難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。
LinuC レベル1 101試験のサンプル問題(本番形式・解説付き)
LinuC レベル1 101試験(LPI-Japan・LinuC-1 101試験(Linux技術者認定))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録ですぐ解ける模試 第1回(62問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全432問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。
設問1
SSHの公開鍵認証を利用する際、クライアントで生成した公開鍵を接続先(サーバ)側で登録しておくファイルはどれか。
- ~/.ssh/authorized_keys(正解)
- ~/.ssh/known_hosts
- ~/.ssh/id_rsa
- ~/.ssh/id_rsa.pub
解説
SSH公開鍵認証では、クライアントで生成した公開鍵(id_rsa.pubの内容)を接続先サーバの ~/.ssh/authorized_keys に登録します。秘密鍵(id_rsa)はクライアントに保管し、known_hosts は接続先のホスト鍵を記録するクライアント側のファイルです。
他の選択肢が誤りである理由
- 「~/.ssh/known_hosts」誤りです。~/.ssh/known_hosts は、過去に接続したサーバのホスト鍵を記録しておくクライアント側のファイルで、公開鍵認証で自分の鍵を登録する先ではありません。
- 「~/.ssh/id_rsa」誤りです。~/.ssh/id_rsa はクライアント側に厳重に保管する秘密鍵であり、サーバへ登録するものではありません。
- 「~/.ssh/id_rsa.pub」誤りです。~/.ssh/id_rsa.pub はクライアント側で生成される公開鍵ファイルそのものであり、サーバ側ではこの中身を authorized_keys に追記します。ファイルそのものをサーバに置く仕組みではありません。
設問2
systemdを採用するシステムで、sshdサービスの現在の稼働状態(active/inactive等)や直近のログを確認するコマンドを入力せよ。
入力形式(コマンドを打ち込んで答える問題です)
systemctl status sshd(正解)
別解: systemctl status sshd.service
解説
systemctl status <unit> は、指定したユニットの稼働状態(active/inactive/failed等)・自動起動設定・直近のログを一括表示する、状態確認の基本コマンドである。ユニット名は省略形(sshd)でも完全形(sshd.service)でも同じユニットを指すため、どちらも正解として扱う。is-active は状態の一語だけを返す簡易版であり、ログまでは表示しない点でstatusと役割が異なる。
設問3
UEFIに関する説明として正しいものはどれか。
- MBRのみをサポートし、GPTパーティションテーブルには対応していない
- GPTパーティションテーブルに対応し、2TBを超えるディスクからの起動が可能である(正解)
- Secure Bootは従来のBIOSが備える機能であり、UEFIには実装されていない
- 16ビットのリアルモードで動作し、機能拡張はできない
解説
UEFIはGPTパーティションテーブルに対応し、MBRの約2TBという制限を超える大容量ディスクからの起動が可能です。Secure BootもUEFIが備える機能です。
他の選択肢が誤りである理由
- 「MBRのみをサポートし、GPTパーティションテーブルには対応していない」誤りです。UEFIはMBRだけでなくGPTに対応しており、むしろGPTを前提とした起動を標準とします。
- 「Secure Bootは従来のBIOSが備える機能であり、UEFIには実装されていない」誤りです。Secure Bootは従来のBIOSではなくUEFIが備えるセキュリティ機能です。
- 「16ビットのリアルモードで動作し、機能拡張はできない」誤りです。16ビットのリアルモードで動作するのは従来のBIOSの特徴であり、UEFIはより高機能な実行環境を持ちます。
設問4
ハードウェア上で直接動作し、ホストOSを必要としないハイパーバイザの種類はどれか。
- ホスト型(Type 2)
- コンテナ型仮想化
- ネイティブ型(ベアメタル型、Type 1)(正解)
- 完全仮想化(フルバーチャライゼーション)
解説
ハードウェア上で直接動作しホストOSを必要としないのはネイティブ型(ベアメタル型、Type 1)です。ホスト型(Type 2)はホストOS上のアプリケーションとして動作します。
他の選択肢が誤りである理由
- 「ホスト型(Type 2)」誤りです。ホスト型(Type 2)はホストOS上のアプリケーションとして動作するため、ハードウェア上で直接動作するものではありません。
- 「コンテナ型仮想化」誤りです。コンテナ型仮想化はホストOSのカーネルを共有する方式であり、ハイパーバイザによるハードウェアの直接制御とは異なります。
- 「完全仮想化(フルバーチャライゼーション)」誤りです。完全仮想化はゲストOSを変更せずに動かす方式を指す用語で、ハイパーバイザがホストOSを介すかどうか(Type 1/Type 2)という分類とは別の観点です。
設問5
現在実行中のDockerコンテナの一覧を表示するコマンドはどれか。
- docker images
- docker run
- docker ls
- docker ps(正解)
解説
実行中のDockerコンテナの一覧は docker ps で表示します。停止中も含めるには -a を付けます。docker images はイメージの一覧を表示するコマンドです。
他の選択肢が誤りである理由
- 「docker images」誤りです。docker images はコンテナではなくイメージの一覧を表示するコマンドです。
- 「docker run」誤りです。docker run は新しいコンテナを生成して起動するコマンドで、一覧表示は行いません。
- 「docker ls」誤りです。docker ls というコマンドは存在しません(docker container ls や docker image ls のように対象を指定する必要があります)。
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