難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。
DS検定★(リテラシーレベル)のサンプル問題(本番形式・解説付き)
DS検定★(リテラシーレベル)(データサイエンティスト協会・データサイエンティスト検定 リテラシーレベル(スキルチェックリスト ver.6 準拠))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(100問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全400問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。
設問1
病院のAさんは、入院患者の体温の日ごとの推移を折れ線グラフで示す資料を作っている。体温は 36 度から 39 度の間で動くため、Y軸を 0 から始めると変化が見えにくい。Y軸の起点について確認している。判断として適切なものはどれか。
- 折れ線グラフも縦棒グラフと同じく、0を起点にして描く
- 折れ線グラフは0起点でなくてよいので、軸を切ったことは示さなくてよい
- 縦棒グラフは長さで量を表す図にあたらないので、0起点にこだわらなくてよい
- 折れ線グラフは変化の向きと傾きを表す図なので、0起点でなくてもよい(正解)
解説
0起点の原則は、長さで量を表す縦棒グラフに強くかかります。折れ線グラフは変化の向きと傾きを表す図なので0起点でなくてもかまいませんが、軸を切ったことが分かるようにします。したがって「折れ線グラフは0起点でなくてもよい」が正解です。「折れ線グラフも縦棒グラフと同じく0を起点にする」は体温を0℃から描くと変動が読めなくなる点と食い違います。「軸を切ったことは示さなくてよい」は軸を切ったことを隠す点が不適切です。「縦棒グラフは長さで量を表す図にあたらない」は縦棒グラフの性質を取り違えています。
設問2
顧客ごとの集計結果
customer_id | 件数 | 金額合計 1 | 3 | 280000 2 | 2 | 140000 3 | 1 | 90000
Aさんは、優良顧客を抽出するSQLを書いている。次の注文表に対し、顧客ごとに集計した金額合計が200,000以上の顧客だけを残したい。WHERE 句では思った結果にならなかった。用いる句の説明として、最も適切なものはどれか。
- GROUP BY でまとめた後に HAVING で条件を付ける。残るのは customer_id が 1 の1行である(正解)
- GROUP BY でまとめる前に WHERE で条件を付ける。残るのは customer_id が 1 の1行である
- GROUP BY でまとめた後に HAVING で条件を付ける。残るのは customer_id が 1 と 2 の2行である
- GROUP BY でまとめる前に WHERE で条件を付ける。残るのは customer_id が 1 と 2 の2行である
解説
集計した結果に条件を付けるのは HAVING で、グループ化の後に効きます。金額合計が200,000以上を満たすのは280000の customer_id 1 だけなので、残るのは1行です。WHERE はグループ化の前に1行ずつに効く句で、集計関数を条件に書くことはできません。140000 の customer_id 2 は200,000未満なので残らず、2行になるという説明は集計結果と食い違います。
設問3
投資判断の前提
年間の効果額:1,800万円 投資額:1,200万円 (効果・投資はいずれも1年分で期間をそろえてある)
経理部のAさんは、請求書の処理を自動化するツールの導入を検討している。経営会議での投資判断のため、年間の効果額と投資額からROIを求めることになった。次の条件のとき、ROIとして正しいものはどれか。
- ROIは約33%である
- ROIは150%である
- ROIは約67%である
- ROIは50%である(正解)
解説
ROI(%)=(効果額 − 投資額)÷ 投資額 × 100 です。利益は1,800万円 − 1,200万円 = 600万円、ROI = 600 ÷ 1,200 × 100 = 50%となります。「ROIは約33%」は利益600万円を効果額1,800万円で割った値で、分母に投資額ではなく効果額を置いた誤りです。「ROIは150%」は効果額1,800万円を投資額1,200万円で割った値で、投資額を引かずに比を取った誤りです。「ROIは約67%」は投資額1,200万円を効果額1,800万円で割った値であり、式の分子と分母を取り違えています。
設問4
Aさんは、店舗ごとの売上の大きさを図で示し、どの店が大きいかをひと目で読み取れるようにしたい。色の濃さ、円の面積、棒の長さなど、量を表す強調表現にはいくつかの候補がある。強調表現の選び方として適切なものはどれか。
- 量の読み取り精度が高いのは位置や長さなので、棒の長さで表す(正解)
- 量を色相の違いで表すようにすると、凡例を見なくても大小が分かる
- 量は色の濃さだけで表すほうが、長さで表すより正確に読める
- 強調したい店舗を増やすほど、図の主張は伝わりやすくなる
解説
量の読み取り精度は位置や長さが最も高く、色は精度が低い表現です。計量データには位置やサイズの表現が色表現よりも効果的なので、「棒の長さで表す」が正解です。「量を色相の違いで表す」は色相が量には使えず、カテゴリの区別に用いる表現です。「色の濃さだけで表すほうが正確」は色の濃さのほうが正確に読めるとしており、精度の順序が逆です。「強調したい店舗を増やすほど、図の主張は伝わりやすくなる」は強調色を乱用するとどれも目立たなくなるため、強調は1つか2つに絞ります。
設問5
店舗別の来店者数と購入件数
店舗 | 来店者数 | 購入件数 A店 | 12,000人 | 360件 B店 | 800人 | 40件
雑貨チェーンの本部で働くAさんは、A店とB店のどちらの販売の仕方を他の店舗へ広げるべきかを検討している。手元には、ある1か月の来店者数と購入件数をまとめた次の表がある。店舗の規模は大きく異なる。この表から読み取れることとして、最も適切なものはどれか。
- 購入件数はA店がB店のおよそ9倍であり、来店者に対する購入の効率もA店の方が上回る
- 購入率はA店が3.0%、B店が5.0%だが、来店者数の差から2店の比較はできない
- 購入率はA店が3.0%、B店が5.0%で、来店者に対する購入の効率はB店の方が高い(正解)
- 購入率はA店が30.0%、B店が5.0%で、来店者に対する購入の効率はA店の方が高い
解説
購入率は購入件数を来店者数で割って求め、A店は360÷12,000で3.0%、B店は40÷800で5.0%です。件数だけを見るとA店が9倍で優勢に見えますが、母数をそろえた比率ではB店の方が高く、効率はB店が上と読めます。「効率もA店の方が上回る」は母数を無視した誤りです。「比較はできない」も誤りで、比率にそろえれば比較できます。「A店が30.0%」は桁の取り違えで、360÷12,000は3.0%です。
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