難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。
CompTIA SecAI+とは?出題範囲と勉強法
CompTIA SecAI+(CY0-001)の試験概要・出題範囲・学習の進め方を、公式情報をもとに整理したページです。
SecAI+ とはどんな試験か
CompTIA SecAI+は、特定ベンダーに依存しない「AIとサイバーセキュリティの交差点」を対象にした認定資格です。試験コードはCY0-001、試験バージョンはV1で、英語版は2026年2月17日、日本語版は2026年7月28日に提供が始まりました。AIを守る側(AIシステム・学習データ・モデルをどう保護するか)と、AIで守る側(AIを使って検知・対応・運用をどう強化するか)の両方を1つの試験で問うのが最大の特徴です。
出題は多肢選択問題に加え、実際の操作や判断を模した「パフォーマンスベース問題」を含みます。最大60問を60分で解き、100〜900の換算スコアで600点以上が合格ラインです。問題数・試験時間ともにSecurity+(最大90問・90分)より小ぶりですが、1問あたりに使える時間は約1分で、時間の余裕は大きくありません。
公式が示す推奨経験は、Security+・CySA+・PenTest+または同等のスキルと知識に加えて、IT分野で3〜4年、サイバーセキュリティの実務で2年以上です。これは受験の前提条件ではなく目安ですが、AIの用語だけでなく、脅威検知・インシデント対応・ガバナンスといったセキュリティ運用の土台がある前提で出題が組まれていることを示しています。Security+の次の一歩として位置づけると学習計画が立てやすい試験です。
出題範囲は4つのドメインで構成され、最大配点は「AIシステムの安全確保」の40%です。プロンプトインジェクションのような推論時の攻撃、学習データへのポイズニング、モデルやAIサプライチェーンの保護といった、AI固有の攻撃と防御がここに集まっています。残りは「AI支援セキュリティ」24%、「AIガバナンス、リスク、コンプライアンス」19%、「サイバーセキュリティに関連する基本的なAI概念」17%という配分です。
SecAI+は登場したばかりの認定で、公式ページには「提供開始からおよそ3年後に退役する見込み」という一般的な目安が示されています。本ページ確認時点で具体的な退役日や次期バージョンの発表は確認できていないため、受験時期が近い方は申し込み前に公式サイトで最新の状況をご確認ください。
試験概要
- 試験名
- CompTIA SecAI+(試験コード CY0-001/試験バージョン V1)
- 運営
- CompTIA
- 出題形式
- 多肢選択問題と、実際の操作や判断を模したパフォーマンスベース問題の組み合わせ
- 問題数
- 最大60問
- 試験時間
- 60分
- 合格ライン
- 600点(100〜900の換算スコア)
- 試験言語
- 日本語で受験できます(対応言語は英語・日本語)。日本語版は2026年7月28日に提供開始
- 提供開始
- 2026年2月17日(英語版)/2026年7月28日(日本語版)
- 推奨経験
- Security+、CySA+、PenTest+または同等のスキルと知識に加え、IT実務3〜4年・サイバーセキュリティ実務2年以上(受験の前提条件ではなく、公式が示す目安)
- 退役(予定)
- 提供開始からおよそ3年後と見込まれる、と公式ページに一般的な目安が示されています(具体的な日付の記載はありません)
受験料は本ページ確認時点でCompTIA公式サイト上の実額を確認できなかったため掲載していません(価格が動的なストア画面で表示される形式で、直接の確認ができませんでした)。受験にはCompTIA公式ストアで購入するバウチャー(受験券)が必要です。お申し込み前に必ずCompTIA公式サイトで最新の受験料をご確認ください。
認定の有効期間と更新(継続教育=CEU)の要件は、本ページ確認時点でSecAI+の公式ページ上に記載を確認できませんでした。Security+やNetwork+と同じ扱いになるかどうかも含め、公式サイトでご確認ください。
受験方法(テストセンターかオンライン監督か)についても、本ページ確認時点でSecAI+の公式ページ上に明記を確認できませんでした。申し込み画面でご確認ください。
SecAI+は2026年に提供が始まったばかりの新しい認定です。出題範囲・試験仕様は改定されることがあるため、学習を始める前に公式サイトで最新の出題範囲(Exam Objectives)をご確認ください。
※ 上記は2026年8月時点で公式サイトを確認した情報です。受験料・試験仕様は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
出題範囲の概観
- サイバーセキュリティに関連する基本的なAI概念(Basic AI concepts related to cybersecurity)17%
- AIシステムの安全確保(Securing AI systems)40%
- AI支援セキュリティ(AI-assisted security)24%
- AIガバナンス、リスク、コンプライアンス(AI governance, risk, and compliance)19%
配点はCompTIA公式の出題範囲の要約(SecAI+ (V1) exam objectives summary・2026年8月確認)によります。日本語のドメイン名はCompTIA公式日本語ページの表記に合わせています。「AIシステムの安全確保」が40%で突出しており、この1ドメインだけで全体の4割を占めます。ここにはAIシステム・データ・モデルを守る技術的対策、オンプレミス/クラウド/ハイブリッドそれぞれの展開環境のベストプラクティス、そしてAIモデル・データパイプライン・推論層を狙う攻撃への防御が含まれます。次いで「AI支援セキュリティ」(24%)が、AIを使った異常検知・イベントトリアージ・アラート相関・レスポンスオーケストレーションを扱います。つまり「AIを守る」側が4割、「AIで守る」側が約2割半で、この2つを混同しないことが得点の分かれ目になります。「AIガバナンス、リスク、コンプライアンス」(19%)では、公式にGDPRとNIST AI RMFが名指しで挙げられています。
勉強時間の目安と進め方
CompTIAは公式には勉強時間の目安を示していません。SecAI+は提供が始まったばかりで、受験者の体験談も多くはありません。ただし出題は最大60問・60分と小ぶりで、範囲も4ドメインに絞られています。推奨経験(Security+相当の知識とセキュリティ実務)を満たしている方であれば、負担が大きいのは「セキュリティの知識」より「AI側の用語と、AI固有の攻撃・防御の型」を新しく入れる部分になります。
学習の順番としては、まず出題範囲の4ドメインを頭に入れ、配点40%の「AIシステムの安全確保」から着手するのが効率的です。この分野は、推論時に効く攻撃(プロンプトインジェクション、機密情報の漏えい、モデルの窃取、敵対的サンプル)、学習データを狙う攻撃(ポイズニングやバックドア)、そしてモデルやライブラリの調達経路を狙うサプライチェーン攻撃、という3つの攻撃面で整理すると混乱しません。公式のサブ目標も「AIモデル・データパイプライン・推論層を狙う攻撃からの防御」と、この3面を明示しています。
取り違えやすいのが、ドメイン2(AIを守る)とドメイン3(AIで守る)の区別です。同じ「AIとセキュリティ」の話でも、守る対象がAIシステムなのか、AIが検知や自動化のための道具なのかで、問われている内容がまったく変わります。設問を読んだら「これはAIを守る話か、AIで守る話か」を最初に判定する癖をつけると、選択肢の絞り込みが速くなります。
ガバナンス分野(19%)は、条文の暗記ではなく「規制の要求が設計や運用をどう縛るか」という視点で押さえます。公式に名前が挙がっているGDPRとNIST AI RMFは、それぞれ個人データの扱いと、AIリスクを組織としてどう管理するかの枠組みです。NIST AI RMFは4つの機能(GOVERN・MAP・MEASURE・MANAGE)の役割分担を言えるようにしておくと、ガバナンス系の設問で迷いません。
仕上げは模試形式の問題演習が向いています。最大60問を60分ですから、1問あたりおよそ1分しか使えません。パフォーマンスベース問題は時間を消費しやすいため、時間がかかりそうなものは一旦飛ばして選択式を先に固める、という時間配分も練習しておくと安心です。合格ラインは600点(100〜900)で満点は必要ありません。配点の大きいドメインから確実に取る戦略が有効です。
この問題集の使い方
当サイトの SecAI+ 問題集は、全334問のオリジナル問題を本番形式の模試6回に分けています。おすすめの使い方は次の流れです。
まず50問を無料で解く
会員登録もログインもなしで、このままブラウザで始められます。本番形式の模試 第1回は無料の会員登録で解けて、本番の出題数に寄せた通し形式なので、いまの実力と出題の肌感が一度につかめます。
解説で弱点をつかむ
1問ごとに正誤と解説を確認できます。間違えた問題は自動で記録されるので、苦手な分野が自然と見えてきます。
合うと感じたら、残りの模試を解放する
第2回以降の5回・278問を買い切りで解放できます。月額の課金はありません。合わないと感じたら、購入しなくて構いません。
全6回・334問を周回する
1周で終わりにせず、すべての回を通して苦手分野をなくしていきます。進捗はブラウザに自動保存されるので、すき間時間に少しずつ進められます。
間違えた問題だけを復習する
復習モードが間違えた問題だけを出題します。正解できた問題は自動で対象から外れるため、試験直前は弱点だけを効率よく潰せます。
まずは無料の第1回(56問)で、問題と解説の質を確かめてください。無理に勧めません。
SecAI+ の模試を見る(第1回は無料)SecAI+ についての記事
- SecAI+は日本語で受けられる?【2026年8月更新】CompTIA SecAI+(CY0-001)は日本語で受験できます。日本語版は2026年7月28日に配信が始まったばかりで、本記事の確認時点でまだ2週間も経っていません。CompTIA公式で確認した提供言語・配信開始日・試験の枠組み・4ドメインの配点を、2026年8月8日確認の内容でまとめました。
- CompTIA SecAI+(CY0-001)の勉強法と出題範囲【2026年版】CompTIA SecAI+(CY0-001)の出題範囲・配点・学習の進め方を公式情報で整理。最大60問60分・合格ライン600点という枠組みと、配点40%を占める「AIシステムの安全確保」の攻略順、2026年7月28日に始まった日本語受験までをまとめました。