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データサイエンティスト協会Level 1

難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。

DS検定★(リテラシーレベル)のサンプル問題(本番形式・解説付き)

DS検定★(リテラシーレベル)(データサイエンティスト協会・データサイエンティスト検定 リテラシーレベル(スキルチェックリスト ver.6 準拠))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(100問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全400問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。

設問1

小売企業の販売企画部で、経営層から「データドリブンな組織に変えたい」と伝えられた。データドリブンな考え方の説明として、最も適切なものはどれか。

  • 社内に蓄積されたデータの量が多いほど、組織として成熟していると評価する考え方である
  • データが示した集計結果を、人が解釈を加えないまま施策として実行に移す考え方である
  • 現場の経験や知見を判断材料から外し、数値だけで方針を決めることを求める考え方である
  • 意思決定の根拠を、勘や経験や声の大きさではなく、データとそこから組み立てた論理に置く考え方である(正解)

解説

データドリブンとは、判断の根拠を勘・経験・声の大きさではなく、データとそこから組み立てた論理に置く考え方で、再現性・検証可能性・合意形成の3点に効きます。「蓄積量が多いほど成熟」はデータドリブンな組織の定義ではなく、データを見て意思決定が実際に変わるかどうかが要点です。「解釈を加えないまま実行」はデータを判断そのものと取り違えた説明で、何を目的にするか・どの指標を重視するかは人が決めます。「経験や知見を判断材料から外す」も誤りで、データは判断の材料であり、現場の知見を捨てることは求められていません。

設問2

マーケティング部から「顧客データがあるので何か分析してほしい」と依頼された分析担当者がとる行動として、最も適切なものはどれか。

  • 手元の顧客データを片端から集計し、図表を数多く用意したうえで依頼元に見せて反応を聞く
  • 最も件数の多いテーブルを選び、そこに含まれる項目の相関を一通り確認する
  • 何を解きたいのか、どういう状態になれば完了かを依頼元と話し、目的とゴールを先に合意する(正解)
  • 過去の類似案件の報告書と同じ集計軸をあてはめ、同じ形式の資料を作成する

解説

目的やゴールの設定がないまま分析しても意味合いは出ません。良し悪しの基準が定まらず、見るべきデータも絞れず、次のアクションにもつながらないためで、目的とゴールを先に合意する行動が正解です。「片端から集計して図表を用意」は、大量の図表は出るが結論が出ない典型で、目的が最後まで定まりません。「件数の多いテーブルの相関を確認」はデータの都合で切り口を決めており、解くべき問いから出発していません。「過去案件と同じ集計軸をあてはめる」も、今回の目的に合う保証がなく、意味合いにつながりません。

設問3

分析担当者が「若い顧客が離れている気がする」という問題意識を持っている。課題や仮説を言語化する意義の説明として、最も適切なものはどれか。

  • 文章の形にして関係者に配っておくことで、分析の結論が想定していた方向へ落ち着きやすくなる
  • 対象や条件を文章にすることで検証できる形になり、関係者との理解のずれも早い段階で見つかる(正解)
  • 言葉にした時点で問題の所在がはっきり定まるため、データによる検証の工程は省略しても差し支えない
  • 専門用語を用いて記述することで、分析の精度そのものを高めることができる

解説

言語化の意義は、検証できる形になること、関係者とのずれを潰せること、後から振り返れることです。「25歳未満の新規契約者は3か月以内の解約率が高い」まで書けば真偽をデータで確かめられます。「結論が想定した方向に落ち着きやすくなる」は仮説に合う結果へ誘導する発想で、確証バイアスや改ざんの側です。「検証の工程を省略できる」は誤りで、仮説は検証によって真偽を判定するために立てます。「専門用語を用いれば精度が高まる」も誤りで、言語化は他人が同じ意味に受け取れる文章にすることを指します。

設問4

店舗ごとの売上データを分析していた担当者が、特定の店舗だけ入力値の傾向が他と大きく異なることに気づいた。一次情報に接する意義の説明として、最も適切なものはどれか。

  • 現場に出向いて確かめると、端末の不具合など、データの上には現れない事情が把握できる(正解)
  • 現場を訪ねた記録を報告書に残しておくことで、集計に用いられた数値の精度そのものが高くなる
  • 当事者から直接聞いた話は、集計済みの資料よりも新しい時点で得られた情報として扱ってよい
  • 要約された資料を用いないとあらかじめ決めておけば、分析の対象とする範囲を限定しないで済む

解説

一次情報は現場・当事者から直接得た加工前の情報で、データに現れない事情、定義と実態のずれ、仮説の質、伝聞による劣化の回避という点で効きます。特定店舗の異常値の理由が「端末が壊れているので代表値を打っている」だった、という類は机上のデータからは分かりません。「記録を残すと数値の精度が向上する」は関係がなく、精度は測定・記録の方法で決まります。「集計済み資料より新しい時点の情報」は一次と二次の区別を時点の新旧に取り違えた説明です。「要約資料を使わないと決める」も誤りで、二次情報は全体像を短時間でつかむのに有効です。

設問5

研究や分析における不正行為のうち、「改ざん」に当たる行為として最も適切なものはどれか。

  • 実施していないアンケートの回答を作り、集計対象の行として書き加える
  • 他社の公開レポートの図表を、出所を示さずに自社の資料へ転載する
  • 同じ成果を、出所を示さないまま複数の場に繰り返し提出して使い回す
  • 得られた測定値のうち、都合の悪いものを理由を示さずに書き換えて報告する(正解)

解説

改ざんは、得られたデータや過程に手を加えて真正でないものにする行為で、測定値の書き換えやグラフの軸の操作が該当します。判別の軸は「無から作ったか、あったものをいじったか、他人のものを自分のものにしたか」です。「実施していないアンケートの回答を作る」は存在しないデータを作り出すねつ造にあたります。「他社の図表を出所を示さず転載する」は他人のものを自分のものとして使う盗用です。「同じ成果を出所を示さず使い回す」は二重投稿・自己盗用と呼ばれる別の不適切行為です。

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