難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。
PL-300のサンプル問題(本番形式・解説付き)
PL-300(Microsoft・Power BI Data Analyst Associate)の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(50問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全650問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。
設問1
同じ列構成の月次 CSV ファイルが1つのフォルダーに毎月追加される。ファイルが増えても手順を作り直さずにまとめて取り込みたい。Power BI Desktop で選ぶ操作はどれか。
- フォルダー コネクタで接続し、できた Binary 列を [ファイルの結合] で展開して取り込む。(正解)
- Text/CSV コネクタでファイルを1つずつ接続し、[クエリの追加] で毎月まとめて取り込む。
- Excel ブック コネクタで接続し、テーブルとして定義された範囲をシートごとに選んで取り込む。
- Web コネクタでフォルダーの URL に接続し、自動で認識された表を選んで取り込む。
解説
フォルダー コネクタは同じ構造のファイルをまとめて読むためのもので、月次 CSV の積み上げに使います。取り込むと Binary 列ができ、[ファイルの結合] を実行するとサンプル ファイルからの変換手順が自動生成されるため、ファイルが増えても手順を作り直す必要がありません。(根拠: 学習用テキスト 1-1-2 データ ソースを識別して接続する [1.1])
他の選択肢が誤りである理由
- 「Text/CSV コネクタでファイルを1つずつ接続し、[クエリの追加] で毎月まとめて取り込む。」Text/CSV コネクタは区切り記号・エンコード・データ型検出の行数を指定して1つのファイルを読むもので、ファイルが増えるたびに接続と追加の作業が発生します。
- 「Excel ブック コネクタで接続し、テーブルとして定義された範囲をシートごとに選んで取り込む。」Excel ブック コネクタはテーブル・名前付き範囲・シートを選んで読むもので、CSV のファイル群をまとめる用途には使いません。
- 「Web コネクタでフォルダーの URL に接続し、自動で認識された表を選んで取り込む。」Web コネクタは URL から HTML の表を取得するもので、フォルダー内のファイル群を積み上げる用途には使いません。
設問2
組織内で既に公開されているセマンティック モデルやレイクハウスを、新しく接続を作る前に探したい。Power BI Desktop で使う入口はどれか。
- [ファイル] の [オプションと設定] にあるデータ ソース設定を開き、保存済みの接続の一覧から探す。
- [ホーム] リボンのデータ ハブを開き、組織内で公開済みの項目の一覧から探す。(正解)
- [表示] リボンのモデル ビューを開き、読み込み済みのテーブルとリレーションシップの一覧から探す。
- [ホーム] リボンの [パラメーターの管理] を開き、推奨値に指定したクエリの一覧から探す。
解説
データ ハブは、組織内で既に公開されているセマンティック モデル・レイクハウス・ウェアハウスを探す入口で、Desktop とサービスの両方にあります。ゼロから接続を作る前にここを見るのが Microsoft の推奨する順序です。(根拠: 学習用テキスト 1-1-2 データ ソースを識別して接続する [1.1])
他の選択肢が誤りである理由
- 「[ファイル] の [オプションと設定] にあるデータ ソース設定を開き、保存済みの接続の一覧から探す。」データ ソース設定は、既に使っているソースの変更・アクセス許可の編集・アクセス許可のクリアを行う場所で、公開済みの項目を探す場所ではありません。
- 「[表示] リボンのモデル ビューを開き、読み込み済みのテーブルとリレーションシップの一覧から探す。」モデル ビューは自分のモデルのテーブルとリレーションシップを扱う場所で、組織内に公開された項目は表示されません。
- 「[ホーム] リボンの [パラメーターの管理] を開き、推奨値に指定したクエリの一覧から探す。」[パラメーターの管理] はクエリで使う値の置き場を作る場所で、公開済みの項目を探す機能はありません。
設問3
共有セマンティック モデルへ Live connection で接続したレポートで行えるものはどれか。(2つ選択)
- Power Query エディターを開いて、読み込む列のデータ型を変換する。
- この .pbix の中だけに存在する、レポート レベルのメジャーを作成する。(正解)
- モデル ビューを開いて、テーブル間のリレーションシップを新しく作成する。
- 接続先のモデルのテーブルとフィールドを使って、ビジュアルを作成する。(正解)
- 別のデータ ソースを追加して、接続先のモデルのテーブルと並べて配置する。
解説
Live connection ではモデルは自分のファイルに入らず、公開元のモデルを見ているだけです。そのため接続側で作れるのはレポート レベルのメジャーと、接続先のフィールドを使ったビジュアルだけです。Power Query エディターは開けず、リレーションシップの作成・変更もできず、他のデータ ソースの追加もできません。(根拠: 学習用テキスト 1-1-3 共有セマンティック モデルに接続する ── Live connection [1.1])
他の選択肢が誤りである理由
- 「Power Query エディターを開いて、読み込む列のデータ型を変換する。」Live connection では [データの変換] が使えず、Power Query エディターを開けません。列の追加も型変換もできません。
- 「モデル ビューを開いて、テーブル間のリレーションシップを新しく作成する。」リレーションシップは公開元のモデルのものであり、接続側で作成することも変更することもできません。
- 「別のデータ ソースを追加して、接続先のモデルのテーブルと並べて配置する。」Live connection では他のデータ ソースを追加できず、追加するにはそのモデルへの DirectQuery 接続へ切り替える必要があります。
設問4
開発用と本番用でサーバー名を切り替えられるようにパラメーターを作成した。Power BI サービスへ公開したあと、このパラメーターの現在の値を変更する場所はどれか。
- Power BI Desktop のデータ ソース設定にある、保存済みの資格情報の一覧から変更する。
- ワークスペースの設定にある、メンバーのアクセス許可と接続の一覧から変更する。
- レポートの設定にある、ビジュアルのフィルターと相互作用の一覧から変更する。
- セマンティック モデルの設定にある、パラメーターの一覧から変更する。(正解)
解説
パラメーターの現在の値は、Power BI サービスの [セマンティック モデルの設定] にある [パラメーター] から変更できます。ただし増分更新に使われる RangeStart と RangeEnd は、サービス側では編集できません。(根拠: 学習用テキスト 1-1-6 パラメーターを作成および変更する [1.1])
他の選択肢が誤りである理由
- 「Power BI Desktop のデータ ソース設定にある、保存済みの資格情報の一覧から変更する。」Desktop のデータ ソース設定は、サーバー名やファイル パスの差し替えと資格情報の管理を行う場所で、公開後のパラメーターの値は扱いません。
- 「ワークスペースの設定にある、メンバーのアクセス許可と接続の一覧から変更する。」ワークスペースの設定はメンバーとアクセス許可を扱う場所で、セマンティック モデルのパラメーターの値は扱いません。
- 「レポートの設定にある、ビジュアルのフィルターと相互作用の一覧から変更する。」レポートの設定はビジュアルの表示に関わる設定を扱う場所で、クエリで使うパラメーターの値は扱いません。
設問5
数十億行あり、規制のため複製してはならない販売データを、常に最新の状態でレポートに表示する必要がある。オンプレミスの SQL Server に置かれている。選ぶ接続方法はどれか。
- DirectQuery を選び、クエリのたびに元のデータ ソースへ問い合わせる。(正解)
- Live connection を選び、公開済みのセマンティック モデルを土台にしてレポートだけを作る。
- Import を選び、更新のスケジュールを短い間隔で回して取り込み直す。
- DirectLake を選び、OneLake 上の Delta Parquet ファイルを直接読む。
解説
DirectQuery はデータを元のソースに置いたままクエリのたびに問い合わせるため、常に最新で、モデルにデータを持たないので行数の上限も実質ありません。データを複製してはならない要件にも合います。(根拠: 学習用テキスト 1-1-4 DirectLake、DirectQuery、Import の選択 [1.1])
他の選択肢が誤りである理由
- 「Live connection を選び、公開済みのセマンティック モデルを土台にしてレポートだけを作る。」Live connection は既に公開されたセマンティック モデルを土台にする方法で、SQL Server 上のテーブルへ直接つなぐ選択肢ではありません。
- 「Import を選び、更新のスケジュールを短い間隔で回して取り込み直す。」Import はデータを Power BI のメモリ内にコピーするため、複製してはならない要件と数十億行という規模のどちらにも合いません。
- 「DirectLake を選び、OneLake 上の Delta Parquet ファイルを直接読む。」DirectLake が利用できるのは Fabric のレイクハウスとウェアハウスだけで、オンプレミスの SQL Server には使えません。
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