統計質保証推進協会Level 1

難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。

統計検定4級のサンプル問題(本番形式・解説付き)

統計検定4級(統計質保証推進協会・統計検定4級(公式出題範囲表 2020年4月実施版 準拠))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(30問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全480問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。

設問1

20人の勉強時間を、次の度数分布表にまとめました。 | 階級(分) | 階級値 | 度数(人) | |---|---|---| | 10以上20未満 | 15 | 2 | | 20以上30未満 | 25 | 5 | | 30以上40未満 | 35 | 6 | | 40以上50未満 | 45 | 5 | | 50以上60未満 | 55 | 2 | | 合計 | | 20 | (階級値×度数)の合計は700です。平均値を求めるとき、700を割る数として正しいものはどれか。

  • 階級の数の5
  • 階級値の合計の175
  • 総度数の20(正解)
  • 階級幅の10

解説

平均値は、全データの合計をデータの個数で割った値です。度数分布表では、データの個数が総度数にあたるので、700÷20=35になります。 階級の数の5は、階級の数であって、割る数は総度数でなければなりません。 階級幅の10は、階級の幅であって、データの個数ではありません。 階級値の合計の175は、階級値だけを足した値で、データの個数ではありません。

設問2

ある町の人口(万人)を、下から15歳未満・15〜64歳・65歳以上の順に重ねた面グラフに表しました。縦軸は0から始まります。各年の線の高さは次のとおりです。 | 年 | 15歳未満の線 | 15〜64歳の線 | 65歳以上の線(一番上) | |---|---|---|---| | 1990年 | 20 | 80 | 90 | | 2005年 | 15 | 77 | 100 | | 2020年 | 10 | 65 | 100 | 2005年の65歳以上の人口は何万人か。

  • 100万人
  • 62万人
  • 77万人
  • 15万人
  • 23万人(正解)

解説

二段目より上の層の値は、上の線から下の線を引いた層の厚さです。65歳以上は一番上の層なので、100−77=23万人です。100は65歳以上の層の上の線の高さです。線の高さをそのまま値と読むと、下の層の分まで含みます。62万人は15〜64歳の人口(77−15)です。問われているのは65歳以上です。77は15歳未満と15〜64歳を合わせた人口(下の線の高さ)です。65歳以上の値ではありません。15万人は15歳未満の人口です。問われているのは65歳以上です。

設問3

30人の通学時間を、次の度数分布表にまとめました。 | 階級(分) | 度数(人) | |---|---| | 0以上10未満 | 3 | | 10以上20未満 | 10 | | 20以上30未満 | 6 | | 30以上40未満 | 6 | | 40以上50未満 | 5 | | 合計 | 30 | 最頻値(階級値で表す)と中央値が入る階級の組み合わせとして、正しいものはどれか。

  • 最頻値は15分、中央値は「20分以上30分未満」の階級に入る(正解)
  • 最頻値は10分、中央値は「20分以上30分未満」の階級に入る
  • 最頻値は15分、中央値は「10分以上20分未満」の階級に入る
  • 最頻値は25分、中央値は「10分以上20分未満」の階級に入る

解説

度数が最大の10人の階級は「10分以上20分未満」で、最頻値は階級値の15分です。30人なので15番目と16番目が中央値を決め、累積度数は3、13、19となり、どちらも「20分以上30分未満」に入ります。 「最頻値は25分、中央値は「10分以上20分未満」の階級に入る」は、最頻値と中央値の入る階級が入れ替わっています。 「最頻値は15分、中央値は「10分以上20分未満」の階級に入る」は、中央値の位置を度数が最大の階級にしており、累積度数を使っていません。 「最頻値は10分、中央値は「20分以上30分未満」の階級に入る」は、最頻値に階級値でなく階級の下の端を使っています。

設問4

次の表は、店Aと店Bの売上の指数(2020年=100)です。2020年の売上は、店Aが200万円、店Bが500万円でした。 | 年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |---|---|---|---| | 店Aの指数 | 100 | 120 | 150 | | 店Bの指数 | 100 | 110 | 132 | 2021年から2022年に増えた売上の金額が大きい店と、その金額の組合せとして正しいものはどれか。

  • 店A、30万円
  • 店A、60万円
  • 店B、22万円
  • 店B、110万円(正解)

解説

店Aは200×1.20=240万円から200×1.50=300万円で60万円、店Bは500×1.10=550万円から500×1.32=660万円で110万円の増加です。基準時の売上が違うので、指数の差だけでは金額の大小は決まりません。 店A、60万円は、店Aの増えた金額で、店Bの110万円より小さい金額です。 店A、30万円は、店Aの指数の差30ポイントを万円として読んだ値です。 店B、22万円は、店Bの指数の差22ポイントを万円として読んだ値です。

設問5

20人の通学時間を、次の度数分布表にまとめました。 | 階級(分) | 度数(人) | |---|---| | 0以上10未満 | 5 | | 10以上20未満 | 6 | | 20以上30未満 | 4 | | 30以上40未満 | 3 | | 40以上50未満 | 2 | | 合計 | 20 | 平均値の入る階級と、中央値の入る階級の関係として、正しいものはどれか。

  • 平均値は「20以上30未満」、中央値は「10以上20未満」の階級に入り、食い違う(正解)
  • 平均値も中央値も「20以上30未満」の階級に入り、同じになる
  • 平均値は「10以上20未満」、中央値は「20以上30未満」の階級に入り、食い違うことになる
  • 平均値も中央値も「10以上20未満」の階級に入り、同じになる

解説

平均値は、(5×5+15×6+25×4+35×3+45×2)÷20=410÷20=20.5分で、「20以上30未満」の階級に入ります。中央値は、10番目と11番目の値で決まります。累積度数は5、11、15、18、20なので、どちらも「10以上20未満」の階級に入ります。 「平均値も中央値も「10以上20未満」の階級に入り、同じになる」という関係は成り立ちません。平均値は20.5分で、この階級に届きません。 「平均値も中央値も「20以上30未満」の階級に入り、同じになる」という関係は成り立ちません。中央値は10番目と11番目の値で決まり、累積度数が11の階級に入ります。 「平均値は「10以上20未満」、中央値は「20以上30未満」の階級に入り、食い違うことになる」という関係は、2つの階級が逆です。

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