Amazon Web ServicesLevel 1

難易度は Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関) の5段階です。

AWS AIB-C01のサンプル問題(本番形式・解説付き)

AWS AIB-C01(Amazon Web Services・AWS Certified AI Business Strategist(AIB-C01・ベータ版試験ガイド準拠))の出題形式を、実際の問題で確かめられます。ここに掲載する5問は、無料の会員登録で解ける模試 第1回(85問)の冒頭から抜粋したオリジナル問題です。当サイトは全435問を本番CBT準拠の形式で収録しており、この5問はそのごく一部にあたります。

設問1

ある通信販売会社は、同業がAIを使った新しい提供の仕方を始め、顧客の一部が流れていることに気づいた。対抗の策を決めるため、同業の提供の仕方が顧客にとってどれほどの価値を持つのかを正しくつかみたい。噂や印象ではなく、確かな判断の材料を集める必要がある。判断の材料の集め方として最も適切なものはどれか。

  • 同業の提供の仕方を実際に使い、顧客が受け取る価値を確かめる(正解)
  • 同業の提供の仕方を報じた記事の本数を数え、話題の量を測る
  • 同業の提供の仕方の名称を集め、社内の資料に一覧として残す
  • 同業の提供の仕方に対する社内の役員の印象を聞き取ってまとめる

解説

実際に使って顧客が受け取る価値を確かめれば、どこが効いているのかが分かり、自社の対抗の手を具体的に組めます。名称を集めて一覧に残す作業は情報の整理にとどまり、中身の理解には届きません。記事の本数は話題の量を示すだけで、価値の中身は分かりません。役員の印象を聞き取る方法は社内の意見の集約であって、顧客の受け取り方は映しません。

設問2

ある医薬品卸の社内向けの問い合わせ窓口では、生成AIが回答している。利用者から、回答が正しいかどうかを自分で確かめられないので信用できないという声が上がった。何を根拠にした回答なのかを利用者に示し、確かめられる状態にしたい。方式として最も適切なものはどれか。

  • 参照した社内の文書の該当する箇所を、回答と一緒に示す仕組みにする(正解)
  • 回答の末尾に、作成した日時と担当者の名前を添える仕組みにする
  • 回答の文章を長くして、説明の分量を増やしていく仕組みにする
  • 回答の内容を別のモデルにもう一度書き直させる仕組みにする

解説

検索を併用する方式では参照した文書の箇所を回答に添えられるため、利用者が根拠をその場で確かめられます。作成した日時と担当者名は回答の管理の情報であり、内容の根拠を示すものではありません。文章を長くしても、どの文書に基づくのかは明らかになりません。別のモデルに書き直させる処理は表現を変えるだけで、根拠の提示にはなりません。

設問3

ある医療機器メーカーは、AIの案件を承認する社内の手続きを見直している。これまでは、責任あるAIの確認が案件の終盤や事後の監査に回され、問題が見つかっても手遅れになることがあった。その方法として最も適切なものはどれか。

  • 案件が完了した時の報告の様式に、責任あるAIの記載の欄を組み入れる
  • 案件を先へ進める承認の条件に、責任あるAIの確認の項目を組み入れる(正解)
  • 担当者へ向けた研修の内容に、責任あるAIを扱う単元を組み入れる
  • 年に一度の全社の監査の項目に、責任あるAIの確認の観点を新たに組み入れる

解説

案件を先へ進める承認の条件に責任あるAIの確認の項目を組み入れると、条件を満たさない案件が次の段階へ進む前に立ち止まるため、ガバナンスが手続きの中に埋め込まれた形になります。案件が完了した時の報告の様式に記載の欄を設ける方法は、作り終えた後の記録を整えるための工夫であり、進行の途中で軌道を直す働きは持ちません。年に一度の全社の監査の項目へ新たに加える方法も、確認の時期が案件の節目から離れているため、手を打てる時期を過ぎてから問題が見つかりがちになります。研修の内容に単元を加える方法は担当者の理解を広げますが、案件ごとの可否を左右する仕組みとは別の位置づけにとどまります。承認の条件に置くという形だからこそ、確認が済むまで案件が前へ進まないという歯止めが働きます。

設問4

ある製紙メーカーの経営層は、AIの活用に取り組む方針を社内へ示した。半年が経ち、ある部門は費用の削減を、別の部門は新しい売上を目指すなど、部門ごとに目指す成果の捉え方がばらついていることが分かった。全社の準備状況を評価し直したい。評価の進め方として最も適切なものはどれか。

  • 方針の内容を社内報に繰り返し載せ、周知の回数を増やす形を取る
  • 経営層と各部門で目指す成果の認識を揃え、その一致を確かめる(正解)
  • 部門ごとの捉え方の違いは運用の中で収まると整理し、着手を進める
  • 導入を担う部署を決め、他部門への説明の窓口を一本に絞る形にする

解説

経営層と各部門で目指す成果の認識を揃え、その一致を確かめる進め方は、AI導入の準備を見るうえでの経営の足並みの確認にあたります。部門ごとの捉え方の違いが運用の中で収まると整理して着手を進める進め方は、目的の食い違いを抱えたまま投資を始めることになります。方針の内容を社内報に繰り返し載せて周知の回数を増やす形は、情報を届ける量が増えるにとどまり、認識が揃ったかどうかを測ることにはつながりません。導入を担う部署を決めて説明の窓口を一本に絞る形も、連絡の整理であって、目指す成果の一致を確かめる話とは別になります。準備状況の評価では、経営層と現場が同じ成果を見ているかどうかが最初の土台になります。ここが揃わないまま進むと、後の工程で判断が割れやすくなります。

設問5

ある設備工事の会社は、AIによる事業の転換についての説明を経営会議の資料に並べた。社外取締役から、一つの説明は事業の判断として危うい考え方だと指摘を受けた。説明として、当てはまらないものはどれか。

  • 転換の案は、既存の工程の効率の改善とは切り分けたうえで評価する
  • 転換の案は、顧客が受け取る価値がどのように変わるのかで説明する
  • 転換の案は、技術の目新しさが十分であれば収益の裏付けは要らない(正解)
  • 転換の案は、既存の商売との食い合いの影響も含めて見積もっておく

解説

技術が目新しくても対価が支払われなければ事業にならないため、収益の裏付けが要らないという説明は当てはまりません。転換の案を既存の工程の改善と分けて評価する点は、効き目の性質が違うことを踏まえた扱いです。顧客が受け取る価値の変化で説明する点も、転換の中身を捉える見方になります。既存の商売との食い合いを見積もっておく点は、全体の収益を見誤らないための備えです。

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