Google CloudLevel 1

難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。

GCP CDLのサンプル問題(本番形式・解説付き)

GCP CDL(Google Cloud・Google Cloud Certified – Cloud Digital Leader)の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(60問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全496問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。

設問1

従業員三名の企業が、インフラの担当者を採用せずに新サービスを立ち上げたいと考えている。アプリのコードは自社で書く方針である。適するモデルはどれか。

  • IaaS。OS もミドルウェアも自分で選んで管理できるため
  • SaaS。開発も運用も不要で、契約すればすぐに使い始められるため
  • オンプレミス。自社の設備で全部を保有し、統制を最も強められるため
  • PaaS。実行環境とスケーリングをプロバイダに任せられるため(正解)

解説

自社でコードを書きつつインフラ運用の担当者を置きたくない場面には PaaS が適し、実行環境とスケーリングを任せられます。IaaS ではインフラ運用の人材が必要になるため、採用しない方針と合いません。SaaS では自社のアプリを作れないため、コードを自社で書くという方針と合いません。オンプレミスは機器の調達と運用が必要で、少人数での立ち上げには向きません。

設問2

経理部門が、法令により七年間の保管が必要だがまず読み返すことのない記録の置き場所を検討している。適するストレージクラスはどれか。

  • Standard。頻繁にアクセスするホットデータを想定したクラスであるため
  • Nearline。平均して月に一回以下の読み取り・変更を想定したクラスのため
  • Archive。年に一回未満のアクセスを想定し、保管料金が最も安いため(正解)
  • Coldline。四半期に一回以下の読み取り・変更を想定したクラスのため

解説

年に一回未満のアクセスを想定するのが Archive で、最小保存期間は 365 日、保管料金は最も安くなります。Standard は頻繁にアクセスするデータや短期間だけ置くデータのクラスで、保管料金が最も高くなります。Nearline は平均して月に一回以下の読み取り・変更を想定し、最小保存期間は 30 日です。Coldline は四半期に一回以下を想定し、最小保存期間は 90 日で、いずれも七年保管でまず読まない記録には割高です。

設問3

人事部門では、熟練の担当者が応募書類の一部だけを見て一次選別をしてきた。機械学習を使うことで得られる価値はどれか。

  • 熟練者の判断の基準を明文化し、機械を使わずに運用できるようになる
  • 熟練者にしかできなかった判断を全件に広げ、対応できる量が桁で変わる(正解)
  • 応募書類の総数そのものが減り、選別にかかる作業の量が小さくなる
  • 判断の対象を一部に絞り込み、確認する件数を意図的に減らせるようになる

解説

機械学習の価値のひとつは、ビジネス上の意思決定をスケールさせることです。熟練者にしかできなかった判断の型を学習して全件に適用できるため、対応できる量が桁で変わります。基準を明文化して機械を使わずに運用するのは従来のやり方であり、学習の価値ではありません。応募書類の総数が減るわけではありません。判断の対象を絞り込むという説明も、全件に手を届かせられるという方向と逆です。

設問4

解析用途で長期間稼働させる仮想マシンの費用を、研究部門が計画的に下げたいと考えている。Compute Engine のビジネス価値のうち、費用面の内容として適切なものはどれか。

  • マシンの構成を固定の1種類に統一することで、単価をまとめて引き下げられる
  • 継続利用による割引や確約利用割引により、長期にわたる稼働の費用を抑えられる(正解)
  • リクエストが無い間はゼロまで縮小されるため、稼働していない時間の費用が発生しない
  • OS とミドルウェアの管理を Google に任せられるため、運用の人件費が課金から控除される

解説

Compute Engine のビジネス価値には、継続利用による割引や確約利用割引により長期稼働の費用を抑えられることが含まれます。マシンの構成は CPU・メモリ・GPU を用途に合わせて細かく選べるのが価値であり、1種類に統一する話ではありません。リクエストが無い間にゼロまで縮小できるのはサーバーレスの利点で、Compute Engine の説明ではありません。Compute Engine は IaaS であるため OS の更新やミドルウェアの管理は利用者の責任であり、人件費が課金から控除される仕組みもありません。

設問5

信頼をどう支えるかについて、社内で議論になっている。適切な立場はどれか。

  • 信頼は検証ではなく提供者の主張によって支えられる
  • 信頼は取り交わした契約書の条文の量によって支えられる
  • 信頼は利用者の数の多さによって支えられる
  • 信頼は主張ではなく検証によって支えられる(正解)

解説

信頼は、主張ではなく検証によって支えられます。その手段が透明性レポートと独立した第三者による監査です。したがって提供者の主張によって支えられるという説明は反対です。契約書の条文の量や利用者の数の多さは、信頼を支える検証の手段ではありません。

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