CiscoLevel 3

難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。

CCNA (200-301)のサンプル問題(本番形式・解説付き)

CCNA (200-301)(Cisco・CCNA 200-301 v2.0・v1.1 両対応(シスコ技術者認定))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(108問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全2,100問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。

設問1

まったく同じフィルタ条件を、1台のルータの3つのインタフェースで使いたい。ACLの扱いとして最も適切なものはどれか。

  • 1つのACLは同時に1つのインタフェースにしか適用できないため、2つ目に適用した時点で1つ目の適用が外れる
  • 1つのACLを定義し、3つのインタフェースそれぞれでip access-groupを設定して同じACLを参照させればよい(正解)
  • ACLはインタフェースごとに専用のものが必要なため、内容が同じでも番号や名前を変えて3つ作成する必要がある
  • 複数のインタフェースで使う場合はACLをルータ全体へ一括適用する専用コマンドがあり、インタフェースごとの設定は不要である

解説

ACLの定義とインタフェースへの適用は独立しているため、1つのACLを複数のインタフェースや方向から参照できる。共通の条件を1か所で管理でき、条件を変更したときにすべての適用先へ同時に反映される利点がある。「2つ目に適用した時点で1つ目の適用が外れる」は誤りである。制限は1つのインタフェースの1つの方向につき適用できるACLが1つという内容であり、1つのACLの適用先が1つに限られるわけではない。「ACLはインタフェースごとに専用のものが必要なため」は誤りである。内容が同じACLを複製する必要はなく、むしろ重複した定義は修正漏れの原因になる。IPv4のACLをルータ全体へ一括適用するコマンドは用意されておらず、適用はインタフェース単位で行う。

他の選択肢が誤りである理由

  • 「1つのACLは同時に1つのインタフェースにしか適用できないため、2つ目に適用した時点で1つ目の適用が外れる」制限は1つのインタフェースの1つの方向につき適用できるACLが1つという内容であり、1つのACLの適用先が1つに限られるわけではない。
  • 「ACLはインタフェースごとに専用のものが必要なため、内容が同じでも番号や名前を変えて3つ作成する必要がある」内容が同じACLを複製する必要はなく、むしろ重複した定義は修正漏れの原因になる。
  • 「複数のインタフェースで使う場合はACLをルータ全体へ一括適用する専用コマンドがあり、インタフェースごとの設定は不要である」IPv4のACLをルータ全体へ一括適用するコマンドは用意されておらず、適用はインタフェース単位で行う。

設問2

倉庫に残っている自動MDI/MDI-X機能の無い旧型の機器を、UTPケーブルで配線し直すことになった。クロスケーブルを用意する必要がある組み合わせはどれか。

  • PCとスイッチ
  • PCとハブ
  • ルータとスイッチ
  • スイッチとスイッチ(正解)

解説

同種の機器同士(スイッチ同士、ルータ同士、PC同士、PCとルータ)はクロスケーブル、異種の機器同士(PCやルータとスイッチやハブ)はストレートケーブルで接続する。「PCとスイッチ」は誤りである。PCとスイッチは異種の機器の組み合わせであり、ストレートケーブルで接続する。「PCとハブ」は誤りである。PCとハブは異種の機器の組み合わせであり、ストレートケーブルで接続する。

他の選択肢が誤りである理由

  • 「PCとスイッチ」PCとスイッチは異種の機器の組み合わせであり、ストレートケーブルで接続する。
  • 「PCとハブ」PCとハブは異種の機器の組み合わせであり、ストレートケーブルで接続する。
  • 「ルータとスイッチ」ルータとスイッチは異種の機器の組み合わせであり、ストレートケーブルで接続する。

設問3

インタフェースで「no ip access-group 119 in」を実行した場合に起こることとして、最も適切なものはどれか。

  • フィルタリングの方向が入力から出力へ切り替わり、そのインタフェースの出力方向にACL 119が適用される
  • ACL 119の定義がエントリごと削除され、他のインタフェースに適用していた分もフィルタリングされなくなる。1つのACLは複数の適用先から参照できる
  • そのインタフェースの入力方向でのフィルタリングが停止して通信は素通りするが、ACL 119の定義自体は設定に残る(正解)
  • ACL 119のヒットカウンタだけがリセットされ、フィルタリングはそのまま継続される

解説

ip access-groupはACLとインタフェースを結び付けるコマンドで、これをnoで外すとそのインタフェースのその方向ではフィルタリングが行われなくなる。ACLの定義はグローバル設定として残るため、他のインタフェースへの適用や後からの再適用にそのまま使える。適用を解除しても方向が入れ替わることはない。出力方向へ適用するには改めてoutを指定して設定する必要がある。「ACL 119の定義がエントリごと削除され」は誤りである。ACLの定義を削除するのはグローバルコンフィギュレーションモードのnoコマンドであり、インタフェース側の操作では定義は消えない。カウンタのリセットはclear access-list countersで行う操作であり、適用解除の効果ではない。

他の選択肢が誤りである理由

  • 「フィルタリングの方向が入力から出力へ切り替わり、そのインタフェースの出力方向にACL 119が適用される」適用を解除しても方向が入れ替わることはない。出力方向へ適用するには改めてoutを指定して設定する必要がある。
  • 「ACL 119の定義がエントリごと削除され、他のインタフェースに適用していた分もフィルタリングされなくなる。1つのACLは複数の適用先から参照できる」ACLの定義を削除するのはグローバルコンフィギュレーションモードのnoコマンドであり、インタフェース側の操作では定義は消えない。
  • 「ACL 119のヒットカウンタだけがリセットされ、フィルタリングはそのまま継続される」カウンタのリセットはclear access-list countersで行う操作であり、適用解除の効果ではない。

設問4

現在のスイッチが備えるAuto-MDIX機能の説明として、最も適切なものはどれか。

  • ケーブルの断線している位置を自動的に検出して管理者へ通知する診断機能であり、配線工事のあとに導通と結線の正しさを確かめる用途で使われる
  • 接続相手の速度とデュプレックスを検出して合わせる、オートネゴシエーションの別名である。リンクを確立するときに互いが対応できる速度と全二重・半二重の一覧を通知し合い、双方が扱える最も高い組み合わせを選ぶ
  • 接続相手に応じて送信と受信のピンの割り当てを自動的に入れ替え、ストレートケーブルとクロスケーブルのどちらでもリンクできるようにする(正解)
  • 未使用のペアへ自動的に電力を供給し、PoEに対応した機器を給電するための機能であり、IEEE 802.3afでは1ポートあたり15.4W、802.3atでは30Wまでを供給できる仕様になっている

解説

Auto-MDIXは、ポートのMDI(送信)とMDI-X(受信)の割り当てを相手に合わせて自動的に切り替える機能で、これにより機器の組み合わせを気にせず配線できる。速度やデュプレックスを合わせるオートネゴシエーションとは別の機能である。

他の選択肢が誤りである理由

  • 「ケーブルの断線している位置を自動的に検出して管理者へ通知する診断機能であり、配線工事のあとに導通と結線の正しさを確かめる用途で使われる」断線位置の特定はケーブル診断機能やケーブルテスタが担う役割であり、Auto-MDIXが行う処理ではない。
  • 「接続相手の速度とデュプレックスを検出して合わせる、オートネゴシエーションの別名である。リンクを確立するときに互いが対応できる速度と全二重・半二重の一覧を通知し合い、双方が扱える最も高い組み合わせを選ぶ」速度とデュプレックスを合意するのはオートネゴシエーションであり、ピン割り当てを切り替えるAuto-MDIXとは別の機能である。
  • 「未使用のペアへ自動的に電力を供給し、PoEに対応した機器を給電するための機能であり、IEEE 802.3afでは1ポートあたり15.4W、802.3atでは30Wまでを供給できる仕様になっている」未使用ペアを用いた給電はPoEの給電方式の1つであって、送受信のピン割り当てを扱うAuto-MDIXとは無関係である。

設問5

スイッチSW2が、ルートブリッジであるSW1に対して同じ速度の2本のリンクで直接接続されている。SW2のどちらのポートがルートポートになるかを決める基準として、正しいものはどれか。

  • SW2が先にリンクアップを検知した方のポートがルートポートになり、もう一方のポートはバックアップポートとして扱われる
  • 送信側であるSW1のポートIDを比較し、より小さいポートIDのポートからBPDUを受信しているSW2側のポートがルートポートになる(正解)
  • 受信側であるSW2のポートIDを比較し、より小さいポートIDを持つSW2側のポートがルートポートになる
  • 2本ともルートパスコストが等しいので、SW2では両方のポートがルートポートになり、2本のリンクで負荷分散が行われる

解説

同じ相手へ2本で接続している場合、ルートパスコストも送信側ブリッジIDも同じになるため、次のタイブレークである送信側ポートIDで決着します。つまり比較されるのは対向であるSW1のポートIDです。この点を知らないと、ローカル側の設定を変えても経路が変わらない原因を見誤ります。リンクアップの検知順序は比較の基準に含まれない。受信側であるSW2自身のポートIDは、送信側ポートIDでも決着しなかった場合に使われる最後の基準である。

他の選択肢が誤りである理由

  • 「SW2が先にリンクアップを検知した方のポートがルートポートになり、もう一方のポートはバックアップポートとして扱われる」リンクアップの検知順序は比較の基準に含まれない。またこの構成では冗長側のポートは代替ポートとなり、バックアップポートは共有メディア上でのみ現れる役割である。
  • 「受信側であるSW2のポートIDを比較し、より小さいポートIDを持つSW2側のポートがルートポートになる」受信側であるSW2自身のポートIDは、送信側ポートIDでも決着しなかった場合に使われる最後の基準である。同じ相手からの2本では送信側ポートIDで先に決着する。
  • 「2本ともルートパスコストが等しいので、SW2では両方のポートがルートポートになり、2本のリンクで負荷分散が行われる」1つのVLANで非ルートブリッジが持てるルートポートは1つだけであり、複数のポートが同時にルートポートになることはない。スパニングツリーは負荷分散も行わない。

続きは、会員登録なしでそのまま50問解けます。採点と解説つきで、上と同じ本物の問題です。

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