結論:配点の4割超が「インフラの計画と実装」に集中している
AZ-140(Configuring and Operating Microsoft Azure Virtual Desktop)は、Azure Virtual Desktop(AVD)の設計・実装・運用を問う試験です。合格すると Microsoft Certified: Azure Virtual Desktop Specialty の認定を取得できます。
勉強法の結論を先に書きます。「Azure Virtual Desktop インフラストラクチャの計画と実装」に学習時間の半分近くを割り当てるのが、配点から見て最も素直な設計です。
この領域だけで40〜45%を占めます。ネットワーク、ストレージ(FSLogix用の共有)、ホストプールとセッションホストの設計、イメージの作成と管理まで含む広い領域で、残り3領域の前提にもなっています。
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試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | AZ-140: Configuring and Operating Microsoft Azure Virtual Desktop |
| 認定名 | Microsoft Certified: Azure Virtual Desktop Specialty |
| 運営 | Microsoft |
| 問題数 | 固定数は非公表(Microsoft認定試験は通常40〜60問程度と公式に案内) |
| 試験時間 | 100分(認定ページの「You will have 100 minutes to complete this assessment.」) |
| 合格ライン | 700点(1,000点満点のスケールスコア) |
| 出題形式 | 監督付きのCBT。公式には「インタラクティブな要素が含まれる場合がある」とのみ記載があり、本試験固有の形式の内訳は事前公表されません |
| 試験言語 | 日本語を含む7言語(英語・ドイツ語・スペイン語・フランス語・日本語・ポルトガル語[ブラジル]・簡体字中国語) |
| 受験方法 | ピアソンVUE経由(テストセンターまたは自宅オンライン) |
| 認定の更新 | 12か月ごと。Microsoft Learn上の無料のオンライン評価に合格することで更新できます |
受験料は、認定ページに「価格は受験する国・地域により決まる」とあるだけで、具体的な金額の記載はありません。実際の金額はピアソンVUEの申し込み画面でご確認ください。
AZ-140は Specialty(特定分野)に位置づけられる認定です。対象者像として公式が挙げているのは「サーバー管理者またはデスクトップ管理者」で、Azureのコンピューティング・ネットワーク・ID・ストレージの経験が前提とされています。
出題範囲と配点
公式の学習ガイド(Skills measured as of July 20, 2026)に記載された4領域と配点は次のとおりです。
| 出題領域 | 配点 |
|---|---|
| Azure Virtual Desktop インフラストラクチャの計画と実装 | 40〜45%(最大) |
| ID とセキュリティの計画と実装 | 15〜20% |
| ユーザー環境とアプリの計画と実装 | 20〜25% |
| Azure Virtual Desktop インフラストラクチャの監視と保守 | 10〜15% |
Microsoftは配点を幅で公表しています。幅のまま受け取り、中央値で決め打ちしないでください。
最大配点の領域には、RDP Shortpath や QoS を含むネットワーク設計、FSLogix 用ストレージ(Azure Files・Azure NetApp Files)、ホストプールのアーキテクチャ、ライセンスモデルの選定、セッションホストイメージの作成とライフサイクル管理までが入ります。AVDの「箱を用意する」工程そのものです。
独学の順番
- ホストプールとセッションホストの概念を先に固める。プールの種類、負荷分散、personal と pooled の違い、ライセンス要件。ここが全ての土台です。
- ネットワークとストレージを続けて押さえる。帯域の見積もり、RDP Shortpath、Private Link、そしてFSLogix プロファイルコンテナーの置き場所(Azure Files / Azure NetApp Files)。
- イメージ管理に進む。手動作成、Azure VM Image Builder、Azure Compute Gallery、更新の当て方。運用の現実に近い論点が並びます。
- ID とセキュリティ。AD DS / Microsoft Entra ID / Entra Domain Services の使い分け、条件付きアクセス、シングルサインオン、Defender for Cloud と Defender for Endpoint。
- ユーザー環境と監視で締める。FSLogix の各種コンテナー、リダイレクト設定、App attach、そして Azure Monitor と AVD Insights、自動スケーリング、バックアップと災害復旧。
つまずきやすいところ
- ID シナリオの選択。AD DS・Microsoft Entra ID・Microsoft Entra Domain Services のどれを使うかで、FSLogix の構成もセッションホストの参加方式も変わります。AVDで最も間違えやすい分岐です。
- FSLogix の種類。Profile Container・ODFC コンテナー・Cloud Cache・アプリケーションマスキングは、それぞれ解く問題が違います。
- Microsoft 365 Apps・OneDrive・Teams のマルチセッション対応。通常のデスクトップと同じ設定では動かない部分があり、到達目標にも個別に挙げられています。
- App attach の位置づけ。アプリの配布方法の選択肢のひとつとして問われるため、「いつイメージに焼き、いつ動的に配信するか」の判断が要ります。
よくある質問
Q. AZ-140の勉強時間はどれくらいですか?
公式に基準はありません。一般的な目安としては、AVDの運用経験がある方で数十時間程度、AVDが未経験の方はそれ以上を見込む、と言われることが多いようです。公式の基準ではないため、目安としてのみ扱ってください。
Q. AZ-104を先に取る必要がありますか?
いいえ。AZ-140に前提資格は設定されていません。ただし公式の対象者像はAzureのコンピューティング・ネットワーク・ID・ストレージの経験を求めているため、Azure自体が初めての方は基礎から入るほうが安全です。
Q. AZ-140は日本語で受験できますか?
はい。認定ページに日本語を含む7言語の提供が明記されています。Microsoft試験の中では対応言語がやや少なめです。
Q. 問題数と試験時間は?
試験時間は100分と公式に明記されています。問題数はMicrosoftが試験ごとに公表しておらず、通常40〜60問程度という全般的な案内があるのみです。
まとめ
- AZ-140はAzure Virtual Desktop の設計・実装・運用を問うSpecialty認定の試験
- 試験時間100分・合格ライン700点・日本語受験可。問題数は非公表
- 配点はインフラの計画と実装が40〜45%で突出。学習時間の配分もここに寄せるのが素直
- ID シナリオの選択と FSLogix の構成が、実務でも試験でも最大の分岐点
- 受験料は国・地域により決まるため、公式ページに具体額の記載はありません
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参考(公式・一次情報)
- Study guide for Exam AZ-140: Configuring and Operating Microsoft Azure Virtual Desktop(4領域の配点・到達目標・合格ライン700点)
- Microsoft Certified: Azure Virtual Desktop Specialty 認定ページ(試験時間100分・対応言語・受験料の扱い・更新頻度)
※ 本記事は2026年9月9日時点で公式ページを確認して作成しています。試験仕様・出題範囲・受験料は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。