難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。
LPIC-3 305試験のサンプル問題(本番形式・解説付き)
LPIC-3 305試験(Linux Professional Institute・LPIC-3 Virtualization and Containerization 305-300(仮想化とコンテナ))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(60問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全540問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。
設問1
サーバーを仮想マシンに集める統合(コンソリデーション)の効果として正しいものを 3 つ選べ。
- 物理サーバーの台数が減る(正解)
- 設置面積が減る(正解)
- ハイパーバイザーが挟まることによる負荷がなくなる
- 消費電力が減る(正解)
- ホストが故障したときに止まる仮想マシンが減る
解説
統合の効果は、物理サーバーの台数、電力、設置面積が減ることです。一方で、ホストを集約するほど 1 台の故障で止まる仮想マシンは増えるため、止まる仮想マシンが減るという記述は逆です。また、ハイパーバイザーが挟まるオーバーヘッドは仮想化の欠点で、統合しても消えません。
設問2
3 台のノードで動かしているコンテナのうち、1 台のノードが故障し、そのノードで動いていたコンテナが別のノードで動き直された。オーケストレーションの要件のうち、これに当たるものはどれか。
- サービスディスカバリと負荷分散
- スケーリング
- 自己修復(正解)
- スケジューリング
解説
落ちたコンテナを起こし直し、故障したホストの分を別のホストで動かすのが自己修復です。スケジューリングは、空きのあるホストにコンテナを配置することで、故障への対応を指すものではありません。スケーリングは、負荷や指定に合わせてコンテナの数を増減することです。サービスディスカバリと負荷分散は、コンテナの IP が変わっても名前で見つけて均等に振り分けることで、コンテナを動かし直す働きではありません。
設問3
稼働中のドメイン vm1 について、ドメインの作成や操作は行わず、VNC か SPICE のグラフィカルコンソールを開くことに絞った、軽量なビューアはどれか。
- `virt-install`
- `virt-manager`
- `virt-clone`
- `virt-viewer`(正解)
解説
`virt-viewer` は、稼働中のドメインのグラフィカルコンソール(VNC か SPICE)を開く軽量なビューアで、`virt-viewer -c qemu:///system vm1` のように使います。`virt-manager` はデスクトップ GUI で、ドメインの作成や操作もできるため、ビューアに絞った道具ではありません。`virt-clone` は既存のドメインを複製する道具、`virt-install` は新しいドメインを作る道具で、画面を開く役目ではありません。
設問4
cloud-init のモジュールが属する段階に関する記述として、正しいものを 3 つ選べ。
- `ntp` と `timezone` は、Final 段階(`cloud_final_modules`)にある
- `disk_setup` と `mounts` は Network 段階にあり、ネットワークが上がってから処理される(正解)
- `write_files` と `growpart` は、Network 段階(`cloud_init_modules`)にある(正解)
- `package_update_upgrade_install` と `scripts_user` は、Final 段階(`cloud_final_modules`)にある(正解)
- `apt_configure` と `runcmd` は、Network 段階(`cloud_init_modules`)にある
解説
`disk_setup` と `mounts` は Network 段階にあります。ネットワーク上の user-data にディスク設定が含まれることがあり、ネットワークが上がってからでないと処理できないからです。`write_files` と `growpart` も Network 段階で、`package_update_upgrade_install` と `scripts_user` は Final 段階です。`ntp` と `timezone` は Config 段階(`cloud_config_modules`)にあり、Final 段階ではありません。`apt_configure` と `runcmd` も Config 段階にあり、Network 段階ではありません。
設問5
LXD の構成として正しいものはどれか。
- `lxd` デーモンが containerd を使ってコンテナを動かす
- `lxc` コマンドが REST API を通して `lxd` デーモンに命令し、`lxd` デーモンが liblxc を使ってコンテナを動かす(正解)
- `lxc-create` や `lxc-start` が REST API を通して `lxd` デーモンに命令する
- `lxc` コマンドが liblxc を直接呼び出し、`lxd` デーモンは経由しない
解説
LXD は、liblxc の上に載る管理デーモンで、REST API を公開します。クライアントの `lxc` コマンドは REST API を通して `lxd` デーモンに命令し、`lxd` が liblxc を使ってコンテナを動かします。`lxc` コマンドが liblxc を直接呼ぶ構成ではありません。`lxd` が使うのは liblxc で、containerd ではありません。`lxc-create` や `lxc-start` は従来のツールで、LXD を介さず liblxc を直接使います。
続きは、会員登録なしでそのまま50問解けます。採点と解説つきで、上と同じ本物の問題です。
登録なしで50問解く