ISC2Level 4

難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。

CISSPのサンプル問題(本番形式・解説付き)

CISSP(ISC2・ISC2 の情報セキュリティ専門家認定 CISSP(2024 年 4 月 15 日版の範囲・8 分野))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(150問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全1,800問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。

設問1

ハイブリッド構成の評価で、接続の部分が漏れやすい理由として、最も適切なものはどれか。

  • 専用線は暗号化されていて、調べる必要がないから
  • 接続は、事業者の SOC 2 の範囲に含まれるから
  • 接続の部分は、自社が調べる権限を持たないから
  • どちらの管理にも属しにくいから(正解)

解説

専用線や VPN、データ同期の経路のような接続の部分は、どちらの管理にも属しにくく、評価の漏れが出ます。 「接続は、事業者の SOC 2 の範囲に含まれるから」は不適切です。接続の部分は、事業者の報告書の範囲に入りにくい箇所です。含まれないために、漏れが出ます。 「接続の部分は、自社が調べる権限を持たないから」は不適切です。専用線や VPN は、自社が確かめられる場合もあります。問題は、どちらの管理にも属しにくいことです。 「専用線は暗号化されていて、調べる必要がないから」は不適切です。暗号化されていることは、評価を省く理由になりません。接続の部分は、担当を決めて確かめます。

他の選択肢が誤りである理由

  • 「専用線は暗号化されていて、調べる必要がないから」暗号化されていることは、評価を省く理由になりません。接続の部分は、担当を決めて確かめます。
  • 「接続は、事業者の SOC 2 の範囲に含まれるから」接続の部分は、事業者の報告書の範囲に入りにくい箇所です。含まれないために、漏れが出ます。
  • 「接続の部分は、自社が調べる権限を持たないから」専用線や VPN は、自社が確かめられる場合もあります。問題は、どちらの管理にも属しにくいことです。

設問2

Fourth Coffee 社の新任の担当者が、最小特権と職務の分離の違いを説明している。説明として正しいものはどれか。

  • どちらも同じ原則の別名で、権限を絞れば両方満たされる
  • 職務の分離は、不正に要る権限を 1 人に集める原則である
  • 最小特権は権限を必要になった時に付け、職務の分離は付けた権限を外さない
  • 最小特権は権限の大きさを絞り、職務の分離は権限を人に分ける(正解)

解説

最小特権は「1 人の権限の大きさ」を絞る原則で、職務の分離は「1 つの業務の中の権限を人に分ける」原則です。目的が違います。 「どちらも同じ原則の別名で、権限を絞れば両方満たされる」は不適切です。2 つは目的が違います。権限を絞っても、1 つの業務の権限を人に分けなければ職務の分離は満たされません。 「最小特権は権限を必要になった時に付け、職務の分離は付けた権限を外さない」は不適切です。権限は不要になれば外します。外す原則は最小特権で、職務の分離は権限を人に分ける原則です。 「職務の分離は、不正に要る権限を 1 人に集める原則である」は不適切です。職務の分離は、不正に要る複数の権限を 1 人に持たせない原則で、集める原則ではありません。

他の選択肢が誤りである理由

  • 「どちらも同じ原則の別名で、権限を絞れば両方満たされる」2 つは目的が違います。権限を絞っても、1 つの業務の権限を人に分けなければ職務の分離は満たされません。
  • 「職務の分離は、不正に要る権限を 1 人に集める原則である」職務の分離は、不正に要る複数の権限を 1 人に持たせない原則で、集める原則ではありません。
  • 「最小特権は権限を必要になった時に付け、職務の分離は付けた権限を外さない」権限は不要になれば外します。外す原則は最小特権で、職務の分離は権限を人に分ける原則です。

設問3

Litware 社は、インターネットへの経路を 1 つの事業者に頼っており、先月、その事業者の経路の乗っ取りで通信が止まった。再発に備える対策として最も適切なものはどれか。

  • 元のサーバが CDN からの通信だけを受けるように絞る
  • その事業者との契約を見直し、同じ事業者への接続回線を増やす
  • 顧客の網につながるルータに入口フィルタを置く
  • 経路を一部の事業者に頼らず、複数の事業者との接続で代替の経路を確保する(正解)

解説

経路を一部の事業者に頼ると、その障害や経路の乗っ取りで通信が止まり、代替も確保できません。複数の事業者との接続で代替の経路を確保します。 「その事業者との契約を見直し、同じ事業者への接続回線を増やす」は不適切です。同じ事業者への回線を増やしても、その事業者の障害や経路の乗っ取りで止まります。代替になりません。 「元のサーバが CDN からの通信だけを受けるように絞る」は不適切です。それは CDN を迂回した直接の攻撃への対策で、事業者の経路の乗っ取りには備えません。 「顧客の網につながるルータに入口フィルタを置く」は不適切です。入口フィルタは送信元アドレスの詐称を落とすもので、経路を頼る先の事業者の障害には備えません。

他の選択肢が誤りである理由

  • 「元のサーバが CDN からの通信だけを受けるように絞る」それは CDN を迂回した直接の攻撃への対策で、事業者の経路の乗っ取りには備えません。
  • 「その事業者との契約を見直し、同じ事業者への接続回線を増やす」同じ事業者への回線を増やしても、その事業者の障害や経路の乗っ取りで止まります。代替になりません。
  • 「顧客の網につながるルータに入口フィルタを置く」入口フィルタは送信元アドレスの詐称を落とすもので、経路を頼る先の事業者の障害には備えません。

設問4

Fabrikam 社の物理アクセスについて、左の説明に当たる用語や記録を、右から選んで対応付けてください。

    解説

    後ろについて入るのが共連れ、二重扉がマントラップ、論理側のログと突き合わせて価値が出るのが入退室の記録です。最小権限は運用の原則、ACL は論理側の制御です。

    設問5

    Litware 社の通販サイトは、支払いカードの番号を扱う。この種類の情報の保護を求めるものはどれか。

    • HIPAA
    • FIPS 199
    • 大統領令 13526
    • PCI DSS(正解)

    解説

    支払いカードの情報は、PCI DSS が保護を求めます。種類ごとに適用されるものが違うので、分類の区分に加えて、種類の情報もラベルに持たせると引きやすくなります。 「HIPAA」は不適切です。HIPAA は、医療情報(PHI)の保護を求めるものです。 「FIPS 199」は不適切です。FIPS 199 は、システムの影響度を低・中・高で決める方式です。カード情報の保護を求めるものではありません。 「大統領令 13526」は不適切です。大統領令 13526 は、米国の政府の機密区分を定めたもので、民間のカード情報の保護を求めるものではありません。

    他の選択肢が誤りである理由

    • 「HIPAA」HIPAA は、医療情報(PHI)の保護を求めるものです。
    • 「FIPS 199」FIPS 199 は、システムの影響度を低・中・高で決める方式です。カード情報の保護を求めるものではありません。
    • 「大統領令 13526」大統領令 13526 は、米国の政府の機密区分を定めたもので、民間のカード情報の保護を求めるものではありません。

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