結論:直前1週間は「新しいことを増やさない」期間
次回のG検定(G2026#5)は、2026年9月5日(土)13:00開始です。残りが1週間前後なら、方針はひとつに絞れます。新しい教材を足さず、すでに触れた範囲の「思い出せなさ」を潰すことです。
理由は試験形式にあります。オンライン受験は100分で145問前後、つまり1問あたり約41秒しかありません。本番で手が止まる原因のほとんどは「知らない」ではなく「思い出すのに時間がかかる」なので、直前期の投資先は自然に決まります。範囲が10分野と広いG検定では、直前に新しい参考書を開くと一周し終わらないまま当日を迎えがちです。
G検定の問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)
次回試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験回 | G検定 2026#5(主催:一般社団法人日本ディープラーニング協会/JDLA) |
| 試験日時 | 2026年9月5日(土)13:00〜14:40(100分) |
| 受験形式・試験時間 | 自宅からのオンライン受験が基本で100分(会場受験も実施されており、こちらは120分) |
| 出題数・形式 | 145問前後・知識問題・多肢選択式 |
| 出題範囲 | 2024年11月の開催回(G2024#6)から適用されている現行シラバス(JDLAの版表記は1.4版) |
| 受験料 | 一般 13,200円(税込) / 学生 5,500円(税込) |
試験日程・受験料・試験時間・出題数は変更されることがあります。 当日の入室手順を含め、JDLA公式サイトと申し込み後に届く案内で必ずご確認ください。
7日前から当日朝までの逆算プラン
7日前〜5日前:一周して「穴の場所」を特定する
最初にやるのは、弱点を直すことではなく、弱点がどこにあるかを地図に落とすことです。シラバスの10分野を順に見て、「見れば分かる/見ても曖昧/まったく覚えていない」の3つに仕分けます。優先すべきは曖昧なものを確実にする方。半分思い出せる項目は残り数日で確実になりますが、手つかずの分野を一から理解し直すのは直前期の時間配分に合いません。
4日前〜3日前:似た言葉の弁別だけに絞る
G検定でつまずく理由の多くは、内容の難解さではなく、似た言葉が大量に並んで区別がつかなくなることです。
- LSTMとGRU(ゲートの数と役割)
- 匿名加工情報と仮名加工情報
- 転移学習とファインチューニング
- 蒸留とプルーニングと量子化
- 評価指標どうし(適合率・再現率・F値)
この時期は、紛らわしいペアを両方向から言えるかの確認だけに絞ります。「LSTMのゲートは?」に答えられても、「ゲートが2つなのはどちら?」で止まるなら、本番の選択肢の前でも止まります。コツは学習フェーズの話か、生成・利用フェーズの話かで切ること(詳しくはG検定の勉強法と勉強時間)。
2日前〜前日:通しを1回、あとは寝る
前日にやることは、実はほとんどありません。
- 本番と同じ形式・同じ問題数で、通しを1回(できれば午前中に)
- 通しで間違えた項目だけをリスト化して見返す(新しい範囲には手を出さない)
- 受験環境の確認を終わらせる(後述)
前日に新しい分野を開くと、「知らないことがまだあった」という感覚だけが残って当日の判断が鈍ります。前日の目的は、翌日13時に頭が動く状態を作ることです。
当日朝:やることは3つだけ
- 昼食を軽めに、遅くとも12時までに済ませる(13時から100分、重い食事を重ねない)
- 間違えた項目のリストを1回だけ流し読みする(新規学習はしない)
- 開始30分前には机の前に座り、受験ページと通信を確認する
時間配分 ── 1問あたり約41秒をどう使うか
100分で145問前後。単純計算で1問あたり約41秒です(会場受験は120分のため、同じ出題数ならもう少し余裕があります)。ここから導ける戦略は3つです。
1. 迷った問題は飛ばす。 1問に3分かけると、その裏で4〜5問分の時間が消えます。悩んだ時点で「今の自分には即答できない問題」だと確定しているので、20秒で手がかりが出なければ暫定の答えを選んで次へ進みます。
2. 見直したい問題を、後から戻れる形にしておく。 多くのCBT形式の試験と同じく、後で見返す機能が用意されている場合があります。有無と操作方法は事前に確認を。 当日その場で探すのは41秒の中では致命的です。
3. 進捗は時間でなく問題数で管理する。 100分・145問なら、25分で約36問、50分で約73問、75分で約109問が等速のラインです。
なお、手元で調べてから答える余裕は実質的にありません。 演習の段階から調べずに即答する練習が、そのまま時間配分の対策になります。
直前に伸びる分野・伸びない分野
直前でも伸びやすいもの
- 用語の弁別:対比の形で覚え直せば短時間で定着します
- 固有名詞・制度名:法律・倫理・ガバナンス分野の名称は単純想起なので反復が効きます
- 数理・統計の定義:指標や分布の「定義そのもの」は計算過程より先に押さえられます
- 応用例の対応づけ:どの手法がどの用途に使われるか、という組み合わせの記憶
直前では伸びにくいもの
- 仕組みの本質的な理解:誤差逆伝播の計算過程などは腰を据えて時間をかける領域です
- 初見の応用・考察問題:組み立ての速さが問われ、数日での改善幅は小さくなります
- 手つかずの分野を一から作ること:一周し終わらないまま当日を迎えがちです
伸びやすいものに残り時間の大半を寄せ、伸びにくい領域は当日の「飛ばす候補」と割り切ったほうが、全体は安定します。なお、JDLAは分野ごとの配点比率を公開していません。 山を張るのは避け、シラバスに列挙された項目の厚みを目安にしてください。
当日の受験環境を整える
自宅からのオンライン受験が基本の試験なので、受験環境そのものが当日のリスクになります。前日までに次を済ませておきます。
- 通信回線と電源:可能なら有線、無理なら電波の安定した場所を確保。同じ回線で大きなダウンロードや動画配信が走らないようにし、ノートPCは電源につないだ状態で受験します
- 通知を切り、静かな100分を確保する:OS・ブラウザの通知、チャットアプリ、スマホのアラームをすべてオフに。13:00〜14:40は話しかけられない状態を作ります(同居している方には事前に伝えておきます)
- ログイン情報とURL・開始手順:JDLAから届く案内で前日に確認し、試験当日に初めて読む状態にしないことが大切です
よくある質問
Q. 残り1週間からでも間に合いますか?
それまでにどこまで進めたかによります。すでに一周していて「曖昧な項目」が中心なら、残り1週間の使い方で仕上がりは変わります。手つかずの状態から10分野を新規に作るのはこの期間では厳しいので、その場合は伸びやすい領域(用語の弁別・固有名詞・定義)に絞るほうが効果は出ます。
Q. 前日は何をすればいいですか?
新しい範囲に手を出さないことが一番大事です。本番と同じ形式の通しを1回(できれば午前中)、間違えた項目のリスト化、受験環境の確認。この3つで終わりにして、早く寝てください。前日に増える知識より、当日の判断速度のほうが1問41秒の試験では効きます。
Q. 試験中に分からない問題が出たらどうすればいいですか?
20秒で手がかりが出なければ、暫定の答えを選んで次へ進みます。 後で見返す機能があれば使い、なければ問題番号を控えて全問終わってから戻ります。100分で145問前後という時間設計なので、調べながら解答する前提で臨むと時間が足りなくなります。
まとめ
- 次回のG検定(G2026#5)は2026年9月5日(土)13:00〜14:40(100分)。方針は新しい教材を足さず、曖昧な項目を確実にすること
- 7日前〜5日前は穴の場所の特定、4日前〜3日前は似た言葉の弁別、前日は通しを1回と環境確認だけ
- 時間配分は1問あたり約41秒。迷ったら飛ばし、進捗は問題数で管理する(25分で約36問)
- 直前に伸びるのは用語の弁別・固有名詞・定義。仕組みの本質理解や初見の考察問題は伸びにくい
資格道場の使い方
直前期に効くのは、本番と同じ形式で、調べずに即答する練習です。資格道場のG検定問題集は145問×5回=725問の構成で、本番と同じ問題数の通し演習を5セット分用意しています。第1回は無料です。
-
JDLA非公認・当サイトオリジナルの問題です(実際の過去問の転載・復元は一切行っていません)
-
混同しやすい用語(LSTMとGRU、匿名加工情報と仮名加工情報など)を両方向から問う設問で用意。誤答した選択肢は「なぜそれが違うのか」まで読めます
-
テキストは学習用・暗記用・頻出度別の3種類。直前期は暗記用と頻出度別だけを回す使い方もできます
-
買い切り(税込2,980円)で、月額の課金はありません