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AZ-104(Azure Administrator Associate)とは? ── AZ-900の次に取るAzureインフラ資格【2026年版】

AZ-104とは:Azureを「管理・運用する」力を証明するロールベース資格

**AZ-104(Microsoft Azure Administrator)**は、Azure環境の実装・管理・監視を行う「Azure管理者」の実務スキルを証明する試験です。合格すると Microsoft Certified: Azure Administrator Associate を取得できます。

AZ-900(Azure Fundamentals)が「クラウドとAzureの全体像を説明できる」ことを問う入門(Fundamentals)資格だったのに対し、AZ-104は仮想ネットワーク・ストレージ・コンピューティング・アイデンティティ・セキュリティ・ガバナンスといった領域を実際に構築・運用できるかを問う、一段深いロールベース資格です。資格道場のAZ-900問題集の解説でも、AZ-104は「上位のロールベース資格へ進むときの土台」と位置づけています。AZ-900で基礎を固めたあとの、次の到達点として位置づけられる試験です。

試験の基本情報

項目 内容
試験名 AZ-104: Microsoft Azure Administrator
認定資格 Microsoft Certified: Azure Administrator Associate
レベル 中級(Associate・ロールベース)
合格点 700(1000点満点中)
試験時間 100分
出題形式 多肢選択・ケーススタディ・パフォーマンスベースの課題(実機操作に近い形式を含む)
対応言語 英語・日本語・韓国語・フランス語・スペイン語・ドイツ語・ポルトガル語(ブラジル)・中国語(簡体字/繁体字)・イタリア語
更新(再認定) 取得から12か月。無料のオンライン再認定アセスメントで更新
受験方法 ピアソンVUE経由(テストセンターまたは自宅オンライン)

AZ-900などFundamentals資格には有効期限がありませんが、AZ-104はAssociate(ロールベース)資格のため、12か月ごとの更新が必要です。更新は無料のオンラインアセスメントで完結し、テストセンターへ行き直す必要はありません。

受験料はAssociateレベルの料金体系(Fundamentalsの1万円台より一段高い水準)が適用されます。為替や制度変更で改定されることがあるため、正確な金額は必ずMicrosoft公式サイト・ピアソンVUEの予約画面でご確認ください。

試験範囲:5ドメインと配点

Microsoft Learn公式(2026年4月17日時点のスキル)に基づく、AZ-104の出題領域と配点です。

ドメイン 配点
① Azureのアイデンティティとガバナンスの管理 20〜25%
② ストレージの実装と管理 15〜20%
③ Azureコンピューティングリソースのデプロイと管理 20〜25%
④ 仮想ネットワークの実装と管理 15〜20%
⑤ Azureリソースの監視と保守 10〜15%

「①アイデンティティとガバナンス」「③コンピューティング」が最大配点で、あわせて4割超を占めます。AZ-900の3ドメイン(クラウドの概念/Azureサービス/管理とガバナンス)と比べて領域がより実務寄りに細分化されているのが分かります。

① Azureのアイデンティティとガバナンスの管理(20〜25%)

  • Microsoft Entra ID(旧Azure AD)のユーザー・グループ管理、ライセンス管理、外部ユーザー、セルフサービスパスワードリセット(SSPR)
  • 組み込みロールの管理、スコープごとのロール割り当て、アクセス権限の解釈
  • Azure Policy、リソースロック、タグ管理、リソースグループ・サブスクリプション管理、コスト管理(アラート・予算・Azure Advisor)、管理グループの構成

② ストレージの実装と管理(15〜20%)

  • ストレージファイアウォール・仮想ネットワーク、SAS(共有アクセス署名)トークン、アクセスキー管理
  • ストレージアカウントの作成・冗長性・オブジェクトレプリケーション・暗号化の構成
  • Azure FilesとBlob Storageのコンテナ・ストレージ層・ライフサイクル管理・バージョニングの構成

③ Azureコンピューティングリソースのデプロイと管理(20〜25%)

  • ARMテンプレート・Bicepファイルの読解・修正・デプロイ
  • 仮想マシンの作成・サイズ管理・ディスク管理・可用性ゾーン/可用性セットへの配置、Virtual Machine Scale Sets
  • Azure Container Registry・Container Instances・Container Appsの構成
  • App Serviceプランの作成・スケーリング・証明書/TLS・カスタムDNS・バックアップ・デプロイスロットの構成

④ 仮想ネットワークの実装と管理(15〜20%)

  • 仮想ネットワーク・サブネットの作成、VNetピアリング、パブリックIP、ユーザー定義ルート、接続のトラブルシューティング
  • ネットワークセキュリティグループ(NSG)・アプリケーションセキュリティグループ、Azure Bastion、サービスエンドポイント・プライベートエンドポイント
  • Azure DNS、内部/パブリックロードバランサーの構成

⑤ Azureリソースの監視と保守(10〜15%)

  • Azure Monitorでのメトリック解釈、ログ設定・クエリ、アラートルール・アクショングループの設定
  • Recovery Services vault・Azure Backup vaultの作成、バックアップポリシーの構成、Azure Site Recoveryによるフェールオーバー

AZ-900との違い ── 「説明できる」から「構築・運用できる」へ

AZ-900(入門) AZ-104(中級)
レベル Fundamentals Associate(ロールベース)
合格点 700 700
試験時間 45分 100分
中心テーマ クラウドとAzureの全体像を説明できる Azure環境を実際に構築・管理・監視できる
出題形式 選択式中心 選択式+ケーススタディ+パフォーマンスベース課題
有効期限 なし(更新不要) 12か月(無料オンライン更新)
前提知識 特になし OS・ネットワーク・サーバー・仮想化への理解、PowerShell/Azure CLI/Azureポータル/ARMまたはBicep/Microsoft Entra IDの実務経験

AZ-900は「IaaSとPaaSの違いが説明できる」「主要サービス名と用途が分かる」といった理解を問う試験でした。AZ-104はその先にある、実際にリソースを作成し、権限を設計し、障害に備えてバックアップを組むという実務そのものを問う試験です。ポータル操作だけでなくARMテンプレート・Bicep・PowerShell・Azure CLIといったツールへの理解も前提になるため、学習量・難易度ともに一段上がります。

対象者・前提スキル

公式のオーディエンスプロファイルでは、AZ-104の対象者は**「組織のMicrosoft Azure環境の実装・管理・監視に関する専門知識を持つ人」**とされています。前提として、次への理解・経験が挙げられています。

  • オペレーティングシステム、ネットワーク、サーバー、仮想化への理解
  • PowerShell、Azure CLI、Azureポータル、ARMテンプレートまたはBicepファイル、Microsoft Entra IDの実務経験

AZ-104には公式の受験資格制限はありませんが、上記のとおりツールを実際に操作した経験が前提になっている点がAZ-900との大きな違いです。学習の際は、読んで覚えるだけでなく、Azure無料アカウントなどで実際にリソースを作成・削除する練習を組み込むことをおすすめします。

受験時に知っておきたいこと

  • 不合格の場合:1回目の不合格から24時間後に再受験できます。2回目以降は待機期間が延びます(詳細はMicrosoft公式の再受験ポリシーをご確認ください)。
  • 出題内容:ほとんどの問題はGA(一般提供)済みの機能から出題されますが、広く使われているプレビュー機能が問われることもあります。
  • 日本語受験:AZ-104は日本語に対応しています。ただし新試験や改訂直後は英語版が先に更新され、日本語版の反映が遅れることがあるため、受験予約時に対応言語を確認してください。

よくある質問

Q. AZ-104はAZ-900を持っていないと受けられませんか?

公式の受験資格制限はなく、AZ-900を持っていなくても受験自体は可能です。ただし、AZ-104はAzureの基本用語を理解している前提で実務寄りの内容を問うため、AZ-900でクラウドとAzureの全体像を固めてから進むほうが学習効率は高くなります。

Q. AZ-104に合格すると資格はいつまで有効ですか?

取得から12か月です。Fundamentals資格と異なり、AZ-104はAssociate(ロールベース)資格のため更新が必要です。期限前に無料のオンライン再認定アセスメントに合格すると、有効期限が延長されます。

Q. AZ-104はプログラミング経験がなくても受けられますか?

コーディング経験そのものは前提とされていませんが、PowerShellやAzure CLIといったコマンドラインツール、ARMテンプレートやBicepファイルの読解・修正に関する経験が前提知識として挙げられています。GUI(Azureポータル)操作だけでなく、コマンドやコード(テンプレート)に触れる学習を組み込む必要があります。

Q. AZ-104の受験料はいくらですか?

Associateレベルの料金体系が適用され、AZ-900などFundamentalsレベル(1万円台)より高い水準になります。為替や制度改定で変動するため、正確な金額はMicrosoft公式サイトまたはピアソンVUEの予約画面で最新をご確認ください。

まとめ

  • AZ-104は、Azure環境を実際に構築・管理・監視できる力を証明する中級(Associate・ロールベース)資格
  • 合格点700、試験時間100分、日本語対応、有効期限は取得から12か月(無料更新あり)
  • 配点は「①アイデンティティとガバナンス」「③コンピューティング」がそれぞれ20〜25%で最大
  • AZ-900との最大の違いは「説明できる」から「構築・運用できる」への軸の移動。PowerShell・Azure CLI・ARM/Bicepの実務経験が前提に加わる
  • 受験資格の制限はないが、AZ-900で基礎を固めてから進むのが効率的なルート

資格道場の使い方

資格道場では現時点でAZ-104の問題集は取り扱っておりません。まずはAZ-104の前提となる**AZ-900(Azure Fundamentals)**の問題集で、クラウドとAzureの全体像を固めておくことをおすすめします。

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参考(Microsoft公式・一次情報)

※ 本記事は2026年7月時点のMicrosoft公式情報をもとに作成しています。試験仕様・出題範囲・受験料は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。