結論:ありません。そもそもAWSに「過去問」が存在しません
先に、答えだけ書きます。
- AWS認定(CLF-C02を含む)に、過去問道場のような無料の過去問サイトはありません
- 理由は単純で、AWSが試験問題を公開していないからです。公開されていないものは、誰も過去問サイトを作れません
- これは慣習ではなく、AWS公式の規約に明記された取り決めです
- ネット上で「AWSの過去問」を名乗るものは、正確性が保証されないだけでなく、規約に反して流出した内容である可能性があります
「探し方が悪いのかな」と思って時間を使う必要はありません。無いものを探しているだけなので、早めに切り上げて別の演習に移るのが正解です。
AWS CLFの問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)
なぜIPAの試験には過去問道場があって、AWSには無いのか
この違いは「試験問題を主催者が公開しているかどうか」の一点で決まります。
情報処理技術者試験(IPA)の場合。 IPAは自ら過去の試験問題を公開しています。2026年8月8日時点の公開ページには、筆記試験について2009年度〜2025年度の「問題冊子・配点割合・解答例・採点講評」が掲載され、利用条件もこう明記されています。
当機構で公表している過去の試験問題の使用に関し、法令に特別の定めがある場合を除き許諾や使用料は必要ありません。
主催者が問題を公開し、しかも自由に使ってよいと言っているため、第三者が無料の過去問演習サイトを作れます。過去問道場のようなサービスが成立するのは、この土台があるからです。
AWSの場合は正反対です。 AWSは試験問題を公開していません。それどころか、受験者は申し込み時に同意する「AWS Certification Program Agreement」で、次の内容に縛られています。
- 試験内容は機密情報である ── 「You agree that all Credential Assessment Materials are AWS Confidential Information.(すべての認定評価材料はAWSの機密情報であることに同意します)」
- 試験内容の開示・拡散は禁止 ── 受験者は認定試験の内容を「disclose or disseminate(開示または拡散)」してはならない
- 流出した内容を入手・使用することも禁止 ── 規約は「Unauthorized Content Disclosures(無許可の内容開示)」の所持・使用も禁じています。この定義には「AWSの明示的な許可なく第三者のウェブサイトに掲載された認定評価材料」が含まれると明記されています
つまりAWS認定を受ける人にとっては、試験内容を公開することも、流出した内容を使うことも、どちらも規約で禁じられているわけです。「AWS版の過去問道場」が現れないのは、正規のルートで問題が手に入らないからです。
ここは実利の話でもあります。 「AWS 過去問」を名乗るサイトの内容は、出典も正誤も担保がありません。古い出題範囲のまま放置されていることも多く、CLF-C02のように改訂を経た試験では、覚えた内容がそのまま不正解になり得ます。
代わりに使えるAWS公式の演習(2026年8月8日確認)
過去問が無くても、AWSは公式の練習材料を用意しています。まず無料のものから使い切るのが正解です。
無料で使えるもの
| 名称 | 内容 | 費用 |
|---|---|---|
| 公式練習問題セット(Official Practice Question Set) | AWSが作成した20問のセット。認定試験の出題スタイルを示すものだと公式が説明しています | 無料 |
| 試験準備コース(Exam Prep Course) | 2時間のデジタルコース。試験の出題領域を確認し、領域ごとにサンプル問題を確認できます | 無料 |
| AWS Cloud Quest | ロールプレイングゲーム形式でクラウドの実務課題を学ぶコンテンツ | 無料 |
| 試験ガイド(Exam Guide) | CLF-C02の出題領域・配点・タスクステートメント・出題対象サービス/対象外サービスの一覧 | 無料 |
いずれもAWS Skill Builder(skillbuilder.aws)から利用できます。試験ガイドは最初に必ず読んでください。 出題対象のサービスと対象外のサービスが名指しで列挙されており、学習範囲を無駄に広げずに済みます。
有料(AWS Skill Builderのサブスクリプション)
| 名称 | 内容 |
|---|---|
| 公式模擬試験(Official Practice Exam) | 認定試験と同じ出題スタイル・同じ厳密さで練習できると公式が説明しています |
| 強化版 試験準備コース(Enhanced Exam Prep Course) | 6〜8時間。動画・ラボ・追加の練習問題に加え、公式模擬試験へのアクセスを含みます |
AWS公式は個人向けサブスクリプションについて「The Individual subscription starts at $29 USD per month(個人サブスクリプションは月額29米ドルから)」と案内しています。
公式演習の弱点は「量」です
無料で解ける公式の練習問題は20問です。本番が65問であることを考えると、これは「出題スタイルの見本」であって、実力を作る量ではありません。公式の無料枠だけで合格ラインまで持っていくのは、現実的には厳しいというのが率直なところです。
CLF-C02の試験の枠組み(2026年8月8日確認)
演習の設計をする前に、土俵を確認しておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験コード | CLF-C02 |
| 問題数 | 65問(うち採点対象50問+採点されない15問) |
| 出題形式 | 択一選択(正解1つ)・複数選択(5つ以上の選択肢から2つ以上) |
| 試験時間 | 90分 |
| 合格ライン | 700点(100〜1,000のスケールスコア) |
| 受験料 | 100米ドル |
| 受験言語 | 日本語を含む13言語(アラビア語・英語・インドネシア語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語(中南米)・スペイン語(スペイン)・簡体中国語・繁体中国語) |
| 受験方法 | Pearson VUEのテストセンター、またはオンライン監督試験 |
出題領域と配点は次のとおりです(採点対象に占める比率)。
| 領域 | 配点 |
|---|---|
| 第1分野:クラウドの概念 | 24% |
| 第2分野:セキュリティとコンプライアンス | 30% |
| 第3分野:クラウドテクノロジーとサービス | 34% |
| 第4分野:請求、料金、サポート | 12% |
第2分野と第3分野で64%を占めます。ここを厚くするのが得点効率のいい配分です。
なお採点は補正点方式で、公式は「各セクションで合格点を取る必要はなく、試験全体で合格すればよい」と説明しています。苦手分野を1つ残しても、他で取り返せば合格できます。
未回答は不正解として採点され、当てずっぽうによる減点はありません。 分からない問題も必ず何かを選んでください。
「過去問が無い試験」の演習のコツ
過去問がある試験と同じ勉強法を持ち込むと、AWSでは空回りします。切り替えるポイントは3つです。
- 問題文を覚えるのではなく、論点を覚える。 過去問がある試験では「見たことがある問題」が武器になりますが、AWSではそれが起こりません。「このサービスは何の課題を解くために存在するのか」を1行で言えるようにするのが、そのまま得点になります
- 誤答の選択肢を「なぜ違うのか」まで言葉にする。 AWSの誤答選択肢は、公式いわく「知識やスキルが不完全な受験者が選びそうな、もっともらしい選択肢」です。似たサービスの取り違えを狙って作られているので、正解だけ覚えても次に形を変えられると落とせます
- 配点比率どおりに演習量を配分する。 第3分野34%・第2分野30%に対して、第4分野は12%です。全分野を均等にやるのは、時間の使い方として損をします
よくある質問
Q. AWSクラウドプラクティショナーに過去問道場はありますか?
ありません。AWSは試験問題を公開しておらず、AWS公式の規約で試験内容は機密情報と定められ、受験者による開示・拡散も、流出した内容の入手・使用も禁止されています。そのため第三者が過去問サイトを作ることができません。
Q. なぜ情報処理技術者試験には過去問道場があるのですか?
IPAが自ら過去の試験問題と解答例を公開し、その使用について「許諾や使用料は必要ありません」と明示しているためです。主催者が公開しているかどうかが、AWSとの決定的な違いです。
Q. ネットで見つけた「AWS過去問」を使ってもいいですか?
おすすめしません。AWSの規約は「無許可の内容開示」の所持・使用を禁じており、その定義にはAWSの明示的な許可なく第三者サイトに掲載された試験素材が含まれます。加えて、内容の正確性にも出題範囲の新しさにも担保がなく、古い情報を覚えてしまうリスクがあります。
Q. AWS公式の無料練習問題は何問ありますか?
公式練習問題セットは20問です。AWSは「認定試験の出題スタイルを示すもの」と説明しています。本番は65問なので、量としては出題形式の確認用と考えるのが適切です。
Q. CLF-C02は日本語で受けられますか?
受けられます。AWS公式ページの受験言語に日本語が含まれています(2026年8月8日確認)。
Q. 65問すべてが採点されるのですか?
いいえ。65問のうち採点対象は50問で、残り15問は採点されません。この15問は今後の出題候補を評価するためのもので、試験中にどれが該当するかは分かりません。
まとめ
- AWS認定に過去問道場のような過去問サイトはありません。 AWSが試験問題を公開していないためです
- AWS公式の規約は試験内容を機密情報と定め、開示・拡散も、第三者サイトに流出した内容の使用も禁止しています
- IPAの試験に過去問サイトがあるのは、IPA自身が問題を公開し、使用に許諾も使用料も不要としているから。この違いが決定的です
- 公式の無料演習は練習問題セット20問・2時間の試験準備コース・Cloud Quest・試験ガイド。まずここを使い切る
- ただし無料の公式問題は20問。本番65問に対して量が足りないため、別の演習材料が必要になります
- CLF-C02は65問(採点50+非採点15)・90分・700点。配点は第3分野34%・第2分野30%が重心
資格道場の使い方
はっきり書きます。資格道場のAWS CLF問題集は「過去問」ではありません。 本試験の問題は公開されておらず、当サイトはそれを入手も掲載もしていません。公式の試験ガイドに書かれた出題領域とタスクステートメントから、100%オリジナルで作成した問題集です。
過去問が存在しない試験では、これが唯一まっとうな演習の形になります。そのうえで、量と解説で本番に届かせる設計にしています。
-
会員登録もログインもなしで50問を解けます ── 本物の問題で手触りを確かめてから決めてください
-
1問ずつ正誤と解説を確認できます。誤答した選択肢については「なぜそれが違うのか」まで読めます
-
出題領域ごとの配点比率に沿って収録しているので、演習の配分がそのまま本番の配分になります
-
購入は買い切りで、月額の課金はありません。内容を改定した場合も追加料金なしでそのまま使えます
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参考(一次情報)
- AWS Certified Cloud Practitioner 認定ページ(問題数65問・試験時間90分・受験料100米ドル・受験言語・受験方法)
- AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C02) 試験ガイド(採点対象50問+非採点15問・合格ライン700点/100〜1,000・4分野の配点24/30/34/12・補正点方式・未回答の扱い)
- AWS Certification Program Agreement(試験内容が機密情報であること・開示および拡散の禁止・「無許可の内容開示」の定義に第三者サイト掲載分を含むこと)
- AWS 認定試験の準備(Certification Prep)(無料の公式練習問題セット20問・無料の試験準備コース2時間・AWS Cloud Quest・有料の公式模擬試験と強化版コース・サブスクリプションは月額29米ドルから)
- 情報処理技術者試験 過去問題ページ(IPA)(2009年度〜2025年度の問題冊子・配点割合・解答例・採点講評の公開と、使用に許諾・使用料が不要である旨)
※ 本記事は2026年8月8日にAWSおよびIPAの公式ページを直接確認して作成しています。試験仕様・受験料・提供される学習リソースは変更されることがあります。 お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。