結論:AI-102の廃止は2026年6月30日。判断軸はシンプル
Microsoft公式によると、AI-102 試験と Azure AI Engineer Associate 認定は2026年6月30日(米国中部時間23:59)で廃止されます。これ以降は受験も、この認定の新規取得・更新もできません。後継は AI-103(Azure AI Apps and Agents Developer Associate) です。
判断軸はシンプルです。
- 学習が仕上がっている → 6月30日までにAI-102を受け切る
- これから学ぶ/生成AI・エージェントを伸ばしたい → AI-103へ
AI-102の廃止スケジュールを正確に押さえる
廃止日と時刻(タイムゾーンに注意)
公式スタディガイドの記載は 「This exam will retire on June 30, 2026, at 11:59 PM Central Standard Time」。日本時間に直すと、ざっくり 2026年7月1日の午後(米国中部時間は日本より14〜15時間遅い)にあたります。日本在住で6月30日ギリギリに予約する場合、現地時刻基準で締め切られる点に注意してください。余裕をもって6月中旬までの受験をおすすめします。
「受験」と「再認定」はいつまで?
公式は「廃止日以降、この認定を取得・更新できなくなる」と明記しています。つまり、
- 新規受験:2026年6月30日まで
- 再認定(無料のオンラインアセスメント):同じく廃止日まで
廃止後はAI-102そのものが選べなくなるため、再認定を狙う方も同じ締切で考える必要があります。
すでに取得済みのAI-102(Azure AI Engineer Associate)はどうなる?
ここは安心してよい部分です。すでに取得した認定が、廃止日を境に即座に無効化されるわけではありません。 Microsoftの認定(Associate)は通常、取得から1年で有効期限を迎え、無料の再認定アセスメントで更新する仕組みです。
ただし注意点があります。AI-102自体が廃止されるため、廃止後はAI-102ルートでの再認定はできなくなります。最新性を保ちたい場合は、後継のAI-103でAzure AI Apps and Agents Developer Associateを取り直す流れが自然です。
正確な失効・更新の扱いは、ご自身のMicrosoft Learnプロフィールの認定ページで必ず確認してください(取得時期により有効期限が異なります)。
いまAI-102を受けるべき人/受けないほうがいい人
受けるべき人
- すでにAI-102の学習が完了している(模擬で安定して合格圏)
- Azure AIサービスの実装スキルを、いまの形で証明しておきたい
- 6月30日までに無理なく受験枠を確保できる
学び直しのコストをかけずに取り切れるなら、廃止前の取得は十分に合理的です。
AI-103に切り替えたほうがいい人
- これから学習を始める(締切まで時間が足りないなら、後継に時間を投資するほうが効率的)
- 生成AI・LLM・エージェント開発を強みにしたい
- Pythonでの開発が前提でも問題ない
AI-103は内容が今後の主流(Microsoft Foundry・生成AI・エージェント)に沿っているため、長く効く投資になります。
AI-103への移行ステップ
ステップ1:試験範囲の差分を把握する
AI-103の5ドメインと配点(2026年4月16日時点・公式)。
| ドメイン | 配点 |
|---|---|
| 生成AI・エージェント実装 | 30〜35% |
| 計画・管理 | 25〜30% |
| コンピュータービジョン | 10〜15% |
| テキスト分析 | 10〜15% |
| 情報抽出 | 10〜15% |
AI-102で別建てだった「生成AI」「エージェント」が統合され、最大ドメインに昇格しています。まずはここが学習の主戦場だと押さえてください。新旧の違いの全体像は、AI-102とAI-103の違いの徹底比較で詳しく解説しています。
ステップ2:Pythonと生成AI・エージェントの実装に寄せて学習する
AI-103の想定言語は Python。Microsoft Foundry上でのLLMデプロイ、RAG実装、関数呼び出し、マルチエージェントのオーケストレーション、責任あるAI(セーフティフィルター・評価)といった手を動かす領域が中心です。概念暗記だけでは届きにくい構成なので、実装を伴う学習を計画しましょう。
ステップ3:ベータのうちに受けるか、GA(正式版)を待つか決める
AI-103は2026年6月時点でベータ提供です。
- ベータで受けるメリット:早く挑戦できる/(時期によっては)受験料割引が用意されることがある
- ベータの注意点:結果がその場で出ない(品質データ収集のため、採点は後日)。練習用アセスメントもGA後おおむね8週間以内まで提供されないのが通例
「最新範囲をいち早く取りたい」ならベータ、「安定した教材と即時採点で受けたい」ならGA(正式版)待ち、という整理になります。
受験前のよくある疑問(FAQ)
Q. 6月30日を過ぎたらAI-102の結果はどうなる? A. 廃止日までに受験・合格していれば認定は付与されます。締切後は受験自体ができません。タイムゾーン(米国中部時間)基準なので、日本では余裕をもって。
Q. AI-102とAI-103、両方持つ意味はある? A. 認定としては後継のAI-103が現行になります。すでにAI-102をお持ちなら、再認定の代わりにAI-103へ進むのが自然です。
Q. AI-103は日本語で受けられる? A. 2026年6月時点では英語のみです。日本語化の見込みはAI-103とは ── 試験範囲・配点・日本語化の時期で解説しています。
まとめ:締切から逆算して動く
- AI-102の廃止は 2026年6月30日 23:59(米国中部時間)。日本では余裕をもって6月中旬までに
- 取得済み認定は即失効しないが、廃止後はAI-102での再認定不可
- 学習完了済みならAI-102を受け切る/これからならAI-103へ
- AI-103はベータ提供(即時採点なし)。GA待ちかベータ挑戦かを目的で決める
参考(Microsoft公式・一次情報)
- AI-102 公式スタディガイド(廃止日・受験/再認定の扱い)
- AI-103 認定ページ(ベータ表記・合格点700・120分・英語のみ)
- AI-103 公式スタディガイド(5ドメイン配点・ローカライズの運用ルール)
※ 本記事は2026年6月10日時点のMicrosoft公式情報をもとに作成しています。試験仕様・日程は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。