難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。
AWS SAP-C03のサンプル問題(本番形式・解説付き)
AWS SAP-C03(Amazon Web Services・AWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP-C03))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(75問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全1,500問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。
設問1
ある企業は、VPC の中のクライアントだけが呼べる API を、インターネットに出さずに公開したいと考えています。最も適切なものはどれですか。
- REST API に API キーを付けて、VPC の中だけに公開する
- WebSocket API を作成し、$connect ルートで VPC のクライアントだけを許可する
- HTTP API を作成して、同じ VPC からだけ呼べるようにする
- REST API のプライベート API にして、VPC の中だけに公開する(正解)
解説
プライベート API は REST API の機能で、インターフェイスエンドポイント経由で VPC の中だけに公開します。 VPC の中だけに公開するプライベート API は REST API の機能です。HTTP API は機能を絞った製品です。 $connect は接続時の認可に使うルートで、VPC の中だけに公開する仕組みではありません。 API キーは識別と制限の手段で、公開の範囲を VPC の中に限る仕組みではありません。
他の選択肢が誤りである理由
- 「REST API に API キーを付けて、VPC の中だけに公開する」API キーは識別と制限の手段で、公開の範囲を VPC の中に限る仕組みではありません。
- 「WebSocket API を作成し、$connect ルートで VPC のクライアントだけを許可する」$connect は接続時の認可に使うルートで、VPC の中だけに公開する仕組みではありません。
- 「HTTP API を作成して、同じ VPC からだけ呼べるようにする」VPC の中だけに公開するプライベート API は REST API の機能です。HTTP API は機能を絞った製品です。
設問2
ある企業は、ユーザーの部署の claim を IAM のセッションタグに変換し、ポリシーの条件で使いたいと考えています。Cognito でこれを行う設定はどれですか。
- ID トークンの有効期間を部署ごとに変えて、期限で権限を分ける
- ID プールで claim を IAM のセッションタグに変換する(正解)
- ユーザープールのリフレッシュトークンに部署の値を埋め込み、S3 に提示する
- ゲスト用ロールの名前に部署名を含めて、名前の一致で許可する
解説
ID プールには、ユーザーの claim を IAM のセッションタグに変換して、ポリシーで使う設定があります。 有効期間は部署の判定に使えません。claim の変換で属性をポリシーに渡します。 リフレッシュトークンはトークンを更新するためのものです。IAM のセッションタグへの変換とは関係ありません。 ロール名は条件判定の属性ではありません。claim をタグにする設定が必要です。
他の選択肢が誤りである理由
- 「ID トークンの有効期間を部署ごとに変えて、期限で権限を分ける」有効期間は部署の判定に使えません。claim の変換で属性をポリシーに渡します。
- 「ユーザープールのリフレッシュトークンに部署の値を埋め込み、S3 に提示する」リフレッシュトークンはトークンを更新するためのものです。IAM のセッションタグへの変換とは関係ありません。
- 「ゲスト用ロールの名前に部署名を含めて、名前の一致で許可する」ロール名は条件判定の属性ではありません。claim をタグにする設定が必要です。
設問3
CDK のアプリで cdk synth を実行しました。この実行で作られるものとして、正しいものはどれですか。
- 環境の準備として、CDKToolkit というスタックが作られる
- テンプレートとアセットが cdk.out に作られる(正解)
- テンプレートの代わりに、変更セットが作られる
- リソースが AWS のアカウントの中に直接作られる
解説
cdk synth は、スタックごとのテンプレートとアセットを cdk.out に作ります。 「環境の準備として、CDKToolkit というスタックが作られる」は誤りです。CDKToolkit を作るのは cdk bootstrap です。synth ではありません。 「テンプレートの代わりに、変更セットが作られる」は誤りです。synth が作るのはテンプレートとアセットです。変更セットは CloudFormation の更新時の仕組みです。 「リソースが AWS のアカウントの中に直接作られる」は誤りです。synth はテンプレートへの変換です。デプロイそのものは CloudFormation が行います。
他の選択肢が誤りである理由
- 「環境の準備として、CDKToolkit というスタックが作られる」CDKToolkit を作るのは cdk bootstrap です。synth ではありません。
- 「テンプレートの代わりに、変更セットが作られる」synth が作るのはテンプレートとアセットです。変更セットは CloudFormation の更新時の仕組みです。
- 「リソースが AWS のアカウントの中に直接作られる」synth はテンプレートへの変換です。デプロイそのものは CloudFormation が行います。
設問4
オンデマンドは 1 台 1 時間 0.10 ドル、Savings Plans の実効単価は 0.06 ドルです。ある企業の負荷は、常時 8 台に加えて、毎日 6 時間だけ追加で 12 台が動きます。ピークに合わせて 20 台分を約束した場合、約束した利用額に対する利用率はいくらですか。
- 40.0%
- 55.0%(正解)
- 100%
- 73.3%
解説
1 日の使用量は 8 台×24 時間+12 台×6 時間で 264 台時です。約束は 20 台×24 時間で 480 台時なので、利用率は 264÷480 で 55.0% です。 100% になるのは、1 日の最低使用量である 8 台分を約束した場合です。20 台分では、ピーク以外の時間に約束が余ります。 8 台÷20 台の割合です。毎日 6 時間の追加分も使用量に入るので、これより高くなります。 264 台時を 360 台時で割った値で、約束の台時の数え方が合っていません。約束は 20 台を 24 時間で 480 台時です。
他の選択肢が誤りである理由
- 「40.0%」8 台÷20 台の割合です。毎日 6 時間の追加分も使用量に入るので、これより高くなります。
- 「100%」100% になるのは、1 日の最低使用量である 8 台分を約束した場合です。20 台分では、ピーク以外の時間に約束が余ります。
- 「73.3%」264 台時を 360 台時で割った値で、約束の台時の数え方が合っていません。約束は 20 台を 24 時間で 480 台時です。
設問5
AWS Transform で VMware 環境を発見する方法のうち、オープンソースのものはどれですか。
- Export for vCenter(正解)
- Migration Evaluator のビジネスケース
- Migration Hub のホームリージョンの選択
- Athena を使ったデータの分析
解説
VMware 環境の発見は3通りです。Application Discovery Service のコレクターによる支援付きの発見、オープンソースの Export for vCenter、別途集めたデータの取り込みです。 ビジネスケースは費用の見積りで、VMware 環境の発見の方法ではありません。 ホームリージョンの選択は保存先の設定で、発見の方法ではありません。 Athena はデータの分析に使うもので、VMware 環境の発見の方法ではありません。
他の選択肢が誤りである理由
- 「Migration Evaluator のビジネスケース」ビジネスケースは費用の見積りで、VMware 環境の発見の方法ではありません。
- 「Migration Hub のホームリージョンの選択」ホームリージョンの選択は保存先の設定で、発見の方法ではありません。
- 「Athena を使ったデータの分析」Athena はデータの分析に使うもので、VMware 環境の発見の方法ではありません。
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