結論:設定画面の操作と、KQLで書ける状態の両方が要る試験
SC-200(Microsoft Security Operations Analyst)は、セキュリティ運用アナリストの役割を測る試験です。合格すると Microsoft Certified: Security Operations Analyst Associate を取得できます。
勉強法の結論を先に書きます。Microsoft Defender XDR と Microsoft Sentinel の「どこで何を設定するか」を押さえたうえで、KQL(Kusto Query Language)を自分で書ける状態にする。この2本立てが要です。
理由は出題範囲の作りにあります。公式スタディガイドの3領域のうち、最も配点が大きいのは自動化・データ取り込み・検出ルールといった環境の構成で、そこにインシデント対応と脅威ハンティングが続きます。用語の暗記だけでは、通知の設定・データコネクタの選択・分析ルールの種類といった「設定の粒度」を問う設問に届きません。
SC-200の問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)
試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | SC-200: Microsoft Security Operations Analyst |
| 認定名 | Microsoft Certified: Security Operations Analyst Associate |
| 運営 | Microsoft |
| 問題数 | 固定数は非公表(Microsoft認定試験は通常40〜60問程度と公式に案内) |
| 試験時間 | 100分(認定ページに「You will have 100 minutes to complete this assessment.」と明記) |
| 合格ライン | 700点(1,000点満点のスケールスコア) |
| 出題形式 | 公式には「インタラクティブな要素が含まれる場合がある」とのみ記載。形式の一覧は公表されていません |
| 受験方法 | ピアソンVUE経由(プロクター監督つき) |
| 試験言語 | 日本語を含む10言語(英語・日本語・簡体字中国語・韓国語・仏・独・西・葡(ブラジル)・繁体字中国語・伊) |
受験料は受験する国・地域により決定されるため、公式ページに具体的な金額の記載はありません(公式ページに「Price based on the country or region in which the exam is proctored.」と記載)。
なお、この認定の更新頻度は12か月と公式に案内されています。合格して終わりではなく、無料のオンラインアセスメントで毎年更新する仕組みです。
出題範囲と配点
公式スタディガイド(Skills measured as of July 28, 2026)の3領域です。配点は幅で公表されています。
| 領域 | 配点 |
|---|---|
| セキュリティ運用環境の管理 | 40〜45% |
| セキュリティ インシデントへの対応 | 35〜40% |
| 脅威ハンティングの実行 | 20〜25% |
最大配点は「セキュリティ運用環境の管理」です。中身は、Defender XDR と Sentinel の自動化(通知・自動調査と対応・自動攻撃中断・オートメーションルール・プレイブック)、Sentinel の役割とデータ保持、データコネクタによる取り込み(AMA経由のWindowsセキュリティイベント、Syslog/CEF、脅威インジケーター)、そして検出ルールの構成(カスタム検出、スケジュール・NRT・機械学習の分析ルール、MITRE ATT&CKによるカバレッジ分析)です。「調べれば分かる設定」を、覚えて選べる状態にしておくのがこの領域の勝負どころになります。
2番目の「インシデント対応」は、Defender for Office 365・Purview・Defender for Cloud・Defender for Cloud Apps・Entra ID・Defender for Identity・Sentinel と、製品ごとに調査と修復の入口が分かれているのが特徴です。どの製品でどの脅威を見るのか、対応関係を先に整理してください。
3番目の「脅威ハンティング」は配点こそ20〜25%ですが、KQLでのクエリ作成・テーブルの選択・高度なハンティングが正面から問われます。書けないと落とす領域です。
独学の順番
- 役割の全体像を先に掴む ── Defender XDR、Sentinel、Defender for Cloud、Purview、Entra ID が何を担当するのかを1枚に整理します。ここが曖昧なままだと、以降の設定がすべて混ざります。
- 最大配点の「環境の管理」から手を付ける ── 自動化ルール、データコネクタ、分析ルールの種類を、実際の設定画面と対応づけて覚えます。無料試用版のテナントで一度触っておくと定着が段違いです。
- KQLを書く練習を毎日少しずつ入れる ── まとめて1週間ではなく、学習期間中ずっと薄く続けるのが結果的に近道です。テーブル名と、よく使う演算子から始めます。
- インシデント対応を製品別に往復する ── 「このアラートはどの製品の画面で追うか」を口頭で答えられるまで繰り返します。
- 本番形式の問題で現在地を測る ── インプットが一周したら、早めに模試形式で解いて、間違いから逆算して穴を埋めます。
つまずきやすいところ
- 製品名の似た兄弟が多いこと。Defender for Endpoint/for Identity/for Office 365/for Cloud/for Cloud Apps は、守る対象が違います。名前ではなく守備範囲で覚えてください。
- KQLを読むだけで済ませてしまうこと。読めることと書けることは別の能力です。自分で書いて実行する時間を必ず確保してください。
- 範囲が定期的に更新されること。公式スタディガイドには変更履歴(Change log)が載っており、直近では2026年7月28日付の版が適用されています。学習開始前に最新版を確認してください。
- 日本語版の更新はやや遅れること。公式には、ローカライズ版は英語版の更新からおよそ8週間後に更新されると案内されています。新しい機能名は英語表記でも一度目を通しておくと安心です。
よくある質問
Q. SC-200の勉強時間はどれくらいですか?
公式には勉強時間の基準はありません。一般的な目安として、Azureとセキュリティ製品の実務経験がある方で数十時間、未経験からだとその倍以上を見込む、と言われることが多い試験です。これは公式の基準ではありませんので、ご自身の経験と照らして調整してください。
Q. SC-200は日本語で受験できますか?
はい。認定ページで日本語を含む10言語での提供が確認できます。受験予約時に希望言語を選択してください。
Q. 問題数は何問ですか?
固定数は公表されていません。Microsoft認定試験は通常40〜60問程度と公式に案内されています。試験時間は100分、合格ラインは700点(1,000点満点のスケールスコア)です。
Q. 公式の練習問題はありますか?
あります。Microsoft Learn上で無料の Practice Assessment(模擬アセスメント)が提供されています。
まとめ
- SC-200はセキュリティ運用アナリストの試験。認定は Security Operations Analyst Associate
- 試験時間100分・合格ライン700点・日本語受験可
- 配点は環境の管理40〜45%が最大、インシデント対応35〜40%、脅威ハンティング20〜25%
- 製品ごとの守備範囲の整理と、KQLを書ける状態が二本柱
- 問題数は非公表。範囲は定期的に改定されるため、開始前に公式で最新版を確認する
出題範囲に沿って手を動かして確かめたい方は、資格道場のSC-200問題集をどうぞ。 収録は600問(本番目安50問×12回の模試形式)、価格は2,980円(税込)の買い切りです。 まず50問は、会員登録もログインもなしでその場で解けます(すぐ解いてみる)。
あわせて読みたい
参考(公式・一次情報)
- Study guide for Exam SC-200: Microsoft Security Operations Analyst(3領域の配点・2026年7月28日適用版・合格ライン700点)
- Microsoft Certified: Security Operations Analyst Associate(試験時間100分・対応言語・更新頻度12か月)
※ 本記事は2026年9月9日時点で公式ページを確認して作成しています。試験仕様・出題範囲・受験料は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。