MicrosoftLevel 3

難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。

AZ-700のサンプル問題(本番形式・解説付き)

AZ-700(Microsoft・Azure Network Engineer Associate)の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(50問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全1,204問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。

設問1

A 社は公開サービスの仮想マシンごとに、個別にパブリック IP アドレスを取得して運用している。障害対応やバージョンアップのたびに仮想マシンを作り直すことが多く、送信先の取引先は送信元アドレスで接続を制限している。この運用を続けた場合に起きることとして、最も適切なものはどれか。

  • リソースを作り直すたびにアドレスが変わり、相手先の許可リストの更新が要ることになる。(正解)
  • リソースを作り直すたびに SKU が Basic へ戻り、受信が開いた状態になる。
  • リージョンをまたぐたびにアドレスが変わり、逆引きの再登録が要ることになる。
  • サブスクリプションを移すたびにアドレスが解放され、再取得が要ることになる。

解説

個別にパブリック IP を取ると、リソースを作り直すたびにアドレスが変わり、相手先の許可リストを毎回更新してもらうことになります。プレフィックスで範囲を確保しておけば、範囲を一度伝えるだけで済みます。「リソースを作り直すたびに SKU が Basic へ戻り、受信が開いた状態になる」は誤りです。SKU が作り直しで変わることはありません。「リージョンをまたぐたびにアドレスが変わり、逆引きの再登録が要ることになる」は誤りです。リージョンをまたがなくても、作り直しのたびにアドレスは変わります。「サブスクリプションを移すたびにアドレスが解放され、再取得が要ることになる」は誤りです。問題になるのはサブスクリプションの移動ではなく、リソースの作り直しです。(根拠: 学習用テキスト 1-1 Azure リソースの IP アドレス指定の設計と実装 [1.1] 「パブリック IP プレフィックス」)

他の選択肢が誤りである理由

  • 「リソースを作り直すたびに SKU が Basic へ戻り、受信が開いた状態になる。」SKU が作り直しで変わることはありません。
  • 「リージョンをまたぐたびにアドレスが変わり、逆引きの再登録が要ることになる。」リージョンをまたがなくても、作り直しのたびにアドレスは変わります。逆引きの再登録が要るという話ではありません。
  • 「サブスクリプションを移すたびにアドレスが解放され、再取得が要ることになる。」サブスクリプションの移動ではなく、リソースの作り直しでアドレスが変わることが問題です。

設問2

A 社の担当者は、在宅勤務者向けの P2S の設計と運用のポイントを、後任者向けの引き継ぎ資料にまとめている。資料に誤りがあると、後任者が設定を誤るおそれがある。P2S の設計と運用のまとめとして、正しい内容を挙げたものはどれか。2 つ選べ。

  • SSTP は macOS からも接続でき、上限は 1000 接続である
  • Entra ID 認証は IKEv2 と組み合わせて使う
  • RADIUS をオンプレミスに置く場合は ExpressRoute が要る
  • クライアント アドレス プールは VNet やオンプレミスと重複させない(正解)
  • 構成を変えたらクライアント構成ファイルを再生成して配り直す(正解)

解説

ポイント対サイト VPN の要点は、アドレス プールを重複させないこと、Entra ID 認証は OpenVPN のみであること、SSTP は Windows 専用で 128 接続が上限であること、構成を変えたら構成ファイルを配り直すことです。(根拠: 学習用テキスト 2-2 ポイント対サイト VPN 接続の設計・実装・管理 [2.2] 「この節のまとめ」)

他の選択肢が誤りである理由

  • 「SSTP は macOS からも接続でき、上限は 1000 接続である」SSTP は Windows 専用で、上限は 128 接続です。
  • 「Entra ID 認証は IKEv2 と組み合わせて使う」Entra ID 認証は OpenVPN と組み合わせます。
  • 「RADIUS をオンプレミスに置く場合は ExpressRoute が要る」オンプレミスに置く場合はサイト間 VPN 接続と到達性が要ります。

設問3

A 社は Web 層の 3 つのサブネットに、同じ受信の規則を当てる設計をしている。規則を変更するときは、3 か所を個別に直す手間を避けたい。担当者は構成を選んでいる。取れる方法はどれか。

  • 1 つの ASG を作り、3 つのサブネットそれぞれに関連付ける。
  • 1 つの NSG を作り、3 つのサブネットを含む仮想ネットワークに関連付ける。
  • 1 つの NSG を作り、3 つのサブネットそれぞれに関連付ける。(正解)
  • 3 つの NSG を作り、3 つとも 1 つのサブネットに重ねて関連付ける。

解説

NSG はサブネットと NIC に関連付けるリソースで、同じ NSG を複数のサブネットへ関連付けられます。仮想ネットワークそのものへの関連付けや、1 つのサブネットへの複数の NSG の関連付けはできません。「1 つの ASG を作り、3 つのサブネットそれぞれに関連付ける」は誤りです。ASG はサブネットには付けられません。(根拠: 学習用テキスト 5-1 ネットワーク セキュリティ グループの実装と管理 [5.1] 「NSG の基本」)

他の選択肢が誤りである理由

  • 「1 つの ASG を作り、3 つのサブネットそれぞれに関連付ける。」ASG はサブネットには付けられません。
  • 「1 つの NSG を作り、3 つのサブネットを含む仮想ネットワークに関連付ける。」仮想ネットワークそのものには関連付けられません。
  • 「3 つの NSG を作り、3 つとも 1 つのサブネットに重ねて関連付ける。」1 つのサブネットに複数の NSG を重ねる形にはできません。

設問4

A 社は Private Link サービスで自社のアプリを公開している。セキュリティ部門は、接続を要求できる相手を、契約済みの取引先のサブスクリプションだけに限ることを求めている。使う設定はどれか。

  • 接続要求を自動で承認する相手を並べる、自動承認の一覧である。
  • 接続できる相手を決める可視性の設定である。(正解)
  • 接続の変換に使う NAT のためのサブネットの設定である。
  • 接続を背後へ分散する内部ロード バランサーの規則である。

解説

可視性を設定すると、誰が接続できるかを制御できます。特定のサブスクリプションに限定する、誰でも要求できるようにする、といった形で決めます。「接続要求を自動で承認する相手を並べる、自動承認の一覧である」は誤りです。自動承認の一覧は、要求できる相手ではなく承認の手間を減らす設定です。「接続の変換に使う NAT のためのサブネットの設定である」は誤りです。NAT のためのサブネットはアドレスの変換のための設定です。「接続を背後へ分散する内部ロード バランサーの規則である」は誤りです。ロード バランサーの規則は分散の設定です。(根拠: 学習用テキスト 4-1 Azure Private Link サービスと Azure プライベート エンドポイントの設計と実装 [4.1] 「Private Link サービス」)

他の選択肢が誤りである理由

  • 「接続要求を自動で承認する相手を並べる、自動承認の一覧である。」自動承認の一覧は、要求できる相手ではなく承認の手間を減らす設定です。
  • 「接続の変換に使う NAT のためのサブネットの設定である。」NAT のためのサブネットはアドレスの変換のための設定です。
  • 「接続を背後へ分散する内部ロード バランサーの規則である。」ロード バランサーの規則は分散の設定です。

設問5

Application Gateway agw-shop の背後の Web サーバーは、ログイン中の利用者のセッション情報を各サーバーのメモリに持っています。同じ利用者の要求を、同じサーバーへ送り続けるように設定します。agw-shop の画面でどこを開きますか。 回答するには、回答領域の画面で適切な場所を 1 つ選んでください。

    解説

    Cookie ベースのアフィニティは、バックエンド設定(HTTP 設定)の項目です。有効にすると、ゲートウェイが発行する Cookie を持つ要求が同じバックエンド サーバーへ送られます。

    続きは、会員登録なしでそのまま50問解けます。採点と解説つきで、上と同じ本物の問題です。

    登録なしで50問解く