CompTIA Network+(N10-009)とは?出題範囲・合格ライン・勉強時間の目安
CompTIA Network+(N10-009)の試験概要・出題範囲・勉強時間の目安を、公式情報をもとに整理したページです。
Network+ とはどんな試験か
CompTIA Network+は、特定ベンダーに依存しないネットワーク分野の認定資格です。現行の試験コードはN10-009で、有線・無線デバイスを使ったネットワーク接続の構築、ネットワーク文書化の目的の理解と維持、一般的なネットワークサービスの構成、データセンター・クラウド・仮想化の基礎概念の理解、ネットワークの監視とパフォーマンス・可用性問題のトラブルシューティング、ネットワークセキュリティの強化技術の実装、ネットワークインフラの管理・構成・トラブルシューティングまでを、公式に「証明する知識・スキル」として掲げています。
出題は多肢選択問題に加え、実際のネットワーク構成やコマンドの実行結果を読み取らせる「パフォーマンスベース問題」を含みます。最大90問を90分で解き、100〜900の換算スコアで720点以上が合格ラインです。OSI参照モデルやIPアドレッシングの計算問題なども含まれ、知識だけでなく手を動かして計算・判断する力が求められます。
公式には、ITネットワーク分野での実務経験9〜12か月程度が推奨されていますが、これは前提資格ではなく目安です。CompTIA A+で基礎的なハードウェア・OS知識を固めてから挑戦する受験者が多く、Network+合格後にSecurity+へ進むという流れも、CompTIAの資格体系の中でよく選ばれるルートです。
認定の有効期間は3年です。更新には継続教育ユニット(CEU)を30単位取得する、より上位のCompTIA認定を取得する、といった方法があり、再受験なしで更新できる仕組みが用意されています。現行のN10-009は2024年6月に登場したバージョンで、CompTIA公式ページでは「通常ローンチから3年程度で退役」という一般的な目安が示されています。本ページ確認時点で次期試験の公式な発表は確認できていないため、受験時期が近い方は申し込み前に公式サイトで最新の状況をご確認ください。
試験概要
- 試験名
- CompTIA Network+(試験コード N10-009)
- 運営
- CompTIA
- 出題形式
- 多肢選択問題と、ネットワーク構成やコマンド実行結果を読み取らせるシミュレーション形式のパフォーマンスベース問題の組み合わせ
- 問題数
- 最大90問
- 試験時間
- 90分
- 合格ライン
- 720点(100〜900の換算スコア)
- 試験言語
- 日本語で受験できます(英語・ドイツ語・ポルトガル語・スペイン語にも対応)
- 受験方法
- ピアソンVUE経由(テストセンターまたは自宅等でのオンライン監督=OnVUE)
- 認定の有効期間
- 3年(更新には継続教育ユニット=CEU 30単位の取得、または上位認定の取得などが必要)
受験料は本ページ確認時点でCompTIA公式サイト上の実額を確認できなかったため掲載していません(価格が動的なストア画面で表示される形式で、直接の確認ができませんでした)。受験にはCompTIA公式ストアで購入するバウチャー(受験券)が必要で、価格は米ドル建てが基本です。日本円建ての公式価格は確認できませんでした。お申し込み前に必ずCompTIA公式サイトで最新の受験料をご確認ください。
更新(CE)には年会費もかかると公式ページに記載がありますが、具体的な金額は本ページ確認時点で確認できていません。
※ 上記は2026年7月時点で公式サイトを確認した情報です。受験料・試験仕様は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
出題範囲の概観
- ネットワークの概念(Networking Concepts)23%
- ネットワークの実装(Network Implementation)20%
- ネットワークオペレーション(Network Operations)19%
- ネットワークセキュリティ(Network Security)14%
- ネットワークのトラブルシューティング(Network Troubleshooting)24%
配点は公式試験ガイド(N10-009 Exam Objectives Version 4.0・2023年版、2026年7月確認)によります。「ネットワークのトラブルシューティング」(24%)と「ネットワークの概念」(23%)の2分野で半分近くを占め、「ネットワークオペレーション」(19%)・「ネットワークセキュリティ」(14%)が続きます。5ドメインそれぞれが独立して配点されているため、運用とセキュリティも別分野としてそれぞれ対策しておくと安定します。
勉強時間の目安と進め方
CompTIAは公式には勉強時間の目安を示していません。一般的には、基礎的なIT知識がある方で50〜80時間程度、ネットワークに初めて触れる方は100時間前後を見込む例も多いようです。期間にすると1〜2か月ほどが目安として語られることが多い試験ですが、公式の基準ではないため、あくまで参考程度に扱ってください。
出題は用語の暗記に加え、パフォーマンスベース問題(ネットワーク構成図やコマンド実行結果を読み取るシミュレーション形式)への対応も必要です。とくにIPアドレッシング・サブネッティングの計算は、配点2位の「ネットワークの概念」(23%)の中核を占めるため、手を動かして計算に慣れておくことが得点に直結します。
「ネットワークのトラブルシューティング」(24%)は、ping・traceroute・nslookupといった診断コマンドの使い分けと、切り分けの手順(何から確認し、次に何を疑うか)が問われる分野です。コマンドの実行結果を見て原因を推測する練習をしておくと得点が安定します。
公式にはITネットワーク分野での実務経験9〜12か月程度が推奨されていますが、前提資格ではありません。CompTIA A+の基礎知識があると、ハードウェアや基本的なプロトコルの理解に余裕が生まれます。模試形式の問題演習では、正答率に加えて「間違えた設問がどのドメインに属するか」を記録し、配点の大きい分野から復習すると効率的です。
この問題集の使い方
当サイトの Network+ 問題集は、全360問のオリジナル問題を本番形式の模試4回に分けています。おすすめの使い方は次の流れです。
無料の第1回(90問)を解く
無料の会員登録で、このままブラウザで始められます。本番の出題数に寄せた通し形式なので、いまの実力と出題の肌感が一度につかめます。
解説で弱点をつかむ
1問ごとに正誤と解説を確認できます。間違えた問題は自動で記録されるので、苦手な分野が自然と見えてきます。
合うと感じたら、残りの模試を解放する
第2回以降の3回・270問を買い切りで解放できます。月額の課金はありません。合わないと感じたら、購入しなくて構いません。
全4回・360問を周回する
1周で終わりにせず、すべての回を通して苦手分野をなくしていきます。進捗はブラウザに自動保存されるので、すき間時間に少しずつ進められます。
間違えた問題だけを復習する
復習モードが間違えた問題だけを出題します。正解できた問題は自動で対象から外れるため、試験直前は弱点だけを効率よく潰せます。
まずは無料の第1回(90問)で、問題と解説の質を確かめてください。無理に勧めません。
Network+ の模試を見る(第1回は無料)