資格道場
資格一覧記事
経済産業省(IPA)中級

応用情報技術者試験(AP)とは?出題範囲・合格ライン・勉強時間の目安

応用情報技術者試験(AP)の試験概要・出題範囲・勉強時間の目安を、公式情報をもとに整理したページです。

応用情報技術者 とはどんな試験か

応用情報技術者試験(AP)は、経済産業省が認定する国家試験「情報処理技術者試験」の一区分で、基本情報技術者試験(FE)の次に位置づけられる試験です。FEが「ITを作る・運用する人」の登竜門であるのに対し、APはテクノロジ・マネジメント・ストラテジの3分野をより深く、かつ横断的に問い、加えて記述式の科目Bで課題を読み解いて答える応用力までを試します。

試験は科目A(知識を問う多肢選択式)と科目B(記述式)の2科目で構成され、科目Aは80問・150分、科目Bは11問中5問を解答する形式・150分です。科目Bは「情報セキュリティ」が必須問題(問1)として出題され、残り10問(経営戦略、システムアーキテクチャ、ネットワーク、データベース、組込みシステム開発、プロジェクトマネジメントなど)から4問を任意で選んで解答します。合格には科目A・科目Bともに100点満点中60点以上が必要で、科目Aが基準に届かない場合は科目Bが採点されず不合格となる「多段階選抜方式」が採られています。

2026年度(令和8年度)からは、実施方式が紙の試験からCBT方式(テストセンターのパソコンで受験する方式)へ移行します。呼称も「午前試験」→「科目A試験」、「午後試験」→「科目B試験」に変わりますが、IPAは出題形式・出題数・試験時間・採点方式・合格基準はいずれも変更しないと公式に案内しています。

前提資格はなく、FE未取得でも受験できます。IT系の開発・運用の中核を担うエンジニアはもちろん、将来的にネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストなど「高度情報処理技術者試験」を目指す方の土台づくりとしても位置づけられています。

試験概要

試験名
応用情報技術者試験(AP)
運営
経済産業省・独立行政法人情報処理推進機構(IPA)
出題形式
科目A(多肢選択式)・科目B(記述式)の2科目に合格が必要(2026年度からCBT方式)
問題数・試験時間(科目A)
80問・150分
問題数・試験時間(科目B)
11問中5問を解答・150分(「情報セキュリティ」1問は必須、残り10問から4問を選択)
合格ライン
科目A・科目Bともに100点満点中60点以上(素点方式)。科目Aが基準に満たない場合、科目Bは採点されず不合格となります(多段階選抜方式)
受験料
7,500円(税込)※2026年7月時点
実施方式
2026年度からCBT方式に移行(全国のテストセンターで実施)。前期(2026年11月頃)・後期(2027年2月頃)の年2回実施予定

2026年度(令和8年度)から実施方式が紙の試験からCBT方式に変わり、区分の呼称も「午前」→「科目A」、「午後」→「科目B」に変更されます。IPAの公式発表によれば、出題形式・出題数・試験時間・採点方式・合格基準そのものは変更されません。

当サイトの問題集は、科目A(多肢選択式)に対応する模試です。科目B(記述式)の対策は含まれないため、別途過去問等での対策をおすすめします。

受験料・試験仕様は改定されることがあります。お申し込みの前に必ずIPA公式サイトで最新情報をご確認ください。

※ 上記は2026年7月時点で公式サイトを確認した情報です。受験料・試験仕様は改定されることがあるため、お申し込みの前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

出題範囲の概観

  • テクノロジ系(基礎理論・アルゴリズムとプログラミング・コンピュータ構成要素・システム構成要素・ソフトウェア・データベース・ネットワーク・セキュリティ・システム開発技術など)約62%(80問中50問)
  • マネジメント系(プロジェクトマネジメント・サービスマネジメント・システム監査)約13%(80問中10問)
  • ストラテジ系(システム戦略・経営戦略・技術戦略・ビジネスインダストリ・企業と法務)25%(80問中20問)

出題数の内訳は科目A試験(旧・午前試験)についてのもので、IPA公式シラバスの出題範囲に基づく区分です(2026年7月確認)。長年変更のない構成として複数の独立した試験対策サイトでも一致して報告されていますが、この内訳数値そのものを明記したIPA公式ページのテキストは確認できていません。科目B試験(記述式)は、「情報セキュリティ」が必須、残り10問から4問を任意選択する形式のため、分野別の配点という考え方にはなじみません。

勉強時間の目安と進め方

一般的な目安は200〜500時間、期間にして3〜9か月程度と言われることが多い試験です。基本情報技術者試験(FE)合格者や実務経験者であれば200時間前後で合格する例が多く、情報処理技術者試験がはじめての方は500時間程度を見込む声もあります。公式の基準ではないため、あくまで目安として扱ってください。

科目Aはテクノロジ系が全体の6割超を占めるため、この分野を優先して固めるのが効率的です。ただしマネジメント系・ストラテジ系も合わせて3割強を占め、科目Aで基準点(60点)に届かないと科目Bが採点されないため、苦手分野を作らないことも欠かせません。

科目Bは記述式で、「情報セキュリティ」が必須、残りは得意分野を選ぶ形式です。選択の巧拙が得点に直結するため、過去問で自分がどの分野なら安定して得点できるかを早めに把握しておくと、本番での選択に迷わなくなります。

2026年度からCBT方式での実施に変わりますが、出題形式・出題数・時間・合格基準はIPAの公式発表どおり変更されません。模試形式の問題演習で科目Aの正答率を安定して7〜8割以上に上げておくと、科目Bの採点対象に入るための土台が固まります。

この問題集の使い方

当サイトの 応用情報技術者 問題集は、全400問のオリジナル問題を本番形式の模試5回に分けています。おすすめの使い方は次の流れです。

  1. 無料の第1回(80問)を解く

    無料の会員登録で、このままブラウザで始められます。本番の出題数に寄せた通し形式なので、いまの実力と出題の肌感が一度につかめます。

  2. 解説で弱点をつかむ

    1問ごとに正誤と解説を確認できます。間違えた問題は自動で記録されるので、苦手な分野が自然と見えてきます。

  3. 合うと感じたら、残りの模試を解放する

    第2回以降の4回・320問を買い切りで解放できます。月額の課金はありません。合わないと感じたら、購入しなくて構いません。

  4. 全5回・400問を周回する

    1周で終わりにせず、すべての回を通して苦手分野をなくしていきます。進捗はブラウザに自動保存されるので、すき間時間に少しずつ進められます。

  5. 間違えた問題だけを復習する

    復習モードが間違えた問題だけを出題します。正解できた問題は自動で対象から外れるため、試験直前は弱点だけを効率よく潰せます。

PR

紙のテキストで腰を据えて対策したい方向けに、この試験と相性のよい定番書を挙げておきます。

まずは無料の第1回(80問)で、問題と解説の質を確かめてください。無理に勧めません。

応用情報技術者 の模試を見る(第1回は無料)