結論:配点の半分以上が「生成AIと基盤モデル」に寄っている
AIF-C01(AWS Certified AI Practitioner)は、AI・機械学習と、AWS上のAIサービスについての基礎的な理解を問う Foundational レベルの認定です。公式の試験ガイドは、対象者を「AWS上でAI/MLに6か月程度触れた経験がある人」「AI/MLソリューションを使うが、必ずしも作らない人」と定義しています。
勉強法の結論を先に書きます。生成AIの基礎(24%)と基盤モデルの応用(28%)で合計52%。この2分野を先に固めるのが、配点から見て最短です。
モデルを自分で実装する力は求められていません。公式が「対象外の職務」として、モデルの開発・コーディング、データエンジニアリング、ハイパーパラメーターチューニング、パイプライン構築などを明示的に挙げています。問われるのは「どの技術をどの業務課題に当てるか」の判断です。
AWS AIF-C01の問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)
試験の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | AWS Certified AI Practitioner |
| 試験コード | AIF-C01(試験ガイド バージョン1.1) |
| 運営 | Amazon Web Services |
| レベル | Foundational(基礎) |
| 問題数 | 65問(うち採点対象50問。残り15問は採点されない評価用の設問で、どれが該当するかは試験中に表示されません) |
| 試験時間 | 90分(AWS公式の認定ページに記載。試験ガイド本文には時間の記載がありません) |
| 合格ライン | 700点(100〜1,000のスケールスコア。分野ごとの基準点は無く、全体で合格すればよい補正スコアモデル) |
| 出題形式 | 択一選択・複数選択・並べ替え・組み合わせの4形式 |
| 受験料 | 100 USD(AWS公式の認定ページに記載。地域や税により表示が変わるため、申し込み時に必ず公式で確認してください) |
| 受験方法 | ピアソンVUEのテストセンター、またはオンライン監督試験 |
| 試験言語 | 日本語を含む12言語(アラビア語・英語・フランス語[フランス]・ドイツ語・イタリア語・日本語・韓国語・ポルトガル語[ブラジル]・スペイン語[中南米]・スペイン語[スペイン]・簡体字中国語・繁体字中国語) |
無回答は不正解として採点され、当てずっぽうによる減点はありません。分からない問題も必ず何かを選んでください。
出題範囲と配点
公式試験ガイドの Content outline に記載された5分野と配点は次のとおりです。
| 出題分野 | 配点 |
|---|---|
| 第1分野:AIとMLの基礎 | 20% |
| 第2分野:生成AI(GenAI)の基礎 | 24% |
| 第3分野:基盤モデルの応用 | 28%(最大) |
| 第4分野:責任あるAIのためのガイドライン | 14% |
| 第5分野:AIソリューションのセキュリティ・コンプライアンス・ガバナンス | 14% |
Microsoft系の試験と違い、AWSは幅ではなく確定値で配点を公表しています。
最大配点の「基盤モデルの応用」は、プロンプト設計、RAG(検索拡張生成)、モデル選定、評価指標、Amazon Bedrock を使った実装判断などを含みます。第2分野と合わせると全体の52%で、この試験の重心が生成AI側にはっきり寄っていることが読み取れます。
一方で第4・第5分野(合計28%)も無視できません。責任あるAI、バイアス、透明性、そしてデータの保護やガバナンスは、知らないと1問も取れない種類の論点です。
独学の順番
- 第1分野でAIとMLの言葉を揃える。教師あり/なし学習、推論と学習の違い、従来型MLと基盤モデルの使い分け(試験ガイド v1.1 で追加された論点です)。
- 第2分野で生成AIの仕組みを掴む。トークン課金モデルとコスト・性能への影響、コンテキストエンジニアリング、エージェント型AIの基礎概念。いずれも v1.1 の新設項目です。
- 第3分野に最も時間を置く。プロンプト技法、RAG、ファインチューニングとの使い分け、Amazon Bedrock の Prompt Management によるバージョン管理、ビジネス目標との整合指標。
- 第4分野で責任あるAIを押さえる。ハルシネーションの検知とグラウンディング技術(v1.1 で追加)まで含めて確認します。
- 第5分野でセキュリティとガバナンスを仕上げる。IAM、暗号化、責任共有モデル、コンプライアンス関連サービス。
つまずきやすいところ
- 試験範囲に入るAWSサービスが広い。Amazon Bedrock や SageMaker AI だけでなく、Analytics(Glue・Redshift・OpenSearch)、Database、Security 各カテゴリのサービスまで in-scope として列挙されています。名前と用途の対応表を自分で作るのが有効です。
- v1.1 での追加項目。Amazon Bedrock AgentCore、Kiro、Strands Agents、Amazon Q、SageMaker JumpStart、AWS Transform が新たに範囲に入りました。古い教材ではカバーされていない可能性があります。
- 改訂の反映タイミング。公式は「試験ガイドの改訂が試験問題に反映されるのは公開の約1か月後」と明記しています。直前期に改訂があった場合の判断材料になります。
- 「作れる」ではなく「選べる」を問われること。実装手順を覚えるより、ユースケースと技術の対応を整理するほうが得点になります。
よくある質問
Q. AIF-C01の勉強時間はどれくらいですか?
公式に基準はありません。一般的な目安としては、AWSの基礎知識がある方で十数時間から数十時間程度と言われることが多いようです。公式の基準ではないため、目安としてのみ扱ってください。
Q. CLF-C02を先に取る必要がありますか?
いいえ。AIF-C01に前提資格は設定されていません。ただし公式の推奨知識としてEC2・S3・Lambda・IAM・責任共有モデル・料金モデルへの馴染みが挙げられているため、AWSがまったく初めての方は基礎から入ると理解が速くなります。
Q. コードを書けないと受かりませんか?
公式は、モデルの開発やコーディング、パイプライン構築を対象外の職務として明示しています。プログラミング経験は必須ではありません。
Q. 65問すべてが採点されるのですか?
いいえ。採点対象は50問で、残り15問は将来の出題候補を評価するための設問です。どれが採点対象かは試験中に示されません。
まとめ
- AIF-C01はAI・生成AIとAWSのAIサービスの基礎を問う Foundational レベルの認定
- 65問(採点50問)・90分・700点。受験料は100 USD、日本語で受験できます
- 配点は基盤モデルの応用28%が最大、生成AIの基礎24%と合わせて全体の52%
- 責任あるAIとセキュリティ・ガバナンスで合計28%。範囲は狭いが落とすと痛い
- 試験ガイドは v1.1(2026年4月30日公開)。エージェント関連の新設項目が入っています
出題範囲に沿って手を動かして確かめたい方は、資格道場のAWS AIF-C01問題集をどうぞ。 収録は845問(本番目安65問×13回の模試形式)、価格は2,178円(税込)の買い切りです。 まず50問は、会員登録もログインもなしでその場で解けます(すぐ解いてみる)。
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参考(公式・一次情報)
- AWS Certified AI Practitioner (AIF-C01) Exam Guide(5分野の配点・65問/採点50問・出題形式4種・合格ライン700点・対象外の職務)
- AWS Certified AI Practitioner 認定ページ(試験時間90分・受験料100 USD・受験方法・対応言語)
※ 本記事は2026年9月9日時点で公式ページ(および公式試験ガイド)を確認して作成しています。試験仕様・出題範囲・受験料は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。