資格道場
記事法人

経済産業省(IPA)・Level 1

試験情報

サムネイルの Level は資格自体の難易度です(Level 1(やさしめ)〜Level 5(難関))。

IT資格のテストセンター受験、当日の流れと持ち物チェックリスト

ITパスポート試験をはじめ、情報セキュリティマネジメント試験や基本情報技術者試験の科目Aなど、IPA(情報処理推進機構)が実施する一部の試験はCBT(Computer Based Testing)方式で行われます。全国のテストセンターに設置されたパソコンで受験する形式で、紙の試験とは受付の流れや持ち物のルールが異なります。初めてテストセンターで受験する方向けに、当日の流れを時系列で整理しました。

CBT方式のテストセンター受験とは

CBT方式は、決められた日時に紙の試験会場へ行くのではなく、自分で選んだ日時・会場(テストセンター)に出向いて、パソコン上で出題される問題に解答する試験形式です。IT資格以外にも簿記や語学系の一部試験で採用されています。

紙の試験との主な違いは次のとおりです。

  • 受験日・会場を自分の都合に合わせて予約する(空き枠があれば直前予約が可能な場合もあります)
  • 受験票を印刷して持参する必要がない会場が多く、予約確認メールと本人確認書類で受付します
  • 解答はマウスとキーボードで行い、計算が必要な問題では画面上の電卓機能を使います
  • 試験終了後、その場でスコアレポートを受け取れる試験区分があります(合格発表自体は後日IPAの公式サイトで行われます)

会場は資格の運営団体が契約するテストセンター事業者の拠点で、同じ建物内で複数の試験区分(簿記、語学、他のIT資格など)が同時に実施されていることも珍しくありません。

ITパスポートの問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)

当日の流れ(時系列)

1. 会場到着(試験開始の20〜30分前が目安)

テストセンターは商業ビルの一室であることが多く、初めて行く場所だと道に迷いやすいので、予約確認メールに記載された住所・アクセス方法は前日までに確認しておきます。受付は先着順に案内されることが多く、開始直前に到着すると落ち着いて手続きできないため、余裕を持って向かうのが無難です。遅刻した場合の扱い(受験不可・返金不可など)は予約時の規約に明記されているので、事前に目を通しておきましょう。

2. 受付・本人確認

受付では本人確認書類の提示を求められます。運転免許証やマイナンバーカードのような顔写真付きの証明書が1点あれば済む場合と、健康保険証など顔写真のない証明書を組み合わせて2点必要になる場合があります。有効な本人確認書類の種類や組み合わせは試験区分や運営団体によって細かい規定があるため、予約サイトやIPAの公式案内で最新の要件を必ず確認してください。氏名・生年月日が予約情報と一致している必要があるため、婚姻等で氏名が変わった場合は旧姓表記のままになっていないかも事前にチェックしておくと安心です。

3. 注意事項の説明とロッカーへの荷物預け

受付後、試験官から会場内でのルール説明があります。スマートフォン・スマートウォッチ・筆記用具・カバンなどの私物は、原則として全て備え付けのロッカーに預けます。試験中に私物を身につけていることが発覚すると不正行為とみなされる場合があるため、ポケットの中身(ハンカチ・キーホルダーなど)も含めて指示に従って整理しましょう。メモ用の下書き用紙やホワイトボードとペンは会場側で貸与されるのが一般的で、私物の筆記用具の持ち込みは認められません。

4. 座席案内〜試験開始

座席に案内されたら、画面の指示に従って受験規約への同意、氏名など登録情報の確認を行ってから試験が始まります。操作方法(次の問題へ進む、後で見直すためのフラグを立てる、電卓を開くなど)の説明画面が試験開始前に表示されることが多いので、慌てずに一通り目を通しておくと本番で操作に迷いません。試験時間や出題数、合格基準はIPAが公式に定めているとおりで、試験ごとにあらかじめ確認しておく必要があります。

5. 試験終了〜スコアレポートの受け取り

試験終了後は画面の案内に従って退室し、受付にその旨を伝えます。ITパスポート試験など一部の区分では、その場で得点を記載したスコアレポートを受け取れます。ここで表示される得点は参考情報で、公式な合格発表は後日IPAの公式サイトで行われる、という位置づけである点は覚えておきましょう。ロッカーの私物を忘れずに回収してから退出します。

持ち物チェックリスト

項目 必須/任意 備考
本人確認書類 必須 顔写真の有無で必要点数が変わる場合あり。事前に公式要件を確認
予約確認メール(画面またはプリント) 推奨 受付での照会がスムーズになる
筆記用具 不要 会場貸与の下書き用紙・ホワイトボードを使用するため私物は持ち込み不可
スマートフォン・スマートウォッチ 持参は可・持込は不可 ロッカーに預ける。試験中の使用は不正行為とみなされる
電卓 不要 画面上の電卓機能を使用する試験区分が多い
上着・防寒具 任意 会場の空調は選べないため、羽織れるものがあると安心

当日よくあるトラブルと対策

  • 本人確認書類の氏名表記が予約情報と一致しない:結婚・改姓後に免許証の更新が済んでいないケースなどで起こります。予約時点の登録情報と証明書の表記を事前に見比べておきましょう。
  • 会場が入っているビルが分かりにくい:同じビル内に複数の企業・施設が入っていることが多く、フロア案内を見落として時間をロスしがちです。地図アプリの到着予測時間より5〜10分多めに見積もっておくと安心です。
  • 開始前の操作説明を読み飛ばしてしまう:電卓の呼び出し方や見直し用のフラグ機能など、操作に慣れていないと本番で戸惑うことがあります。説明画面は焦らず一通り確認する時間が用意されているので、飛ばさずに読んでおきましょう。

まとめ

CBT方式のテストセンター受験は、紙の試験に比べて日程の自由度が高い一方、本人確認書類の要件やロッカーへの私物預けなど独自のルールがあります。当日慌てないためには、本人確認書類の準備と会場までのアクセス確認を前日までに済ませておくことが一番の対策です。

出題範囲や合格基準の理解を試験直前まで詰めておきたい方は、ITパスポートの問題集で最初の50問を会員登録なしでその場から解けます。出題形式に慣れてきたら、会員登録のうえ本番形式の模試第1回にも取り組んでみてください。

参考

よくある質問

Q. 予約した時間に多少遅れても受験できますか?

会場や試験区分によって対応が異なりますが、大幅な遅刻は受験できず予約料金も返金されない扱いになる場合があります。交通機関の遅延なども自己都合扱いとされることがあるため、遅れそうな場合は早めに予約サイトや会場の問い合わせ先に連絡することをおすすめします。

Q. 眼鏡やコンタクトレンズのケースなど、小物も全てロッカーに預ける必要がありますか?

はい、原則として身につけているもの・ポケットの中身も含めて、試験と直接関係のない私物はロッカーに預けます。眼鏡そのものは着用したまま入室できるのが一般的ですが、ケースなどの付属品は預け入れの対象になることが多いです。会場ごとに細かい運用が異なるため、受付での説明に従ってください。

Q. 体調不良で当日キャンセルした場合、再予約はできますか?

予約サイトの規定に沿って、期限内であれば日程変更やキャンセルの手続きが可能な場合があります。ただし変更・キャンセルにはそれぞれ締切時刻が設けられていることが多く、締切を過ぎると受験料が戻らないこともあるため、体調に不安がある場合はできるだけ早めに手続きすることをおすすめします。

Q. スコアレポートに記載された点数が合格ラインを超えていれば合格確定ですか?

その場で受け取れるスコアレポートは参考情報であり、公式な合否は後日IPAの公式サイトで発表される合格発表をもって確定します。レポートの点数と正式な合格発表の結果が食い違うことは通常想定されていませんが、最終的な合否判定は必ず公式発表で確認してください。

Q. 会場に時計がない場合、残り時間はどうやって確認しますか?

CBTの試験画面には残り時間が常時表示される仕組みになっているのが一般的です。私物の腕時計は持ち込めないため、画面表示のタイマーで時間配分を管理する前提で臨みましょう。