AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA-C03)は、問題集の選び方と使う順番で対策効率が大きく変わる試験です。知識を入れるだけでは足りず、シナリオの条件を読んで最適な組み合わせを選ぶ練習量がそのまま得点に効きます。この記事では、SAA対策の問題集に求めるべき条件と、模試を「解いて終わり」にしない使い方を整理します。
SAA-C03の試験の枠組みをおさらいする
問題集を選ぶ前に、試験の物差しを押さえておきます。
- 出題形式: 択一選択問題と複数選択問題
- 問題数: 65問(採点対象50問+採点されない事前評価問題15問)
- 試験時間: 130分
- 合格ライン: 720点(100〜1,000の換算スコア)
- 受験料: 20,000円(税別)※2026年6月時点のAWS公式の日本円価格。現地通貨建てのため、為替に応じて少なくとも年1回(毎年5月)見直されると公式に案内されています
- 認定の有効期間: 3年
配点は「セキュアなアーキテクチャの設計」30%、「弾力性に優れたアーキテクチャの設計」26%、「高パフォーマンスなアーキテクチャの設計」24%、「コストを最適化したアーキテクチャの設計」20%です(SAA-C03公式試験ガイド バージョン1.1)。セキュリティ関連が単独で3割を占めるうえ、他の分野の問題にもIAMやVPCの理解が前提として絡んでくるため、ここで手を抜くと全体の得点が伸びません。
AWS SAAの問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)
問題集に求める条件:何を基準に選ぶか
SAA-C03向けの教材は数多くありますが、どれを使うにしても、見るべき条件は同じです。
条件1: 複数選択問題まで収録されているか
本番は択一だけでなく「2つ選べ」形式の複数選択問題が出ます。択一だけの問題集で練習していると、本番で初めて「全部の正解を拾いきる」読み方を要求されて時間を失います。問題集の段階で複数選択の形式に慣れておくことが大切です。
条件2: 解説が「なぜ他の選択肢ではだめか」まで書かれているか
SAAの問題は、どの選択肢も一見それらしく書かれています。正解の根拠だけでなく、誤答がなぜ誤答なのか(要件のどこと矛盾するのか)まで説明されている問題集を選ぶと、初見の問題への対応力が付きます。
条件3: 本番と同じ問題数で通し演習ができるか
130分65問=1問あたり2分弱という時間感覚は、10問単位の演習だけでは身に付きません。65問をまとめて解ける模試形式があるかどうかも確認しておきたいポイントです。
資格道場のSAA問題集の使い方
資格道場のSAA-C03問題集は、上の3条件を満たす形で作っています。400問を超える収録問題はすべてオリジナルで、本番同様の複数選択問題も収録。1問ごとに「なぜその答えになるのか」の解説を付けています。模試は本番と同じ1回65問です。
進め方は次の順番をおすすめします。
- まず無料の50問を解く(会員登録もログインも不要です)。現在の実力と、解説の質が自分に合うかを確かめます
- 模試 第1回(無料の会員登録で解けます)を130分計って通しで解き、時間配分の感覚をつかみます
- 間違えた問題は、解説を読んで「どの条件句を見落としたか」を確認します。「最もコスト効率が高い」「運用負荷が最も低い」といった条件句が、正解を分ける鍵になっていることが多いはずです
- 2回目以降の模試(買い切り2,980円・税込)で、配点の大きいセキュリティ・弾力性の分野から取りこぼしを潰していきます
模試を「解いて終わり」にしないための使い方
SAAの問題は知識の有無そのものより、シナリオの条件をどう読み、どの組み合わせを選ぶかで差がつきます。正答率の数字だけを追いかけるのではなく、間違えた問題ごとに「どの条件句を見落としたか」をノートに残しておくと、同じ間違いを繰り返しにくくなります。
なお、本番の合否は100〜1,000点のスケールスコアで720点以上かどうかで決まるため、模試の正答率(%)と本番のスコアは単純には比較できません。模試の役割は得点予測ではなく、配点の大きい分野に取りこぼしがないかを確認することだと割り切って使うのが実用的です。
直前期は、解いたことのある問題を繰り返すのではなく「初見の問題にどう対応するか」を試す演習に切り替えると、本番の感覚に近づきます。
よくある質問
Q. AWS SAA-C03の受験料はいくらですか?
2026年6月時点のAWS公式価格で20,000円(税別)です。AWSの受験料は現地通貨建てで、為替に応じて少なくとも年1回(毎年5月)見直されると公式に案内されています。申し込み前に必ずAWS公式サイトで最新価格を確認してください。
Q. 模試の正答率は何割を目安にすればいいですか?
本番の合格ラインは100〜1,000点中720点というスケールスコアで、模試の正答率(%)とは単純に比較できません。目安にするなら、配点の大きい「セキュアなアーキテクチャの設計」(30%)と「弾力性に優れたアーキテクチャの設計」(26%)の2分野で取りこぼしが減ってきたかどうかを、仕上がりの基準にするとよいでしょう。
Q. SAA-C03の有効期限や更新方法は?
認定の有効期間は3年です。更新の具体的な手続きや条件は改定されることがあるため、取得後はAWS公式サイトで最新の更新方法を確認してください。
Q. CLF-C02を先に受けたほうがいいですか?
必須ではありません。SAA-C03の公式の想定受験者はAWSでのソリューション設計の実務経験が1年以上ある方ですが、実務経験がなくても受験自体は可能です。クラウドに初めて触れる方や基礎から順に固めたい方は、入門レベルのCLF-C02を先に受けてから土台を作る進め方のほうが安全です。
Q. 不合格だった場合、いつから再受験できますか?
再受験までの待機期間や年間の受験回数といったルールはAWS公式に定められていますが、内容が変更される可能性もあるため、この記事では数字を明記していません。申し込み前にAWS公式サイトで最新の再受験ポリシーを確認してください。