資格道場
記事法人

Google・Level 3

勉強法

サムネイルの Level は資格自体の難易度です(Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関))。

GCP ACE(Associate Cloud Engineer)の勉強法と勉強時間

座学より「手を動かした回数」が合否を分ける

Associate Cloud Engineer(ACE)は、Google Cloud認定のアソシエイトレベルの試験です。公式サイトは、こう定義しています。「アプリケーション・サービス・インフラストラクチャをデプロイして保護し、複数プロジェクトの運用を監視し、目標のパフォーマンス指標を満たすようエンタープライズソリューションを維持する」。問われるのは設計そのものではありません。構築・運用の実務スキルです。

同じ資格道場で扱っているAWS CLFやAZ-900は、クラウドの入門・基礎(Fundamentals)資格です。ACEはそれらとは性格が違います。出題範囲には、次のような具体的な操作が並びます。

  • kubectlのインストールと設定
  • OS Loginの構成
  • VM Managerの構成

用語を覚えるだけでは足りません。実際にプロジェクトを作った経験があるかどうかで、解きやすさが変わります。VMやGKEクラスタを起動し、IAMロールを付与した経験も同じです。

GCP ACEの問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)

試験の基本情報

項目 内容
試験名 Associate Cloud Engineer 認定資格(一般に「ACE」と略されます)
運営 Google Cloud
出題形式 択一選択問題と複数選択問題(多肢選択式)
問題数 50〜60問(公式に幅のある人数で案内されており、固定数ではありません)
試験時間 120分(2時間)
合格ライン 非公開(合格・不合格のみが通知されるパス/フェイル方式。AWSやMicrosoftのような数値のスケールスコアは公表されていません)
受験料 125米ドル(税別)※日本円建ての価格表はなく、受験地によらず米ドル建てで課金されます
試験言語 日本語で受験できます(英語・スペイン語・ポルトガル語にも対応)
受験方法 Pearson経由(オンサイトのテストセンター、または自宅などでのオンライン監督のいずれかを選択)
認定の有効期間 3年間

2026年2月に、試験の実施プラットフォームが移行しました。移行先は、KryterionのWebassessorからPearsonです。出題形式や出題範囲そのものへの影響はありません。公式にそう案内されています。受験料や試験仕様は改定されることがあります。お申し込みの前に、必ずGoogle Cloud公式サイトで最新情報をご確認ください。

対象読者と前提

前提資格はありません。誰でも受験できます。ただし公式には「Google Cloudでの6か月以上のハンズオン実務経験」が推奨経験として案内されています。AWSやAzureの基礎を学んだことがある方なら、IAM・VPC・課金管理といった概念でつまずきません。

出題範囲の構造(4セクション)

セクション 配点の目安
クラウドソリューション環境のセットアップ 約20%
クラウドソリューションの計画と実装 約30%
クラウドソリューションの運用の確保 約30%
アクセスとセキュリティの構成 約20%

配点比率は、Google Cloud公式の認定試験ガイドによる目安です。現行版は、2026年6月30日切替のものです。この切替で、試験ガイドは旧5セクション構成から4セクション構成へ再編されました。「計画」と「デプロイ・実装」は、別々のセクションではなくなりました。2つを統合した「計画と実装」に変わっています。Gemini Cloud AssistなどのAI支援ツールも範囲に加わりました。

「計画と実装」「運用の確保」の2セクション(各約30%)で、全体の6割を占めます。得点の軸になるのは、次の5つの主要サービスです。ハンズオンで選定・構築・運用できるかどうかが問われます。

  • Compute Engine
  • GKE
  • Cloud Run
  • Cloud SQL
  • BigQuery

IAMやサービスアカウント、VPCファイアウォールといったアクセス制御も、独立した比重を持つセクションです。

学習の進め方:手を動かす順に積む

第1段:環境のセットアップ(約20%)

ここで扱うのは、プロジェクトと請求先アカウント、そしてIAMの基礎設定です。コンソールだけで済ませてはいけません。Google Cloudのコンソールとgcloud CLIの両方に触れておくと、以降のセクションの理解が早くなります。

第2段・第3段:計画と実装・運用の確保(合わせて約60%)

扱うのは、コンピューティングとストレージ、データ製品の選定と実装です。代表例は、Compute Engine(VM)、GKE(Kubernetes)、Cloud Run、Cloud SQL、BigQueryです。Cloud MonitoringやCloud Loggingを使った運用管理も、範囲から外れません。配点の6割を占める、この試験の中心です。無料枠やGoogle Skills(旧Google Cloud Skills Boost)のハンズオンラボを使ってください。実際にVMやGKEクラスタを起動する経験を積んでおくと安心です。

第4段:アクセスとセキュリティの構成(約20%)

ここで扱うのは、IAMロールの設計、サービスアカウントの使い分け、VPCファイアウォールルールです。座学で覚えるだけでは定着しません。実際に権限を付与したり剥奪したりすると、覚えが早くなります。

勉強時間の目安

公式の学習時間の基準はありません。よく言われる目安は、クラウド未経験からだと50〜100時間程度です。AWSやAzureなど他クラウドの基礎知識がある方なら、30〜60時間程度と言われます。期間にすると3週間〜2か月ほどです。これは公式の基準ではありません。目安として扱ってください。

この時間の使い道は、座学と実機操作でおよそ半々を意識してください。出題範囲は、抽象的な用語では終わりません。コマンド名や設定項目が具体的に並びます。読むだけの時間を減らし、手を動かす時間を確保することが近道になります。

よくある質問

Q. GCP ACEは日本語で受験できますか?

できます。対応言語は日本語だけではありません。英語・スペイン語・ポルトガル語にも対応しています。

Q. 合格ラインは何点ですか?

非公開です。AWSやMicrosoftのような数値のスケールスコアはありません。合格・不合格のみが通知されるパス/フェイル方式です。

Q. 受験料はいくらですか?

125米ドル(税別)です。日本円建ての価格表はありません。受験地によらず米ドル建てで課金されます。改定されることがあるため、お申し込み前にGoogle Cloud公式サイトでご確認ください。

Q. 座学だけで合格できますか?

座学だけでは足りません。出題範囲には具体的なコマンドや操作手順が並びます。実際にプロジェクトを作ってリソースを操作した経験があるかどうかで、解きやすさが変わります。

GCP ACEで押さえる6点

  • 50〜60問・120分、合格ラインは非公開(パス/フェイル方式)、日本語受験可
  • 受験料は125米ドル(日本円建てなし)、認定の有効期間は3年間
  • 配点は「計画と実装」「運用の確保」の2セクション(各約30%)で約6割
  • 前提資格はないが、6か月以上のハンズオン実務経験が推奨されている
  • 座学と実機操作を半々で計画し、手を動かす時間を先に確保するのが近道
  • 勉強時間の目安は30〜60時間(他クラウド経験あり)〜100時間(未経験)。公式基準ではない

資格道場の使い方

資格道場ではGCP ACEのオリジナル問題集を、本番形式で用意しています。

あわせて読みたい


参考(一次情報)

※ この記事は2026年8月時点のGoogle Cloud公式情報をもとに作成しています。試験仕様・出題範囲・受験料は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。