難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。
PL-900のサンプル問題(本番形式・解説付き)
PL-900(Microsoft・Power Platform Fundamentals)の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(50問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全500問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。
設問1
エージェントのナレッジに、社内の業務マニュアルのファイルを直接アップロードします。1 つのファイルの大きさと、1 つのエージェントに入れられるファイルの数について、上限の組として正しいものはどれですか。
- 1 ファイル 100 MB まで、1,000 ファイルまで
- 1 ファイル 512 MB まで、50 ファイルまで
- 1 ファイル 2 GB まで、500 ファイルまで
- 1 ファイル 512 MB まで、500 ファイルまで(正解)
解説
アップロードしたファイルは Dataverse に保存され、1 ファイル 512 MB を超えるものは扱えません。1 つのエージェントに入れられるファイルは 500 個までです。画像・動画・音声・実行ファイルや、秘密度ラベルなどで暗号化したファイルは使えません。1 ファイル 100 MB まで・1,000 ファイルまで、という組は誤りで、上限は 512 MB と 500 個です。1 ファイル 512 MB まで・50 ファイルまで、という組もファイルの数が違います。1 ファイル 2 GB まで・500 ファイルまで、という組も 1 ファイルの上限が違います。
他の選択肢が誤りである理由
- 「1 ファイル 100 MB まで、1,000 ファイルまで」1 ファイルの上限は 512 MB、ファイルの数の上限は 500 です。
- 「1 ファイル 512 MB まで、50 ファイルまで」ファイルの数の上限は 500 です。
- 「1 ファイル 2 GB まで、500 ファイルまで」1 ファイルの上限は 512 MB です。
設問2
Dataverse で新しいテーブルを作成して保存しました。保存後には変更できない項目はどれですか。
- テーブルの表示名(Display name)
- テーブルの説明(Description)
- モデル駆動型アプリで使うテーブルの色
- プライマリ列(Primary column)の表示名(正解)
解説
テーブルを保存した後は、プライマリ列の表示名と説明を変更できません。同様にスキーマ名も保存後は変更できません。テーブル自体の表示名や説明、色は後から変更できます。テーブルの表示名(Display name)は保存後も変更できます。テーブルの説明(Description)も保存後に編集できます。モデル駆動型アプリで使うテーブルの色も、テーブルのプロパティとして後から変更できます。
他の選択肢が誤りである理由
- 「テーブルの表示名(Display name)」誤りです。テーブルの表示名は後から変更できます(ドキュメントにも「後で変更できる」と明記されています)。
- 「テーブルの説明(Description)」誤りです。テーブルの説明は保存後も編集できます。
- 「モデル駆動型アプリで使うテーブルの色」誤りです。モデル駆動型アプリでの表示色はテーブルのプロパティとして後から変更できます。
設問3
プランで提案されたテーブルを確定するために「テーブルを保存」を選択した。このとき何が起きるか。
- テーブルの内容がExcelファイルとしてエクスポートされる
- テーブルが既定環境へ自動的に発行され、プランは破棄される
- ソリューション名と発行元を指定し、プランとテーブルがソリューションに格納される(正解)
- テーブルが公開Webサイトとして発行され、外部ユーザーが参照できるようになる
解説
「テーブルを保存」ではソリューション名と発行元を指定し、プランと生成物がソリューションに格納されます。ソリューションに入ることで ALM の仕組みに乗り、環境間の移行ができるようになります。テーブルは Dataverse のテーブルとして作られ、Excel ファイルとしてエクスポートされるわけではありません。保存先は作業中の環境で、既定環境へ自動的に発行されることもプランが破棄されることもありません。テーブルの保存は公開 Web サイトの発行とは無関係で、外部公開が必要なら Power Pages のサイトを別に構成します。
他の選択肢が誤りである理由
- 「テーブルの内容がExcelファイルとしてエクスポートされる」誤り。テーブルはDataverseのテーブルとして作成される。なおプラン自体をPDFへエクスポートする機能は別に用意されている。
- 「テーブルが既定環境へ自動的に発行され、プランは破棄される」誤り。保存先は作業中の環境であり、既定環境への自動発行は行われない。またプランは破棄されず、ソリューションビューと切り替えて参照できる。
- 「テーブルが公開Webサイトとして発行され、外部ユーザーが参照できるようになる」誤り。テーブルの保存はWebサイトの公開とは無関係である。外部公開が必要な場合はPower Pagesサイトを別途構成する。
設問4
開発用の環境で作成・検証したクラウドフローを、本番用の環境でも使えるようにしたいとします。適切な方法はどれですか。
- 開発環境のフローの URL を本番環境の利用者に共有する
- フローをソリューションに含めてエクスポートし、本番環境にインポートする(正解)
- フローをオフにしてから、フローの設定で所属する環境を本番環境に切り替える
- 本番環境の管理者に、開発環境のフローの共同所有者になってもらう
解説
環境をまたいでフローを持ち込むには、ソリューション(またはパッケージ)としてエクスポートし、対象の環境にインポートします。開発環境のフローの URL を共有しても、フローは開発環境にあるままで、本番環境に存在するようにはなりません。フローの設定で所属する環境を切り替える機能はありません。本番環境の管理者を共同所有者に追加するのは同じ環境の中での権限付与で、フローが別の環境に移るわけではありません。
他の選択肢が誤りである理由
- 「開発環境のフローの URL を本番環境の利用者に共有する」誤りです。URL を共有しても、フローは開発環境のものであり本番環境に存在するようにはなりません。
- 「フローをオフにしてから、フローの設定で所属する環境を本番環境に切り替える」誤りです。作成後にフローの所属環境を切り替える設定はありません。移動にはエクスポートとインポートが必要です。
- 「本番環境の管理者に、開発環境のフローの共同所有者になってもらう」誤りです。共同所有者の追加は同じ環境内での権限付与であり、フローが別の環境に存在するようになるわけではありません。
設問5
社内ポータルの Web サイトに出すエージェントの認証を[手動で認証する](サービス プロバイダーは Microsoft Entra ID)にしています。サインインしていない人とは会話を始めず、エージェントを共有した人だけが会話できるようにしたい。[認証]で選ぶ設定項目はどれですか。
- [ユーザーにサインインを求める]をオンにする(正解)
- [Microsoft で認証する]に切り替えて保存する
- [認証しない]にして、エージェントの共有を絞る
- [スコープ]に openid と profile だけを入れる
解説
[ユーザーにサインインを求める]をオンにすると、サインインしていない利用者には会話の初めにサインインを求めます。サービス プロバイダーが Microsoft Entra ID なら、エージェントの共有で会話できる人を決められます。この項目は[認証しない]と[Microsoft で認証する]では選べません。[スコープ]に openid と profile だけを入れても、スコープはサインインした後に得る権限を決める項目なので、サインインを求める設定にはなりません。[Microsoft で認証する]に切り替えると、Web サイトに出す構成ではなくなります。[認証しない]にすると、サインインしていない人とも会話が始まってしまいます。
他の選択肢が誤りである理由
- 「[Microsoft で認証する]に切り替えて保存する」[Microsoft で認証する]で動くのは Teams と Microsoft 365 のチャネルだけで、Web サイトには出せません。
- 「[認証しない]にして、エージェントの共有を絞る」[認証しない]では、リンクを知っている人は誰でも会話でき、共有で絞れません。
- 「[スコープ]に openid と profile だけを入れる」スコープはサインインした後に得る権限を決める項目で、サインインを求める設定ではありません。
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