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LPIC-2 201試験の勉強法と勉強時間【2026年版】

結論:201試験は「weightの数字=おおよその出題数」として読むのが最短

LPIC-2は、Linux Professional Institute(LPI)が実施する国際的なLinux技術者認定の中位レベルです。認定を得るには 201試験と202試験の両方に合格し、かつ有効なLPIC-1認定を保持している必要があります。本記事はそのうち前半、201試験(試験コード201-450)を扱います。

勉強法の結論を先に書きます。公式objectivesの「weight」を合計すると60になり、これは1試験の出題数60問と一致します。 つまりweightの数字は、そのまま「その項目からおよそ何問出るか」の目安として読めます。範囲が広く見えるLPIC-2ですが、優先順位の付け方に迷う必要はありません。

なお、LPICとLinuCは別団体の別試験です。LPICはLinux Professional Institute、LinuCはLPI-Japanが実施しています。教材を探すときに混同すると、範囲がずれた学習をしてしまうので注意してください。

LPIC-2 201試験の問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)

試験の基本情報

項目 内容
試験名 LPIC-2 Exam 201(試験コード 201-450
認定名 LPIC-2(201・202の両方に合格して認定)
運営 Linux Professional Institute(LPI)
問題数 60問
試験時間 90分
出題形式 多肢選択式(multiple-choice)+入力式(fill-in-the-blank)
合格ライン 500点(200〜800点のスケールスコア)
認定の前提条件 有効なLPIC-1認定の保持(201・202に合格しても、LPIC-1がなければLPIC-2認定になりません)
認定の有効期間 5年
出題範囲のバージョン Version 4.5(2017年2月13日発効・試験コード201-450/202-450)
試験言語 テストセンター(VUE)は英語・ドイツ語・日本語・ポルトガル語(ブラジル)、オンライン(OnVUE)は英語・日本語
受験料 国・地域により決まるため、公式ページに具体額の記載はありません(公式の価格ページで確認する案内になっています)

学習計画に効く条件は2つです。

ひとつは入力式(fill-in-the-blank)が含まれること。選択肢から選ぶのではなく、コマンド名やオプションを自分で打ち込む形式です。「見れば分かる」と「打てる」の差が、そのまま点差になります。(対策の考え方はコマンド入力問題の対策で詳しく扱っています。)

もうひとつは合格点500点が公表されていることです。ただし問題ごとの難易度が異なるため、500点に届くのに必要な正答数は回によって変わると公式に説明されています。「◯問取れば受かる」と固定して考えないでください。

出題範囲とweight

201試験は7トピック構成です(Version 4.5)。

トピック weight合計
205 Networking Configuration(ネットワーク構成) 11
201 Linux Kernel(Linuxカーネル) 9
202 System Startup(システムの起動) 9
203 Filesystem and Devices(ファイルシステムとデバイス) 9
200 Capacity Planning(キャパシティプランニング) 8
204 Advanced Storage Device Administration(高度なストレージデバイス管理) 8
206 System Maintenance(システムの保守) 6

(トピックごとの数値は、公式が示すobjective単位のweightを合計したものです。公式はトピックレベルのweightを示していません。合計は60。)

公式には「weightが大きいobjectiveほど、試験でより多くの問題が扱われる」と説明されています。

最大は205 Networking Configuration(11)。内訳は基本設定3・高度な設定4・トラブルシューティング4で、設定より応用と切り分けに重心があります

objective単位で見ると、最も重いのは200.1 Measure and Troubleshoot Resource Usage(weight 6)です。トピックとしては8と中位のキャパシティプランニングですが、その大半がこの1項目に集まっています。リソース計測と、そこからのボトルネック特定は、単独で最も出題が多い領域と読めます。

独学の順番

  1. LPIC-1の範囲を棚卸しする ── 201はLPIC-1の上に積む試験です。認定の前提でもあるので、曖昧な箇所は先に潰します。
  2. 200.1(weight 6)から入る ── 単独最大の項目です。リソース使用状況の計測とトラブルシュートは、後半のネットワークやストレージの学習でも使い回せます。
  3. 205 Networking Configuration(11)へ ── 最大トピック。高度な設定とトラブルシューティングにそれぞれweight 4が置かれているので、設定を眺めるだけで終わらせないでください。
  4. 201・202・203(各9)をまとめて ── カーネル、起動、ファイルシステム。システムが立ち上がるまでの一続きの流れとして学ぶと、順序関係が頭に入ります。
  5. 204(8)・206(6)で仕上げる ── RAID、LVM、ストレージアクセス調整、ソースからのビルド、バックアップ。手順を打って結果を見るところまでやってください。

つまずきやすいところ

入力式で手が止まる。 選択式なら思い出せるコマンドも、白紙から打つとなると別の能力です。よく出るコマンドは実際にキーボードで打つ練習を、学習の早い段階から混ぜてください。

objectivesのバージョンを取り違える。 現行はVersion 4.5(201-450/202-450)です。古い版(201-400など)の教材が流通しているため、購入前に試験コードを確認してください。

LinuCの教材と混ぜてしまう。 前述のとおり別試験です。範囲が似ている部分もありますが一致はしません。たとえばLinuCの201試験にはRAID(mdadm)が含まれない一方、LPIC-2の201試験には204.1 Configuring RAID(weight 3)が含まれます

よくある質問

Q. LPIC-2 201の勉強時間はどれくらいですか?

一般的な目安として100〜200時間程度と言われることが多い試験ですが、これはLPI公式の基準ではありません。LPIC-1をどれだけ体に入れているか、実務でLinuxサーバーを触っているかで大きく変わります。weightの比で時間を割り振るほうが、総時間の見積もりより実用的です。

Q. LPIC-2の合格点は何点ですか?

500点です(200〜800点のスケールスコア)。ただし問題の難易度が回ごとに異なるため、500点に到達するのに必要な正答数は一定ではないと公式に説明されています。

Q. LPIC-1がなくてもLPIC-2は受けられますか?

201・202を受験すること自体はできますが、LPIC-2の認定を受けるには有効なLPIC-1認定の保持が必要と公式に明記されています。認定まで見据えるならLPIC-1から順に進めてください。

Q. LPICとLinuCはどちらを受けるべきですか?

別団体の別試験です(LPIC=Linux Professional Institute、LinuC=LPI-Japan)。どちらが優れているという話ではなく、勤務先や取引先で名前が挙がるほう、教材が手に入りやすいほうを選ぶのが実務的です。

まとめ

  • 201試験は60問・90分・多肢選択式+入力式。合格ラインは500点(200〜800点)
  • weightの合計60が出題数60問と一致。数字をそのまま出題数の目安に読める
  • 最大トピックは205 Networking Configuration(11)、単独最大の項目は200.1 リソース計測とトラブルシュート(weight 6)
  • 認定には202試験の合格+有効なLPIC-1認定が必要。認定の有効期間は5年
  • 現行の出題範囲はVersion 4.5(201-450)。古い試験コードの教材に注意
  • LPICとLinuCは別試験。範囲は似て見えても一致しない

出題範囲に沿って手を動かして確かめたい方は、資格道場のLPIC-2 201試験問題集をどうぞ。 収録は420問(本番目安60問×7回の模試形式)、価格は2,980円(税込)の買い切りです。 まず50問は、会員登録もログインもなしでその場で解けます(すぐ解いてみる)。

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参考(公式・一次情報)

※ 本記事は2026年9月9日時点で公式ページを確認して作成しています。試験仕様・出題範囲・受験料は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。