難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。
ISC2 CCのサンプル問題(本番形式・解説付き)
ISC2 CC(ISC2・ISC2 の入門サイバーセキュリティ認定 Certified in Cybersecurity(2026 年 9 月 1 日版の範囲・5 分野))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(125問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全1,125問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。
設問1
個人情報の保護を担当する部署が、プライバシーの考え方を説明します。プライバシーの説明として最も適切なものはどれですか。
- 社内のネットワークに外部から勝手に入れないようにする防御を整えること
- システムが止まらないようにして、必要な時に情報を使える状態を保つこと
- 情報が書き換えられておらず、正確なまま保たれていることを保証すること
- 個人が、自分の情報の扱われ方をコントロールできること(正解)
解説
プライバシーは、個人が自分の情報の扱われ方をコントロールできることです。守る対象は、個人を識別できる情報です。 外部から入れないようにするのはネットワークの防御の話で、個人が情報の扱われ方を決めるというプライバシーの説明ではありません。 必要な時に使えることは可用性の説明で、プライバシーの説明ではありません。 書き換えられていないことを守るのは完全性の説明で、プライバシーの説明ではありません。
他の選択肢が誤りである理由
- 「社内のネットワークに外部から勝手に入れないようにする防御を整えること」外部から入れないようにするのはネットワークの防御の話で、個人が情報の扱われ方を決めるというプライバシーの説明ではありません。
- 「システムが止まらないようにして、必要な時に情報を使える状態を保つこと」必要な時に使えることは可用性の説明で、プライバシーの説明ではありません。
- 「情報が書き換えられておらず、正確なまま保たれていることを保証すること」書き換えられていないことを守るのは完全性の説明で、プライバシーの説明ではありません。
設問2
Fabrikam 社のファイアウォールに、「送信元 IP アドレス 198.51.100.0/24 を拒否」と「宛先ポート 22 を許可」の2つの規則があります。規則が見る情報を、TCP/IP モデルの層で表した組合せとして、最も適切なものはどれですか。
- 前者はインターネット層、後者はトランスポート層の情報(正解)
- 前者はトランスポート層、後者はインターネット層の情報を判断に使う
- 前者はリンク層、後者はインターネット層の情報
- どちらもインターネット層の情報
解説
IP アドレスはインターネット層(OSI の第3層)、ポート番号はトランスポート層(OSI の第4層)の情報です。 前者と後者が入れ替わっています。IP アドレスがインターネット層、ポート番号がトランスポート層です。 IP アドレスはリンク層ではなくインターネット層の情報で、ポート番号はトランスポート層の情報です。 ポート番号は IP アドレスと同じ層ではなく、TCP や UDP が扱うトランスポート層の情報です。
他の選択肢が誤りである理由
- 「前者はトランスポート層、後者はインターネット層の情報を判断に使う」前者と後者が入れ替わっています。IP アドレスがインターネット層、ポート番号がトランスポート層です。
- 「前者はリンク層、後者はインターネット層の情報」IP アドレスはリンク層ではなくインターネット層の情報で、ポート番号はトランスポート層の情報です。
- 「どちらもインターネット層の情報」ポート番号は IP アドレスと同じ層ではなく、TCP や UDP が扱うトランスポート層の情報です。
設問3
Adatum 社の運用では、SCIM の名前を問われたら、短く答えられる必要があります。SCIM の説明として、最も適切なものはどれですか。
- パスワードの強さを判定する基準
- アカウントの作成・更新・削除を自動化するための標準(正解)
- 利用者が一度ログインすれば複数のシステムに入れる仕組み
- ネットワークの通信を中継して、アドレスを変換する機器
解説
SCIM は、アカウント作成・更新・削除の自動化の標準です。 パスワードの強さの基準は、アカウントのポリシーの話です。 一度のログインで複数のシステムに入れる仕組みは、SSO です。 アドレスの変換を行う機器は、ネットワークの機器で、アカウント管理の標準ではありません。
他の選択肢が誤りである理由
- 「パスワードの強さを判定する基準」パスワードの強さの基準は、アカウントのポリシーの話です。
- 「利用者が一度ログインすれば複数のシステムに入れる仕組み」一度のログインで複数のシステムに入れる仕組みは、SSO です。
- 「ネットワークの通信を中継して、アドレスを変換する機器」アドレスの変換を行う機器は、ネットワークの機器で、アカウント管理の標準ではありません。
設問4
従業員が、顧客の注文データを画面で確認しながら出荷の手配をしています。この段階で効く守りとして、最も適切なものはどれですか。
- 保持期間の管理と復元できない状態にする作業
- 最小権限、画面の盗み見対策、ログの記録(正解)
- 保存時の暗号化とアクセス制御
- 転送時の暗号化と共有先の許可
解説
人やプログラムが処理している段階は「使用」です。使用の守りは、最小権限、画面の盗み見対策、ログです。 保持期間の管理は「保管」、復元できない状態にする作業は「破棄」の守りです。 保存時の暗号化は、システムに書き込む「保存」の段階の守りの例です。使用の場面の守りとは別です。 転送時の暗号化と共有先の許可は、相手に渡す「共有」の段階の守りです。
他の選択肢が誤りである理由
- 「保持期間の管理と復元できない状態にする作業」保持期間の管理は「保管」、復元できない状態にする作業は「破棄」の守りです。
- 「保存時の暗号化とアクセス制御」保存時の暗号化は、システムに書き込む「保存」の段階の守りの例です。使用の場面の守りとは別です。
- 「転送時の暗号化と共有先の許可」転送時の暗号化と共有先の許可は、相手に渡す「共有」の段階の守りです。
設問5
NIST RMF の7段階のうち、管理策の評価が済んだあとで、上級の責任者がリスクに基づいて運用の可否を決める段階はどれですか。
- 準備(Prepare)
- 選択(Select)
- 認可(Authorize)(正解)
- 監視(Monitor)
解説
RMF は、準備、分類、選択、実装、評価、認可、監視の順です。評価の後に、上級の責任者がリスクに基づいて運用を認可します。 準備は、最初の段階です。評価のあとに行う段階ではありません。 選択は、NIST SP 800-53 の管理策を選ぶ段階で、評価より前にあります。 監視は、認可のあとも続ける段階です。運用の可否を決める段階ではありません。
他の選択肢が誤りである理由
- 「準備(Prepare)」準備は、最初の段階です。評価のあとに行う段階ではありません。
- 「選択(Select)」選択は、NIST SP 800-53 の管理策を選ぶ段階で、評価より前にあります。
- 「監視(Monitor)」監視は、認可のあとも続ける段階です。運用の可否を決める段階ではありません。
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