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SC-300の勉強法と勉強時間【2026年版】

結論:Microsoft Entra の「設定画面の中身」で差がつく試験

SC-300(Microsoft Identity and Access Administrator)は、Microsoft Entra を使った ID とアクセスの設計・実装・運用を問う試験です。合格すると Microsoft Certified: Identity and Access Administrator Associate の認定を取得できます。

勉強法の結論を先に書きます。用語の暗記ではなく、Microsoft Entra の管理画面で「どの設定がどの結果を生むか」を追える状態を作ることが要です。

理由は出題範囲の書かれ方にあります。公式の学習ガイドに並ぶ到達目標は、「条件付きアクセスのポリシー割り当てを実装する」「PIM のロール設定と割り当てを管理する」「アクセス パッケージを作成して構成する」といった、操作対象が具体的に指定された項目が中心です。何ができる機能かを知っているだけでは、選択肢の細かい差を切り分けられません。

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試験の基本情報

項目 内容
試験名 SC-300: Microsoft Identity and Access Administrator
認定名 Microsoft Certified: Identity and Access Administrator Associate
運営 Microsoft
問題数 固定数は非公表(Microsoft認定試験は通常40〜60問程度と公式に案内)
試験時間 100分(認定ページの「You will have 100 minutes to complete this assessment.」)
合格ライン 700点(1,000点満点のスケールスコア)
出題形式 監督付きのCBT。公式には「インタラクティブな要素が含まれる場合がある」とのみ記載があり、本試験固有の形式の内訳は事前公表されません
試験言語 日本語を含む10言語(英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語[ブラジル]・簡体字中国語・繁体字中国語)
受験方法 ピアソンVUE経由(テストセンターまたは自宅オンライン)
認定の更新 12か月ごと。Microsoft Learn上の無料のオンライン評価に合格することで更新できます

受験料は、認定ページに「Price based on the country or region in which the exam is proctored.(受験する国・地域により価格が決まる)」とあるだけで、具体的な金額の記載はありません。実際の金額はピアソンVUEの申し込み画面でご確認ください。

出題範囲と配点

公式の学習ガイド(Skills measured as of April 27, 2026)に記載された4領域と配点は次のとおりです。

出題領域 配点
ユーザー ID の実装と管理 20〜25%
認証とアクセス管理を実装する 25〜30%(最大)
ワークロード ID の計画と実装 20〜25%
ID ガバナンスの計画と自動化 20〜25%

Microsoftは配点を幅で公表しています。中央値で断定できる性質のものではないため、幅のまま受け取ってください

なお、確認時点の公式ページには表記の食い違いが1か所あります。冒頭の一覧(Skills at a glance)では「認証とアクセス管理」が25〜30%ですが、同じページの本文見出しでは同じ領域が20〜25%と書かれています。本記事は一覧側を採用しました。いずれにせよ4領域はどれも20%前後で、極端に軽い領域はありません

最大配点の「認証とアクセス管理」には、認証方法(証明書ベース認証・Temporary Access Pass・パスキー)、条件付きアクセス、Microsoft Entra ID Protection によるリスク管理、Global Secure Access が含まれます。条件付きアクセスが試験の背骨だと考えて差し支えありません。

独学の順番

  1. テナントとユーザー・グループの基本を先に固める。ロール、管理単位、ライセンス割り当て、デバイスの参加と登録まで。ここが曖昧だと後の領域が全部ぼやけます。
  2. 認証方法と条件付きアクセスを、実際にポリシーを作りながら押さえる。割り当て・制御・セッション管理・継続的アクセス評価まで一通り触ります。最大配点なので時間を厚く取ってください。
  3. ワークロード ID に進む。マネージドID、サービスプリンシパル、アプリ登録、API アクセス許可、エンタープライズアプリケーションの統合。「人ではないID」の考え方に切り替えます。
  4. ID ガバナンスを仕上げる。エンタイトルメント管理、アクセスレビュー、PIM。運用の流れ(申請→承認→棚卸し)で理解すると定着します。
  5. ログと監視で締める。サインインログ・監査ログ、診断設定、Log Analytics での KQL クエリ。公式の到達目標に KQL が明記されている点は見落としがちです。

つまずきやすいところ

  • ハイブリッドID の同期方式。Entra Connect Sync と Cloud Sync、パスワードハッシュ同期・パススルー認証・シームレスSSO の使い分けは、条件を1つ変えると答えが変わります。
  • 条件付きアクセスと ID Protection の役割分担。「リスクを検知するのは誰か」「リスクに応じて止めるのは誰か」を分けて覚えないと混ざります。
  • PIM とアクセスレビューの守備範囲。どちらも「権限の見直し」ですが、常時付与を減らすのが PIM、付与済みを棚卸しするのがアクセスレビューです。
  • 前提知識として PowerShell と KQL が挙げられている点。公式の対象者像に明記されています。コードを書けるレベルまでは不要ですが、読めないと監視系で損をします。

よくある質問

Q. SC-300の勉強時間はどれくらいですか?

公式に基準はありません。一般的な目安としては、Microsoft Entra の運用経験がある方で数十時間程度、未経験から始める方はそれ以上を見込む、と言われることが多いようです。公式の基準ではないため、目安としてのみ扱ってください。

Q. SC-300は日本語で受験できますか?

はい。認定ページに日本語を含む10言語の提供が明記されています。なお公式には、英語版の更新から他言語版への反映は約8週間遅れる場合があるとの案内があります。

Q. SC-900を先に取るべきですか?

必須の前提条件ではありません。SC-300の受験に前提資格は設定されていません。ただしセキュリティ・コンプライアンス・IDの用語に不安がある方は、基礎レベルから入ると遠回りになりません。

Q. 問題数と試験時間は?

試験時間は100分と公式に明記されています。問題数はMicrosoftが試験ごとに公表しておらず、通常40〜60問程度という全般的な案内があるのみです。

まとめ

  • SC-300はMicrosoft Entra を軸にしたIDとアクセスの実装・運用を問う試験
  • 試験時間100分・合格ライン700点・日本語受験可。問題数は非公表
  • 配点は認証とアクセス管理が25〜30%で最大、他3領域は20〜25%。捨てられる領域は無い
  • 条件付きアクセス・ID Protection・PIM の役割分担が、そのまま得点差になる
  • 受験料は国・地域により決まるため、公式ページに具体額の記載はありません

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参考(公式・一次情報)

※ 本記事は2026年9月9日時点で公式ページを確認して作成しています。試験仕様・出題範囲・受験料は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。