Microsoft・Level 1

比較

サムネイルの Level は資格自体の難易度です(Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関))。

AZ-900とDP-900、どちらを先に受けるべきか

迷っているならAZ-900から。データ職に進むと決まっているならDP-900から

AZ-900(Azure Fundamentals)とDP-900(Azure Data Fundamentals)は、どちらもMicrosoftのAzure入門(Fundamentals)レベルの資格です。試験時間・合格ライン・受験料はまったく同じです。資格道場の難易度区分でもどちらもLevel 1です(Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関)の5段階)。試験の枠組みでは選べません。

選ぶ基準は1つだけです。

  • クラウドそのものが初めて/配属先が未定 → AZ-900から
  • データエンジニアリング・分析の方向に進むと決まっている → DP-900からでも成立する

AZ-900を先に置く理由は、DP-900の出題に「Azure上の」という前提が乗っているからです。サブスクリプション、リソース、サービスの選び方といったAzureの土台があると、データの話が整理された形で積み上がります。

ただしこれは必須の順番ではありません。DP-900に受験資格の前提条件はなく、いきなり受けても構いません。DP-900を取る意味そのものに迷っている方は、DP-900はいらない?取る意味を整理するをご覧ください。

DP-900の問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)

枠組みはまったく同じ

項目 AZ-900 DP-900
試験名 AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals DP-900: Microsoft Azure Data Fundamentals
難易度(当サイトの区分) Level 1 Level 1
問題数 固定数は非公表(通常40〜60問程度と公式に案内) 同左
試験時間 45分(着席時間は65分) 45分(着席時間は65分)
合格ライン 700点(1,000点満点のスケールスコア) 700点(1,000点満点のスケールスコア)
受験料 受験する国・地域により決定されるため公式ページに具体額の記載はありません(Microsoft公式FAQは目安US$165) 受験する国・地域により決定されるため公式ページに具体額の記載はありません(Microsoft公式FAQは目安US$165)
試験言語 日本語で受験できます 日本語で受験できます
受験方法 ピアソンVUE経由(テストセンターまたは自宅オンライン) 同左
勉強時間の目安 15〜25時間(サーバー・ネットワークの初歩を知っている方)/30〜40時間(クラウドがはじめて) 15〜30時間前後

同じ枠、同じ値段、同じ時間です。違うのは中身だけです。

勉強時間はどちらも公式の基準ではありません。AZ-900は短期集中なら2週間、ゆっくりでも1〜2か月あれば十分射程に入ります。DP-900はデータベースの実務経験がある方なら1週間ほどで仕上げる例もあります。はじめてデータ領域を学ぶ場合は、2〜4週間かけてじっくり進めるのが現実的です。

出題範囲:見ている世界が違う

AZ-900の3分野

分野 配点
Azure のアーキテクチャとサービス 35〜40%
Azure の管理とガバナンス 30〜35%
クラウドの概念 25〜30%

「Azureのアーキテクチャとサービス」がもっとも重く、サービス名と役割の対応を確実にすることが得点の軸になります。 「管理とガバナンス」も30〜35%あり、無視できません。コスト・SLA・ポリシーといった運用と契約まわりが大きな比重を占めるのがAZ-900の特徴です。

DP-900の4分野

分野 配点
コアデータの概念 25〜30%
分析ワークロード 25〜30%
Azure 上のリレーショナルデータ 20〜25%
Azure 上の非リレーショナルデータ 15〜20%

「コアデータの概念」と「分析ワークロード」の2つで全体の半分強を占めます。 データベースの知識だけで挑むと、この半分強が手薄になります。分析側(Microsoft Fabric・Power BIなど)まで目を通しておくのが安全な配点です。

「DP-900=データベースの試験」という思い込みのままでは、半分強の配点に手が届きません。

学習内容の重なりは小さい

AZ-900とDP-900で重なるのは、Azureの基本構造(サブスクリプション、リソースグループ、リージョン)と、クラウド全般の考え方くらいです。

  • AZ-900で覚えるサービス名は、コンピューティング・ネットワーク・ストレージ・セキュリティが中心
  • DP-900で覚えるサービス名は、リレーショナル/非リレーショナルのデータストアと分析基盤が中心

片方を取ったからもう片方が半分の時間で済む、という関係ではありません。 ただし2本目は「Fundamentals試験の問われ方」に慣れている分だけ楽になります。45分でどう配分するか、選択肢がどう作られているか。この感覚は共通です。

DP-900に固有の学習のコツ

DP-900を選ぶなら、最初に2つの軸を押さえてください。

  1. リレーショナルか、非リレーショナルか
  2. トランザクション(OLTP)か、分析(OLAP)か

この2軸が頭に入ると、各Azureサービスがどこに置かれるかが整理しやすくなります。逆に、この2軸なしにサービス名を個別に覚えていくと、似た名前が並んだ瞬間に崩れます。

出題は用語の定義を問う素直な問題が多めです。範囲は広いものの、1問ごとの深さは浅めの試験です。だから深追いは要りません。模試で間違えた用語をその場で覚え直す回し方にすると、教材を読み直す時間を最小限にできます。

両方取る場合

両方取るなら、順番で悩む必要はありません。AZ-900 → DP-900の順が素直です。理由は前述のとおりで、DP-900の出題がAzureの土台の上に乗っているためです。期間の目安は、AZ-900に2週間〜1か月、DP-900に2〜4週間です。間を空けずに続けると、Fundamentals試験の問われ方に慣れた状態のまま2本目に入れます。

よくある質問

Q. AZ-900とDP-900、どちらが難しいですか?

資格道場の難易度区分ではどちらもLevel 1です(Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関)の5段階)。試験時間45分、合格ライン700点、受験料も同額で、枠組みに差はありません。勉強時間の目安はAZ-900が15〜25時間/30〜40時間、DP-900が15〜30時間前後です。いずれも近い水準です。

Q. DP-900を受けるのにAZ-900は必要ですか?

必要ありません。DP-900に受験資格の前提条件はなく、いきなり受験できます。ただしDP-900の出題はAzureの基本構造を前提にしています。クラウド自体がはじめての方は、AZ-900を先に置くほうが理解が早くなります。

Q. 受験料はどちらが高いですか?

どちらも同じ扱いです。受験する国・地域により決定されるため公式ページに具体額の記載はありません(Microsoft公式FAQは目安US$165)。お申し込み前にMicrosoft公式サイトでご確認ください。

Q. DP-900はデータベースの知識だけで受かりますか?

配点を見ると、データベースの知識だけでは足りません。「コアデータの概念」(25〜30%)と「分析ワークロード」(25〜30%)で全体の半分強を占めます。分析側(Microsoft Fabric・Power BIなど)まで目を通しておくほうが安全です。

Q. AZ-900を取ったあとDP-900を受けると、勉強時間は短縮できますか?

学習内容の重なりは、Azureの基本構造とクラウド全般の考え方に限られます。覚えるサービス名は大きく異なるため、大幅な短縮は見込めません。ただしFundamentals試験の問われ方や時間配分に慣れている分は有利に働きます。

6点で振り返る

  • 試験時間45分・合格ライン700点はどちらも同じです。受験料も、公式ページに具体額の記載がなく目安US$165である点まで共通です。枠組みでは選べません
  • 難易度は資格道場の区分でどちらもLevel 1です
  • AZ-900は「アーキテクチャとサービス」35〜40%+「管理とガバナンス」30〜35%で、運用と契約まで含みます
  • DP-900は「コアデータの概念」と「分析ワークロード」で半分強です。データベースだけでは足りません
  • 迷っているならAZ-900からです。データ職に進むと決まっているならDP-900からでも成立します
  • 学習内容の重なりは小さいので、2本目も相応の時間を見込みます

資格道場の使い方

どちらの試験も、読んだだけでは「知っているつもり」が抜けません。範囲が広いぶん、演習で潰しておくのが最短です。

資格道場ではAZ-900・DP-900それぞれのオリジナル問題集を、本番CBT準拠の形式で用意しています。

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参考(一次情報)

※ この記事は2026年6〜7月時点のMicrosoft公式情報をもとに作成しました。2026年8月に、最新の公式学習ガイド(Skills measured 2026年7月21日版)で配点・試験仕様を再確認しています。試験仕様・出題範囲・受験料は改定されることがあります。お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。