚えている項目が炙り出されるはずです。
合格ラインは700点(1,000点満点のスケールスコア)です。スケールスコアのため模試の正答率と単純比較はできませんが、5分野それぞれで安定して取れているかを分野別に確認してください。総合の正答率だけを見ていると、配点15〜20%の分野が丸ごと弱いまま本番に行くことになります。
AZ-900を持っている人が短縮できる部分・できない部分
短縮できる部分 ── Azureの用語、サービス名と役割の対応、サブスクリプション・リソースグループといった基本構造。ここはAZ-900で一度通っていれば読み直すだけで済みます。
短縮できない部分 ── PowerShell・Azure CLI・ARM/Bicepの操作、権限設計の細部、ネットワークとストレージの構成オプション。AZ-900は「説明できる」ことを問う試験だったのに対し、AZ-104は構成そのものを問います。ここは新規に時間を積む必要があります。
つまり、AZ-900経験者が短縮できるのは主に導入部分です。中盤以降の実装領域は、経験の有無にかかわらず同じだけ時間がかかると考えて計画を立ててください。
よくある質問
Q. AZ-104の勉強時間はどれくらいですか?
一般的な目安は60〜120時間程度、期間にして1〜2か月ほどと言われることが多い試験です。公式の基準ではないため、目安として扱ってください。AZ-900で基礎に触れていれば短縮できますが、未経験からの場合は範囲の広さを踏まえて多めに見込んでおくと安心です。
Q. AZ-104は日本語で受験できますか?
できます。日本語のほか、英語ほか多言語に対応しています。
Q. AZ-104の合格点と試験時間は?
合格ラインは700点(1,000点満点のスケールスコア)、試験時間は100分です。問題数は固定数が非公表で、Microsoft認定試験は通常40〜60問程度と公式に案内されています。
Q. ラボ(実機操作)の出題はありますか?
本試験固有の「ラボ出題の有無」はMicrosoftの方針として事前公表されません。Associate/Expertレベルの試験全般では選択式に加えてドラッグ&ドロップ・ケーススタディ・ラボなどが使われることがあります。試験当日の案内画面でご確認ください。
Q. 取得後の更新は必要ですか?
必要です。認定の有効期間は12か月で、無料のオンラインアセスメントに合格することで更新できます。
Q. 受験料はいくらですか?
受験する国・地域により決定されるため、Microsoft公式ページに具体的な金額の記載はありません。Associate/Expertレベル試験全般の目安として、Microsoft公式FAQは通常US$165程度としています(2026年7月確認)。日本円での実際の金額はピアソンVUEのお申し込み画面でご確認ください。
まとめ
- 勉強時間の目安は60〜120時間・1〜2か月(公式基準ではない)
- 試験時間100分・合格ライン700点(1,000点満点のスケールスコア)・日本語受験可
- 配点は**IDとガバナンス20〜25%とコンピューティング20〜25%**が並んで最大。ただし5分野すべて10%以上あり、捨てられる分野はない
- ポータルだけでなくPowerShell・Azure CLI・ARM/Bicepを横断して問われる。触る時間を確保する
- 認定の有効期間は12か月(無料のオンラインアセスメントで更新)
資格道場の使い方
AZ-104は、曖昧に覚えている構成オプションが本番で牙を剥く試験です。演習で先に炙り出しておくのが最短です。
資格道場ではAZ-104のオリジナル問題集を、本番CBT準拠の形式で用意しています。
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1問ずつ正誤と解説を確認できます。解説は要点だけに絞っています
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通しで何百問を積むのではなく、模試を「回」単位に分けています。細切れの時間でも1回分を進められます
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第1回の模試は無料の会員登録ですぐ解けます ── 手触りを確かめてから決めてください
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第2回以降は買い切りで、月額の課金はありません。内容を改定した場合も追加料金なしでそのまま使えます
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参考(一次情報)
- AZ-104 公式スタディガイド(5分野の配点・対象者プロフィール)
- Microsoft Certified: Azure Administrator Associate 認定ページ(試験時間・対応言語・更新頻度)
※ 本記事は2026年7月時点のMicrosoft公式情報をもとに作成しています。試験仕様・出題範囲・受験料は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。