難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。
PL-900のサンプル問題(本番形式・解説付き)
PL-900(Microsoft・Power Platform Fundamentals)の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(51問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全305問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。
設問1
個人の Microsoft アカウント(例: someone@live.com)でサインインして Power Automate for desktop を使っている利用者から、Copilot が表示されないと相談を受けました。原因として正しいものはどれですか。
- Copilot を使うには、対象となるマシンをマシングループへ無人実行の用途としてあらかじめ登録しておく必要があるため
- Copilot は職場または学校のアカウントでのみ利用でき、個人の Microsoft アカウントでは使えないため(正解)
- 作成したデスクトップフローの数がライセンスの上限に達すると、Copilot の入口が編集画面から自動的に非表示に切り替わるため
- Copilot はクラウドフロー専用の機能として提供され、Power Automate for desktop の編集画面には存在しないため
解説
Power Automate for desktop の Copilot は職場または学校のアカウントでサインインしている場合にのみ利用でき、個人の Microsoft アカウントでは利用できません。
他の選択肢が誤りである理由
- 「Copilot を使うには、対象となるマシンをマシングループへ無人実行の用途としてあらかじめ登録しておく必要があるため」誤りです。無人実行用のマシン登録は Copilot の表示条件ではありません。
- 「作成したデスクトップフローの数がライセンスの上限に達すると、Copilot の入口が編集画面から自動的に非表示に切り替わるため」誤りです。フローの数によって Copilot が非表示になる仕組みはありません。
- 「Copilot はクラウドフロー専用の機能として提供され、Power Automate for desktop の編集画面には存在しないため」誤りです。Power Automate for desktop にも Copilot は用意されています。
設問2
Power Apps のデータワークスペースで「Copilot で開始(Start with Copilot)」を選んでテーブルを作成する場合、どのようなことができますか。
- テーブルの構造だけが生成され、テーブル同士のリレーションシップは生成が終わった後からメーカーが手作業で1つずつ作って設定する必要がある
- SQL の CREATE TABLE 文を貼り付けると、その定義どおりに Dataverse テーブルが作られ、列の型や既定値、主キーの設定もそのまま引き継がれる
- 既存の Dataverse テーブルを Copilot が解析し、重複した列や表記のゆれを整理して正規化されたスキーマへ自動的に作り替えて保存できる
- 作りたいデータを自然言語で説明すると、Copilot がテーブルとリレーションシップを生成し、対話しながら調整して保存できる(正解)
解説
「Copilot で開始」では、作りたいデータを自然言語で説明すると Copilot がテーブルとリレーションシップを生成します。Copilot パネルで納得できるまで対話しながら調整し、最後に保存して終了します。
他の選択肢が誤りである理由
- 「テーブルの構造だけが生成され、テーブル同士のリレーションシップは生成が終わった後からメーカーが手作業で1つずつ作って設定する必要がある」誤りです。Copilot はテーブルだけでなくリレーションシップも生成します。テーブル数や規模、リレーションシップを含めるかどうかはオプションで指定できます。
- 「SQL の CREATE TABLE 文を貼り付けると、その定義どおりに Dataverse テーブルが作られ、列の型や既定値、主キーの設定もそのまま引き継がれる」誤りです。入力するのは SQL ではなく自然言語による説明です。
- 「既存の Dataverse テーブルを Copilot が解析し、重複した列や表記のゆれを整理して正規化されたスキーマへ自動的に作り替えて保存できる」誤りです。既存テーブルを自動的に正規化して作り替える機能ではありません。新しいテーブルの生成を支援する機能です。
設問3
Copilot Studio のエージェントで MCP のツールを利用するために必要な設定はどれですか。
- エージェントで生成オーケストレーションを有効にする(正解)
- エージェントの認証を「認証なし」に設定する
- エージェントを Microsoft Teams チャネルにのみ発行する
- エージェントのすべてのシステムトピックをオフにする
解説
MCP を使用するには、エージェントで生成オーケストレーションを有効にしておく必要があります。
他の選択肢が誤りである理由
- 「エージェントの認証を「認証なし」に設定する」誤りです。「認証なし」は誰でもエージェントと会話できる設定で、MCP の前提条件ではありません。むしろ認証なしではユーザーの資格情報を使うツールが利用できません。
- 「エージェントを Microsoft Teams チャネルにのみ発行する」誤りです。MCP の利用可否は発行先のチャネルとは関係ありません。
- 「エージェントのすべてのシステムトピックをオフにする」誤りです。システムトピックをオフにすることは MCP の前提条件ではありません。
設問4
見積 → 承認 → 受注 → 納品 という段階を、担当者が順番どおりに進められるようモデル駆動型アプリの画面上部にステージとして表示したい。使用すべき機能はどれですか。
- ビジネスルール
- ビジネスプロセスフロー(正解)
- サイトマップ
- Power Fx の Navigate 関数
解説
ビジネスプロセスフローは業務の段階(ステージ)を画面上部に表示し、利用者を決められた手順どおりに導く機能である。
他の選択肢が誤りである理由
- 「ビジネスルール」誤り。ビジネスルールはフォーム上の項目の表示・非表示、必須設定、既定値などをノーコードで制御する機能。
- 「サイトマップ」誤り。サイトマップはアプリのナビゲーション(メニュー構成)を定義するもので、業務の段階管理は行わない。
- 「Power Fx の Navigate 関数」誤り。Navigate はキャンバスアプリで画面を切り替えるPower Fxの関数で、モデル駆動型アプリの段階管理には使わない。
設問5
Microsoft Power Pages の主な用途を最も適切に説明しているのはどれですか。
- 従業員専用の業務アプリをモバイル端末向けに配布し、端末ごとの利用状況の記録やオフラインでの動作、更新版の適用までを一元的に管理できる。
- オンプレミスで稼働している Web サイトを、構成の調査からクラウド上の仮想マシンへの移行、移行後の動作確認までの一連の作業を通して支援できる。
- 組織外の利用者が閲覧・操作する対外向けのビジネス Web サイトを、低コードで作成・ホスティング・管理できる。(正解)
- 既存の Web サイトのアクセスログを収集して解析し、訪問者の行動に関するレポートを自動生成できる。
解説
Power Pages は、対外向けのビジネス Web サイトを作成・ホスティング・管理するための、セキュアでエンタープライズ品質のローコード SaaS プラットフォームです。
他の選択肢が誤りである理由
- 「従業員専用の業務アプリをモバイル端末向けに配布し、端末ごとの利用状況の記録やオフラインでの動作、更新版の適用までを一元的に管理できる。」誤りです。従業員向けの業務アプリを作成するのは Power Apps の役割です。Power Pages は対外向けサイトを担当します。
- 「オンプレミスで稼働している Web サイトを、構成の調査からクラウド上の仮想マシンへの移行、移行後の動作確認までの一連の作業を通して支援できる。」誤りです。Power Pages はサイトを新たに作成してホストするサービスであり、既存サイトを仮想マシンへ移行する道具ではありません。
- 「既存の Web サイトのアクセスログを収集して解析し、訪問者の行動に関するレポートを自動生成できる。」誤りです。アクセスログの解析やレポート生成は Power Pages の目的ではなく、分析系のサービスが担う領域です。
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