AI-901とは:Microsoft Foundryで生成AIを「実装する」入門資格
AI-901(Microsoft Azure AI Fundamentals) は、入門資格 Azure AI Fundamentals を刷新した新しい試験です。前身の AI-900 は2026年6月30日に廃止されました。これ以降に申し込む人は、AI-901を受けます。認定の名称(Azure AI Fundamentals)は変わりません。
AI-901が証明するのは、「Microsoft Foundry を土台に、生成AI・エージェント・音声・ビジョン・情報抽出を"実装"できる入門レベルの力」 です。AI-900は「Azure AIサービスを"説明できる"」ことが中心でした。AI-901は手を動かす実装まで踏み込みます。新旧の違いはAI-900とAI-901の違いの徹底比較にまとめました。AZ-900と番号を取り違えやすい点は、「AZ-901」を探している方へ:AZ-900とAI-901の見分け方で説明しています。
AI-901の問題演習はこちら →(まず50問は、会員登録もログインもなしで解けます)
試験の基本情報(合格点・レベル・言語)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験名 | Microsoft Azure AI Fundamentals |
| 認定資格 | Azure AI Fundamentals |
| レベル | 入門(Fundamentals) |
| 合格点 | 700(1000点満点中) |
| 対応言語 | 日本語で受験できます(英語・日本語を含む13言語 ※2026年8月確認。提供当初は英語のみでした) |
| 想定スキル | Pythonのコーディング構文・プログラミングの知識、Azureリソースの基礎 |
入門資格でありながら、対象者プロフィールに「Pythonの知識」が入りました。ここがAI-901の大きな特徴です。
試験範囲:2ドメインと配点
Microsoft Learn公式は、AI-901の出題領域と配点を次のように示しています(2026年4月15日時点のスキル)。
| ドメイン | 配点 |
|---|---|
| ① AIの概念と機能を特定する | 40〜45% |
| ② Microsoft Foundry を使ってAIソリューションを実装する | 55〜60% |
配点の過半(55〜60%)は「Foundryでの実装」です。AI-901は「説明できる」だけでなく「Foundryで動かせる」かを問います。
① AIの概念と機能を特定する(40〜45%)
- 責任あるAIの原則:公平性、信頼性と安全性、プライバシーとセキュリティ、包摂性、透明性、説明責任
- AIモデルの構成要素:生成AIモデルの仕組み、能力に応じたモデル選定、デプロイ方式とパラメータ
- AIワークロードの識別:生成AI・エージェント、テキスト分析、音声、コンピュータービジョン、情報抽出の各シナリオ
- 基本の処理:キーワード抽出・エンティティ検出・感情分析・要約など
② Microsoft Foundry を使って実装する(55〜60%)
- 生成AIアプリ・エージェント:効果的なシステム/ユーザープロンプトの作成、Foundryポータルでのモデルデプロイと対話
- 同じく生成AIアプリ・エージェント:Foundry SDKでの軽量チャットクライアント作成、シングルエージェントの構築・テスト
- テキストと音声:テキスト分析を含む軽量アプリ、マルチモーダルモデルでの音声応答、Azure Speech(Foundry Tools)
- コンピュータービジョンと画像生成:マルチモーダルモデルでの視覚入力の解釈、生成モデルでの画像出力、ビジョン機能を含む軽量アプリ
- 情報抽出:Azure Content Understanding(Foundry Tools) で文書・画像・音声・動画から情報抽出
対象者・前提スキル
公式のオーディエンスプロファイルは、AI-901の対象者を 「AIソリューション開発のキャリアの入り口にいる人」 と定めています。前提に挙がっているのは次の3つです。
- AzureのAIソリューションへの概念的な理解と、基礎的な技術スキル
- Pythonのコーディング構文とプログラミング技術の知識
- Azureリソースへの慣れ
つまり「入門だが、コードを読み書きする前提」です。ここがAI-900との一番の違いになります。
日本語で受験できます:英語先行から拡大済み
Microsoftは 「英語版を先に更新し、ローカライズ版はおおむね8週間後に更新する」 という運用ルールを公開しています。AI-901も英語版が先行しました。ただし2026年8月の確認時点で、公式ページの受験言語欄は日本語を含む13言語に拡大しています。
- 日本語版は英語試験の翻訳です
- 英語版の試験内容が更新されると、ローカライズ版への反映は約8週間後が目安になります。改訂の直後は、最新情報が英語版にしかありません
- 最新の対応言語は、受験予約時の「Schedule Exam」欄で必ず確認してください
よくある質問
Q. AI-901とAI-900は認定名が違う?
同じです。どちらも認定名は「Azure AI Fundamentals」です。AI-901はAI-900を刷新した試験で、認定名までは変わりません。
Q. AI-901で一番配点が大きい領域は?
「Microsoft Foundryを使ってAIソリューションを実装する」で55〜60%です。「AIの概念と機能を特定する」は40〜45%です。ドメインはこの2つしかありません。
Q. AI-901は入門資格なのにコードが必要?
必要です。公式のオーディエンスプロファイルは「Pythonのコーディング構文とプログラミング技術の知識」を前提に挙げています。入門資格でも、コードを読み書きできることが条件になります。
Q. AI-901は日本語で受けられる?
受けられます(2026年8月確認)。提供当初は英語のみでした。公式ページの受験言語欄には、いま日本語を含む13言語が並んでいます。受験前に必ず公式ページで最新の対応言語をご確認ください。
AI-901の変更点を4行で
- AI-901は、AI-900を刷新した 入門(Fundamentals)の現行試験。AI-900は2026年6月30日で廃止
- 配点は AIの概念40〜45%/Foundryでの実装55〜60%。過半が実装
- 合格点700、Python前提、日本語で受験可(2026年8月確認・提供当初は英語のみ)
- 「説明できる」入門から、「Foundryで実装できる」入門へ
AI-901の出題範囲に沿って、概念と実装を問題形式で固めたい方は、資格道場のAI-901問題集もあわせてご活用ください。AI-900の廃止までの経緯や取得済み認定の扱いは、AI-900の廃止はいつ?:AI-901への移行も参考にしてください。
あわせて狙いたいAzure入門資格
AI-901の全体像をつかんだら、同じ入門レベルの兄弟資格もあわせてどうぞ。Azureの土台を効率よく固められます。
- AZ-900(Azure Fundamentals):クラウドとAzureの全体像。Azure入門の王道
- DP-900(Azure Data Fundamentals):データ/データベースの基礎
- 中級(AIエンジニア)へ進むなら AI-102→AI-103への移行 も
資格道場では、いずれも全問オリジナル・公式範囲準拠の問題集を用意しています(各資格、1回分は無料でお試しいただけます)。
参考(Microsoft公式・一次情報)
- AI-901 公式スタディガイド (2ドメイン配点・対象者プロフィール・合格点700)
- Exam AI-901: Microsoft Azure AI Fundamentals (試験ページ)
- Exam AI-900(前身) (廃止日 2026-06-30)
※ この記事は2026年6月16日時点のMicrosoft公式情報をもとに作成しました。2026年8月に対応言語などを更新しています。試験仕様・日程は改定されることがあります。お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。