難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。
応用情報技術者のサンプル問題(本番形式・解説付き)
応用情報技術者(経済産業省(IPA)・応用情報技術者試験(AP))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(80問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全400問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。
設問1
10進数の45を2進数に変換した結果として正しいものはどれか。
- 100101
- 110101
- 101110
- 101101(正解)
解説
45 = 32 + 8 + 4 + 1 であり、これを2進数で表すと 101101(左から32・16・8・4・2・1の位)になります。
他の選択肢が誤りである理由
- 「100101」100101は32+4+1=37を表しており、45とは一致しません。
- 「110101」110101は32+16+4+1=53を表しており、45とは一致しません。
- 「101110」101110は32+8+4+2=46を表しており、45とは一致しません。
設問2
プロセスとスレッドの違いに関する説明として、最も適切なものはどれか。
- スレッドは独立した専用のメモリ空間を割り当てられ、同一プロセス内の他のスレッドとはメモリの内容を一切共有しない
- 1つのプロセスは実行の流れを1本しか持てず、同時に複数のスレッドを持つことはできない
- 同一プロセス内の複数のスレッドは、そのプロセスに割り当てられたメモリ空間などの資源を共有しながら並行に実行できる(正解)
- プロセスはCPUに割り当てられる最小単位であり、生成や切替えに要する時間やメモリなどのコストはスレッドより小さい
解説
スレッドは同一プロセス内でメモリ空間などの資源を共有しながら並行実行できる軽量な実行単位です。プロセスは独立したメモリ空間を持ち、その中に1つ以上のスレッドを持つことができます。
他の選択肢が誤りである理由
- 「スレッドは独立した専用のメモリ空間を割り当てられ、同一プロセス内の他のスレッドとはメモリの内容を一切共有しない」独立したメモリ空間を割り当てられるのはプロセスの特徴であり、スレッドは同一プロセス内で資源を共有する点が特徴です。
- 「1つのプロセスは実行の流れを1本しか持てず、同時に複数のスレッドを持つことはできない」1つのプロセスは複数のスレッド(マルチスレッド)を持つことができるため、この記述は誤りです。
- 「プロセスはCPUに割り当てられる最小単位であり、生成や切替えに要する時間やメモリなどのコストはスレッドより小さい」軽重の関係が逆です。CPUに割り当てられる実行単位はスレッドであり、生成や切替えに要する時間やメモリなどのコストも、独立したメモリ空間を持つプロセスよりスレッドの方が小さくなります。
設問3
企業経営における CIO(最高情報責任者)の役割の説明として、最も適切なものはどれか。
- 情報システム部門の要員に対する日次の作業割当てと進捗管理だけを担当し、投資の判断には関与しない
- 経営戦略と情報システム戦略を整合させ、IT投資の意思決定に経営視点で関与する(正解)
- 株主総会において議決権行使の代理人を務め、委任状に示された範囲で議案の賛否を表明する
- 社内ネットワークの物理的な配線工事や通信機器の設置作業を、現場に常駐して直接担当する
解説
CIO(Chief Information Officer)は、経営戦略とIT戦略を結び付け、全社的なIT投資判断に経営者の視点で関与する役割を担います。単なる現場管理者ではなく経営陣の一員として機能します。
他の選択肢が誤りである理由
- 「情報システム部門の要員に対する日次の作業割当てと進捗管理だけを担当し、投資の判断には関与しない」CIOは経営レベルでIT投資判断に関与する役割であり、現場の日次進捗管理のみに留まる立場ではありません。
- 「株主総会において議決権行使の代理人を務め、委任状に示された範囲で議案の賛否を表明する」議決権行使の代理は株主総会事務や法務の領域であり、CIOの職務ではありません。
- 「社内ネットワークの物理的な配線工事や通信機器の設置作業を、現場に常駐して直接担当する」配線工事や機器設置などの現場作業は情報システム部門の実務担当者や外部業者が行うものであり、CIOの役割の説明として適切ではありません。
設問4
プロジェクトの定義として、最も適切なものはどれか。
- 独自の成果物やサービスを創り出すために実施する、有期性のある業務の集まり(正解)
- 明確な終わりが定められておらず、同じ手順で日常的に繰り返し実施される定型的な業務
- 一定期間の収入と支出の見込みを組織全体で調整し、資源の配分を確定させるための会計上の手続き
- 同一の製品を標準化された同じ工程で継続的に生産し続ける、終わりが定められていない工場のライン作業
解説
プロジェクトは、独自の成果物・サービスを創造するために実施される有期的(始まりと終わりがある)な業務である点が、定型的な日常業務(オペレーション)との最大の違いです。
他の選択肢が誤りである理由
- 「明確な終わりが定められておらず、同じ手順で日常的に繰り返し実施される定型的な業務」終わりが定められず同じ手順で繰り返される業務は定型業務(オペレーション)の特徴であり、有期性を持つプロジェクトとは区別されます。
- 「一定期間の収入と支出の見込みを組織全体で調整し、資源の配分を確定させるための会計上の手続き」一定期間の収支見込みを調整して資源配分を確定させるのは予算編成の手続きであり、独自の成果物やサービスを生み出すために実施する有期的な業務の集まりを指すプロジェクトとは異なります。
- 「同一の製品を標準化された同じ工程で継続的に生産し続ける、終わりが定められていない工場のライン作業」標準化された工程で同一製品を継続生産するライン作業は終わりの定めがない定型業務であり、独自性と有期性を特徴とするプロジェクトには該当しません。
設問5
8ビットの符号付き2進数を2の補数表現で表すとき、11111111が表す10進数の値はどれか。
- 255
- -128
- -1(正解)
- 0
解説
2の補数表現ではビットがすべて1のパターンは常に-1を表します。全ビット1を反転して1を加えると00000001(1)になるため、元の値は-1です。
他の選択肢が誤りである理由
- 「255」255は同じビットパターンを符号なし2進数として解釈した場合の値であり、符号付き2の補数表現での値ではありません。
- 「-128」-128は8ビット2の補数表現で表現できる最小値であり、そのビットパターンは10000000です。11111111とは異なります。
- 「0」0を表すビットパターンは00000000であり、11111111とは異なります。
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