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Microsoft・Level 1

試験情報

サムネイルの Level は資格自体の難易度です(Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関))。

AZ-900とAWS CLFに年内合格する逆算スケジュール(秋スタート版)

年内2本は「直列に置けるか」で決まる

クラウドの入門資格を年内に2本そろえたい、という相談は秋に増えます。AZ-900(Microsoft Azure Fundamentals)とAWS Certified Cloud Practitioner(CLF-C02)の組み合わせなら、年内に十分収まります。条件は、2本を並行させず、直列に置くことです。

根拠は学習時間の目安です。どちらも数百時間かかる試験ではありません。AZ-900の目安は、サーバーやネットワークの初歩を知っている方で15〜25時間ほどです。クラウドにはじめて触れる方は30〜40時間ほどが目安とされることが多い試験です。CLF-C02は20〜40時間前後、期間にして2週間〜1か月ほどが一般的な目安です。いずれも公式の基準ではありません。それでも合計は数十時間の規模で、秋から年末までの期間には余裕があります。

それでもうまくいかない原因は、時間の総量よりも並行させたことにあります。AzureとAWSは、サービス名だけが違って役割の似たものが多くあります。同時に覚えると、名前の取り違えが避けられません。1本目を試験で締めてから2本目に入ってください。

AZ-900の問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)

2つの試験の基本情報

項目 AZ-900 AWS CLF-C02
試験名 AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals AWS Certified Cloud Practitioner
運営 Microsoft Amazon Web Services(AWS)
出題形式 選択式を中心としたCBT 択一選択問題と複数選択問題
問題数 固定数は非公表(通常40〜60問程度と公式に案内) 65問(採点対象50問+採点されない事前評価問題15問)
試験時間 45分(着席時間は65分) 90分
合格ライン 700点(1,000点満点のスケールスコア) 700点(100〜1,000の換算スコア)
受験料 受験する国・地域により決定されるため公式ページに具体額の記載はありません(Microsoft公式FAQは目安US$165) 15,000円(税別)※2026年8月時点
受験方法 ピアソンVUE経由(テストセンターまたは自宅オンライン) ピアソンVUE経由(テストセンターまたは自宅オンライン)
有効期限 基礎(Fundamentals)系の認定に有効期限はなく、更新は不要 認定の有効期間は3年

どちらも日本語で受験できます(英語ほか多言語に対応)。AWSの受験料は現地通貨建てで、為替に応じて少なくとも年1回(毎年5月)見直されると公式に案内されています。受験料は改定されることがあるので、申し込みの前に各社の公式サイトで最新の金額をご確認ください。

逆算のしかた:先に「締め」を置く

この2つには、IPAの試験のような決まった実施日がありません。ピアソンVUE経由で、テストセンターまたは自宅オンラインから受験します。融通が利く反面、締め切りが外から与えられません。自分で置かないと、予定は後ろへずれ続けます。逆算は次の4段で行います。

  1. 自分の締め切りを12月末に置く
  2. 2本目(CLF-C02)の受験日を11月末〜12月上旬に仮置きする
  3. 1本目(AZ-900)の受験日を9月末〜10月上旬に仮置きする
  4. 12月の残りを、落ちた時の取り直し用の予備枠として空けておく

大事なのは4です。予備枠を先に確保しておくと、1本目でつまずいても年内2本の計画が崩れません。空き枠は会場と時期によって変わります。予約可能日は必ず公式の予約画面で確認してください。年末は枠が埋まりやすいので、予約自体は早めに取っておくと安心です。

第1区間(秋の入り口〜9月末):AZ-900

1本目にAZ-900を置く理由は2つあります。試験時間が45分と短く、範囲も3分野しかありません。最初の1本として区切りをつけやすい試験です。出題範囲と配点比率は次のとおりです。

  • クラウドの概念 25〜30%
  • Azure のアーキテクチャとサービス 35〜40%
  • Azure の管理とガバナンス 30〜35%

もっとも重いのは「Azureのアーキテクチャとサービス」です。サービス名と役割の対応を確実にすることが得点の軸になります。進め方は、Microsoft Learnの無料ラーニングパスで全体像をつかむところから始めます。そのあと問題演習で問われ方に慣れるのが定番です。

暗記だけでは初見の問題に届きません。「なぜクラウドだとそうなるのか」(従量課金・スケーラビリティ・責任の分担)を一度つかんでおくと、初見の問題でも選択肢を絞れます。出題はサービスの細かい設定手順ではなく、役割と使いどころに集中しているためです。

仕上がりの確認には模試形式が向いています。本番はスケールスコア(700点)なので、模試の正答率とは単純比較できません。どの回でも安定して8割前後を取れていれば、知識の抜けはかなり減っています。手を動かす教材としては、資格道場のAZ-900の問題演習を Microsoft Learn と並走させる使い方を想定しています。

第2区間(10月〜11月末):AWS CLF-C02

AZ-900を締めたら、間を空けずにCLF-C02へ移ります。2週間〜1か月が目安なので、10月に入ってから始めても11月末の受験に遅れません。出題範囲と配点比率は次のとおりです。

  • クラウドのコンセプト 24%
  • セキュリティとコンプライアンス 30%
  • クラウドテクノロジーとサービス 34%
  • 請求、料金、サポート 12%

「クラウドテクノロジーとサービス」と「セキュリティとコンプライアンス」の2分野で6割超を占めます。出題の軸は2つです。「この場面ではどのサービスを選ぶか」と「AWSと利用者、どちらの責任か」を問う形が中心になります。個々のサービスを深掘りしても点は伸びません。よく出るサービスの一言説明(EC2=仮想サーバー、S3=オブジェクトストレージ、など)を広く揃えます。そのうえで、責任共有モデルと料金・サポートプランを確実に取れるようにします。

65問・90分は、1問あたり80秒強と時間に余裕のある配分です。模試形式の演習で本番のボリューム感を一度体験しておくと、当日は落ち着いて解けます。なお、CLFはAWSの細かい操作手順を問う試験ではありません。マネジメントコンソールに触れた経験がなくても対応できます。無料利用枠で主要サービスを一度動かしておくと、サービス名と役割が記憶に残りやすくなります。演習量を確保したい方には、資格道場のAWS CLF(CLF-C02)の問題集もあります。

第3区間(12月):予備枠として使い切らない

12月は、新しい知識を足す月にしません。計画の遅れを吸収する月として空けておきます。1本目が10月にずれ込む、2本目の演習が思ったより進まない、といった事態は普通に起こります。

順調に進んだ場合は、この枠を上位資格の下見に使えます。AZ-900はAZ-104(Azure Administrator)など上位のロールベース資格へ進むときの土台になります。CLF-C02も行き止まりではありません。SAA(Solutions Architect – Associate)へ進む前の助走として位置づけられています。年内2本を終えた勢いのまま、次の一手を決めておくと切れ目がなくなります。

順番を入れ替えたほうがよい場合

原則はAZ-900→CLF-C02です。ただし、どんな場合もこの順とは限りません。次の3つのケースでは順番を見直してください。

  • 職場や志望先がAWS中心:普段触れている側から入るほうが理解が早いので、CLF-C02を先にします。
  • 有効期限を意識する場合:AZ-900のような基礎系の認定に有効期限はありません。更新も不要です。CLF-C02の認定の有効期間は3年です。3年の起点を後ろにずらしたいなら、CLF-C02を2本目に置く原則どおりの並びが有利になります。
  • 1本しか取れない見通しになった場合:無理に2本を追わず、志望先に合う側の1本を確実に取ってください。

よくある質問

Q. 秋から始めて、本当に年内に2本とれますか?

時間の総量はふつう問題になりません。AZ-900の目安はクラウド未経験で30〜40時間ほど、CLF-C02は20〜40時間前後です。合計しても数十時間の規模なので、秋から年末までの期間なら収まります。ただし公式の基準ではありません。目安として扱い、並行学習を避けて1本ずつ締めることを優先してください。

Q. どちらを先に受けるべきですか?

職場や志望先がAzure中心ならAZ-900、AWS中心ならCLF-C02を先にするのが基本です。どちらでもよい場合は、AZ-900から入ると最初の1本の区切りをつけやすくなります。試験時間が45分と短く、範囲が3分野に整理されているからです。

Q. 試験日はいつ決まっていますか?

この2つに、決まった実施日はありません。ピアソンVUE経由で、テストセンターまたは自宅オンラインから受験します。空き枠は会場と時期によって変わります。予約可能日は必ず公式の予約画面でご確認ください。

Q. 受験料はいくらですか?

AZ-900の受験料は、受験する国・地域により決定されます。そのため公式ページに具体額の記載はありません(Microsoft公式FAQは目安US$165)。CLF-C02は15,000円(税別・2026年8月時点のAWS公式の日本円価格)です。AWSの受験料は現地通貨建てで、為替に応じて少なくとも年1回(毎年5月)見直されると公式に案内されています。申し込みの前に、各社の公式サイトで最新の金額をご確認ください。

Q. 合格ラインは何点ですか?

どちらも700点です。ただし判定の物差しは同じではありません。AZ-900は1,000点満点のスケールスコア、CLF-C02は100〜1,000の換算スコアで判定されます。AZ-900の問題数は固定数が非公表です。Microsoft認定試験は通常40〜60問程度と公式に案内されています。